中2 数学 多項式
多項式の計算は、学力調査、入試に頻出なので絶対にマスターしましょう。
学力調査や入試に出るということで、定期テストでも1年間出題され続けます。
まずは、用語を抑えましょう。
☆係数
係数とは文字の前についている数字のことです。
2xのxの係数は2です。
2x-yのxの係数は2、yの係数はー1です。
バスケットボールではシュートを打った場所と難易度で得点に係数が付いています。
3ポイント、2ポイント、1ポイントの3つの係数があります。
つまり、得点の合計は、3x+2y+zと表せます。
(3ポイントを決めた回数をx、2ポイントを決めた回数をy、1ポイントを決めた回数をzとする)
チョコレートプラネットが会場のモニターに写ったことで話題のレイカーズ対ティンバーウルブズの試合で八村塁選手は大活躍しました。
3ポイントを4本、2ポイントを7本、1ポイントを4本決めたので合計は
3×4+2×7+1×4
=12+14+4
=30
30点はチーム最多得点でした。
平均得点が30点以上の選手はたった3人しかいないので、30点を取るのは至難の業です。
☆次数
次数は文字の数のことです。
xの次数は1です。
x²の次数は2です。
xyzの次数は3です。
ここまでは単項式の次数の数え方です。
単項式と多項式の違いは、読んで字のごとく、項が1つなのか、複数なのかの違いです。
★単項式
x -2xy 5x²
★多項式
x+y 2xy-3yz 2x²+3x-6
さて、メインの多項式の次数について。
1年生の時に習った1次方程式を思い出しましょう。
x+2=-x+2ー2x
みたいな感じですね。
左辺も右辺も多項式です。
左辺も1次式、右辺も1次式なので、1次方程式です。
3年生で習う2次方程式を見てみましょう。
x²+5x+6=0
こんな感じです。
もちろん解ける必要はありません。
大事なのは左辺が2次式だということです。
つまり、多項式の場合の次数は、1番次数が高い項の次数になります。
x³ー2ab+yー2の次数は3です。
あとは計算が出来るか出来ないか。
足し算と引き算は表裏一体で、正直どっちでもいいです。
カッコさえ外すことが出来れば、足し算って考えても、引き算って考えても本当にどっちでもいいです。
ルールは1つ。
カッコの前がプラスなら符号そのままでカッコを外す。
カッコの前がマイナスなら符号をプラスマイナス入れ替えてカッコを外す。
これだけです。
(xーy)ー(ーx+y)
=xーy+xーy
=2xー2y
同類項のまとめ方は、単に同じ種類を数えているだけです。
xはピカチュウ、yはちいかわだから足したり引いたり出来ません。
x³+x²+xも計算できません。
x³はライチュウ、x²はピチュー、xはピカチュウだからです。
2乗や3乗が違っても違う種類です。
かけ算わり算は計算出来るので勘違いしないように。
最後は分数の足し算引き算。
まぁテストに出るのは引き算です。
(2xーy)/2ー(xー2y)/3
みたいなやつね。
おすすめの計算方法にはポイントが2つあります。
1つ目は、通分する時に1つの分数にすること。
3(2xーy)ー2(xー2y)/6
こんな感じ。
ポイント2つ目は暗算せずに
3(2xーy)ー2(xー2y)/6
この式を書くこと。
暗算して計算ミスるってバカなの??
わざわざ言ってるのは、間違える人が多い問題だからです。
入試までずっと出続ける問題なので、このタイミングで完璧にしましょう。
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