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番狂わせ感想戦

皆様、はじめまして。やまえる01というものです。
こちらのnoteは6月25日に行われたバーチャルシンガー百瀬ヒバナさんの3Dモデルお披露目ライブ“番狂わせ”についての感想を綴ったものです。

というか大変おまたせしました。
ライブから2週間近く経ってますので鮮度はガタ落ちですが、代わりにそれなりの密度でお届けするので、回顧録的なものとしてお付き合い頂けますと幸いです。

≫感想戦を始める前に、これを読んでいるあなたにお願いがあります≪

もし万が一ヒバナさんをここで初めて知ったという方、あるいはまだライブを見れてないよという方がいれば、下記のリンクよりライブ本編を覗いてみてください。なんとコチラ《全編無料》です。無料で迫力の生歌と美しいモデル、そして可愛らしい虚が見られます。
感想は #百瀬ヒバナ3D までどうぞ。ヒバナさんがきっと大喜びします。

ヒバナさんを既に知っておるよ、ライブも見たよという“火の子”の方は、下記のリンクよりもう一度ライブ本編を覗いてみてください。なんとコチラ偶然たまたま《全編無料》となっておりますので何度でも見て何度でも感情を迷子にすることが出来ます。コストパフォーマンスの鬼。
感想は #百瀬ヒバナ3D に何度でも投げた後、その旨を配信でON ZONEするとヒバナさんもきっと泣いて喜びます。

もうサムネから良いんですよねこれ。こっち見てるちょっと怖いブラックヒバナさんのお口も良いですよね。
それにしてもヒバナさんに似て美人さんですね。いったいこの人はどちら様なんでしょう……。(すっとぼけ)

加えまして、文中にはそこかしこに話題に関連するリンクを埋め込んでおりますので、そちらも併せてご覧いただくのがおすすめです。

何を話すにもまずは知らない人のため、あるいは振り返り的な意味も込めて百瀬ヒバナとは?というところから辿っていきたいと思いますので、可能な限りでザックリと彼の虚さんの足跡を載せておきます。

なお、こちらはあくまで前置きですので、ヒバナさんをご存知の方、あるいは「それよりも早くレポが見たいわ!さっさとレポを見せてちょうだい!」という方は・開演前の項まで飛ばしていただいて構いません。

それではやっていきましょう。

・百瀬ヒバナって?

百瀬ヒバナさんは2020年3月より活動を開始した個人勢バーチャルシンガーで、自らの声を遠く響かせる為に歌う『彼岸に住まいし“虚”』
力強くのびやかな歌声を生かした歌配信や歌ってみた動画の投稿などの音楽活動をメインに、歌うだけでなく自ら作詞作曲にも参加するエネルギッシュさが魅力で、現在までに不死鳥斜陽果実と3曲のオリジナル曲をリリースしています。

2021年にはれるりり氏の主催する「反芻シ考」サブスク配信プロジェクトのメンバーに選出されたり、更にヒット曲「紅蓮華」の作曲などで知られる草野華余子氏の楽曲提供をかけたオーディションイベントにてグランプリを受賞し、同氏の楽曲提供も決定しています。

また、同年8月には3D化プロジェクトを掲げたクラウドファンディングを開始し、実に9日という速度で達成。最終的にストレッチゴールとして150%を突破し、スタジオでのフルトラッキングライブが決定しました。

2022年に入ってからはより登録者数の増加を意識した精力的な活動を行い、4月には当面の目標であったチャンネル登録者数5000人を達成。

5月にはバーチャルアーティストライブ&DJイベントVの宴2022にて自身初となるリアルライブへの出演をし、そのパワフルな歌声を更に大きく響かせました。
こちらが気になる方は残念ながら配信イベントでないため映像や音源は残っていないのですが、下記ツイートのスレッドに現地組のレポートがあるのでそれを眺めてみるのもいいかもしれません。(私も書きました、是非よろしくお願いします)

