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外ヶ浜町のストーンアートに関するご報告です。

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写真は、2011年10月に青森県の外ヶ浜町蟹田にアーティスト・杉原信幸氏を招聘して作ったストーンアートです。今年(2021年)、7月末に北海道・北東北の縄文遺跡群が世界遺産に決定するかもしれない大事な時期に今、青森県はありまして。イコモスから「遺跡に関係ないものは撤去するように」という勧告を受けているとは聞いていたのですが、

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世界遺産登録を受けて、地元でも縄文の波が高まってくる中、「本物の縄文遺跡と勘違いされることが増え」、資料館ではなくこちらのストーンアートだけ見て帰られる方が増えたのだそうです。(*´Д`) 大平山元Ⅰ遺跡の素晴らしいところは、世界最古の無紋土器が出土した遺跡ということなので、本来の遺跡の持つ重要性から外れる事案が発生し、撤去を余儀なくされ、

石の数7000個以上、直径50メートルという巨大ストーンアートは、2021年に撤去されました。

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ストーンアート完成当時、踊ってくれた舞踏家の雪 雄子さん。縄文が踊れる数少ない舞踏家さんです。

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また、2011年開催のストーンサークル・フェスティバルでは、ミュージシャンのコトリンゴさんが来て演奏してくれました。映画「この世界の片隅に」の音楽を手掛けたコトリンゴさん。はるばる、外ヶ浜町まで来てくださり、ありがとうございました。

この10年間、外ヶ浜町の皆さんには本当にストーンアートを美しく保全して下さいました。今は感謝しかありません。

縄文遺跡群が世界遺産に登録され、約15000年前の最古の土器が出土したこの土地の素晴らしさが世界に伝わるよう、心からお祈り申し上げます。

縄文友の会 副会長 山田スイッチ

撮影 片山康夫

杉原信幸

縄文遺跡のような巨大なアートを造れる美術作家・杉原信幸。作品は人々の原始感覚……太古から私たちが持っていた、世界を全身で感じることのできる感覚に訴えかける。杉原信幸のHPはこちら。

雪 雄子

大駱駝艦の旗揚げから踊り、暗黒舞踏の始祖・土方巽が構成・演出・振り付けをした「鷹ざしき」で女鷹を舞った舞踏家、雪 雄子。ロシア サンクトペテルブルグ バレエホールでは、1700人の観客から4度のアンコールを受ける。縄文を踊れる数少ない舞踏家さんです。HPはこちら。



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