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『SAMURAI』

1.Never Give Up
プリミティブ&ルーツがテーマのLP
イントロから和太鼓とソーレソーレッの掛け声でなんじゃこりゃ


2.「でんでん虫」
「とんぼ」「蝉」「コオロギの唄」「アゲハチョウの子守唄」と並ぶ虫モノ


3.「オホーツクの海」
いつもの男女の掛け合いフォーマット
メロディとアレンジが凝ってる


4.「お釈迦様」
一見宗教色の強い歌かと思いきや、むしろ宗教的なものを茶化した歌詞
カリスマとまつりあげられてしまった自分をも(盲信的なファンも)茶化す長渕の鋭く冷静な客観性とユーモア


5.「猿一匹、唄えば侍」
ここでも自分を一癖ある猿と言い切るシビアな客観性(卑下や謙遜とは違う)


6.「ふたつの責任〜愛してる」
サビのファルセットがこの時代の長渕には珍しい


7.「指切りげんまん」
ザ・ナガブチなフォークロック
2022年に聴くとアリだけど、1998年リリース当時は古臭く時代遅れに聴こえた


8.「俺たちの心にジングルベル」
長渕流メリークリスマス
長渕がメリメリメリメリと歌うとメリケンサックを用いたかわいがりを連想してしまう


9.「どつぼにはまってどっぴんしゃ」
語感重視の歌詞と長渕のギターテクが味わえます


10.「くちづけ」
プリミティブを模索し過ぎて自家中毒に陥った


11.「ふるさと」
LPを総括する曲
自分の原点(プリミティブ)である、故郷鹿児島の生家を訪れてみる
思い出を振り返るうちに、結局はこの地球全体が人間の故郷(ルーツ)なんだと気がつく
長渕が生まれ育った故郷にこだわり、今でも頻繁に帰郷するのは、自分や世間を俯瞰で見るスイッチを入れる為なんだなと聴いてる我々も気がつく

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