気づけばザックリとはなんだったのかという文量になりましたが、つまりは

「百瀬ヒバナってスゴい・・・んですよ」

という事です。
実力に実績が伴っているんですよ、これってスゴくないですか?
これが伝わっていればここまで読み飛ばされていても構いません(あくまで前置きなため)。

ともかく、そうして着実に『遠く声を響かせ』つつある百瀬ヒバナさんの一つの節目であるのが、今回のライブ“番狂わせ”という訳ですね。
本人(本虚?)も火の子も並々ならぬ気持ちを注いだこのライブで、一体何が起こったのか。そんな事をお話するための前置きでございました。


・開演前

開演前のあれこれについてです。

『現実のライブっぽく』開演1時間前から開場していた待機枠に沢山の火の子が待機する中、以前より親交の深いVSinger仲間であるSifar遠坂ユラ潮成実大江ふぶき菜花なな花風りんLime泡沫調九条棗羽天ひより(以上 敬称略)の10人からのお祝いのメッセージ動画が流れます。
2年間活動してきてヒバナさんにもこんなにお友達ができたんだなぁと自分の事のように誇らしいような気持ちでした。私は一体誰目線なんでしょうか?

中には既に活動を引退された方もメッセージを寄せられていて胸が熱くなるような気持ちにもなりました。姿は見えなくともどこかで見守ってくれているのでしょう。(※リスナー目線)
『水魚の交わり』、私の好きな言葉です。

ライブといえば、開演前のアナウンスも大切です。
今回のライブではこのアナウンスを九条棗さんが日本語で、羽天ひよりさんが英語で行いチャット欄を湧かせました。これはヒバナさんの視聴者層には多くの海外火の子がいる為で、当日も多くの海外コメントが流れていました。
言語の壁に対する配慮も行き届いていて、ヒバナさんやご友人達のこのライブを全ての火の子に楽しんで欲しいという気持ちが伝わってくるような一幕なのでこちら必聴です。


・曲感想

ここからは楽曲ごとの感想パートです。
以下は百瀬ヒバナ3Dお披露目ライブ“番狂わせ”セットリストになります。

  1. 斜陽(オリジナル)

  2. 果実(オリジナル)

  3. CH4NGE(カバー)

  4. チキチキバンバン(ダンス)

  5. 阿修羅ちゃん(カバー)

  6. I beg you(カバー)

  7. 螺旋(カバー)

  8. 烈火(オリジナル/新曲)

  9. 不死鳥(オリジナル)

オリ曲4曲(内新曲1曲)に十八番オハコ4曲、ダンス1曲で初見さんにも古参にも優しい「初めまして、わっちが百瀬ヒバナ(3D)じゃよ」といった感じ。

↓以下感想戦


・斜陽
反芻シ考で開幕タコ殴りにしてきた前回のVの宴とは打って変わって、ゆったりとテンション低めに流れる斜陽で始めるのは変化を付けていると感じたのが第一印象で、OPから仄暗い雰囲気を引き継ぐ曲調も相まって大変な没入感があります。
しかもそれが3Dの綺麗なお顔と同時に始まるのだからたまったもんじゃない。大変な美人さんが出てきてびっくりですよ。

ライブで最も美しい瞬間は開演時だったという個人の感想
本当に今までで一番綺麗

静かで伸びやかな曲調のおかげか、お披露目一発目でヒバナさんの歌唱力は勿論の事、動きにもしっかり目を向けられ、聴きやすく見やすい理想的な選曲だったと感じます。大変良いです。


・果実
斜陽→果実で繋げるのお気に入りなんでしょうか?私も好きです。
歌詞から過去に置き去りにされたかのような孤独を感じる「斜陽」と、擦り切れた大人の哀れを感じる「果実」、私はこの二曲の並びを「夢見ることを許さない非情な現実コンボ」と勝手に呼んでいます。今名付けました。
この濃密な湿度と質量で重く殴られるのがたまらなく好きな私です。

