中1 数学 正負の数
中学数学のスタートです。
ここでマイナスの世界を理解できないと、ここから先かなり苦労します。
マイナスの世界と言っても、現代人の我々にとっては、特別珍しいものではありません。
日常にある具体例を見ていきましょう。
☆温度
これが最も馴染みがありますね。
ゼロを基準に高ければプラス、低ければマイナスで表します。
0℃というのは、「水が凍る温度」のことです。
ロシアの北極に近い所にオイミャコンという村があります。
世界一寒い村と呼ばれるオイミャコンではー71.2℃を記録しています。
人が定住していない場所では、南極でー89.2℃が記録されています。
マイナス71.2とマイナス89.2を比較した時に、どちらの数字が低いのか。
マイナス89.2の方が小さいです。
マイナス89.2の方が寒いです。
☆スポーツ
スポーツの世界でもマイナスをよく使います。
例えばゴルフ。
ゴルフは18ホールの合計が72打より多いか少ないかでスコアを付けていきます。
当然スコアが低い方が勝ちです。
ただ、足し算を続けて答えが60~80くらいになるの超絶めんどうです。
だから、各ホールごとに、規定打数より多いか少ないかをプラスマイナスで表していきます。
熱海出身のプロゴルファー渡邉彩香さんのヤマハレディースオープン葛城の3日目のスコアを見ていきましょう。
単純足し算方式
4 4 4 2 4 5 3 4 4 4 3 4 3 4 4 5 3 4
全部足すと68
プラスマイナス方式
0 0 -1 -1 -1 +1 0 0 0 0 0 0 -1 0 -1 +1 0 -1
全部足すと-4
72に-4を足して68
プラスマイナス方式の方が圧倒的に楽ですね。
イメージ出来るかどうか、ストーリーを作ることができるかどうかがとても大切です。
お小遣いを1000円もらって、新しい服を1500円で購入したら、-500円です。
アメを10個もらって、3個あげたら、+7個です。
前に3歩進んで、反対向きになって、後ろに2歩進んだら、前に5歩進んでいます。
何か自分にとって考えやすい例を見つけましょう。
スポーツでもゲームでも何でもOKです。
マイナスの世界を具体的にイメージして学習しましょう。
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