OP→斜陽と続きテンションを開放する虚

開演から続くゆったりとした仄暗い雰囲気を吹き飛ばす、『やけっぱち』すら感じる暴力的なまでのピアノが主張する激しい曲調が耳に楽しい曲で、それだけに生歌の迫力も斜陽を上回る音圧で目が覚めるようでした。斜陽が“歌唱力”ならこちらは“パワフルさ”を叩きつけていく、といった感触です。


・CH4NGE
実はこの曲、私が一番好きな歌みただったりするので3Dライブでの生歌は非常に自分得でございました、本当にありがとうございます。

この曲不思議なのが、基本的には「カッコイイ」系な筈なのに随所に「カワイイ」が滲むんですよね。ヒバナさんはよりカッコイイ方の歌い方をされてると感じるのにそれでも「あっ今のカワイイ」ってなったり、“後ろだけ見とけ”で「前も見せてー!」とかなったり、思わずオタクまる出しになってしまいます。
振り付けもスラッと伸びた手足を存分に活かしたアクティブさで最高です。

普段はあまり見られないキメ顔ヒバナさん。見ようによってはドヤ顔にも見え可愛らしい。

とにかくずっと生で聴きたかった曲に、更に振りまで付けてもらってなんとお礼を言ったら良いものか。
バックで流れる動画の2Pカラーとヒバナさんのモデルの赤黒カラーが絶妙なコントラストを演出するというか、目に華やか聴いてブチアゲと一粒で二度美味しい曲ですね。

ちなみに余談ですが、動画版はMVも含めて「超いい」のでぜひぜひ聴いて、見てみて欲しい。私が一番好きな理由もきっと伝わるハズです。


・チキチキバンバン
流行りをキャッチすると同時に3Dお披露目で動きを見せるためにダンス入れてくるのはかしこい!えらい!(?)

身体は動かせる方だというのはどっかで聞いたような覚えもある気がしますが、想像の数倍キレキレで思わず「カッコイイ〜!」と声が出まして、脚が長いから映えるのなんのっていう感じでとても良いです。良い。
(なお振り付けはそこそこ間違えてた模様。カワイイ〜!)

振り間違えても決めポーズがキマれば許されると思っている虚。許します。

下ろした髪に長いマフラーなどの揺れ物に、パンツルックの長い脚をこれでもかと見せつける1曲です。これから見る人もまた見る人も目を凝らしましょう。
バックの音源もちゃんと撮り下ろしで抜かりはありません。
耳から目からヒバナ100%。気分もアガってきた頃合で、次の曲がガッツリ効いてくるんです。


・阿修羅ちゃん

あんだすたーーーーーーーーーん!!!!(発作)

あんだすたーーーーーーーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!(末期)

歌枠でもおなじみになった阿修羅ちゃんがここで登場。まずはここが前半の瞬間最大風速です。
前からこの曲でテンションアゲアゲなヒバナさんの動いてるとこ見てぇなぁという生涯の夢のひとつが無事叶いました、ありがとうございます。
曲調や歌唱の激しさとは裏腹にフリがかわいめなのすごく好きで何度も見返した部分です。
かわいいぞわっちさん……。特にサビ前くるっと回る所。(ここすき)

ヒバナさんの魅力の一つである声量ですが、今回は多分ここが百瀬ヒバナの最大火力が味わえる曲です。たぶん。(基本的に絶好調だったため全体的に張りが強く声もでかい。最高ですね。)

ヘッドホンの音量は“そこそこ”大きめにして、しかと受け止めてあげてください。
いいか、“そこそこ”だぞ。

おまけの『ここすき』。サビ前にステージ中央でくるりと一周。小走りがかわいい。


・I beg you
台風が過ぎたところでクールでジットリな時間です。
声も温まってきた中盤×十八番の曲=最強という事でひゃあ〜となりながら聴いていました。表現力の怪物。
某英霊召喚系タイトル劇場版の主題歌であり、その筋のオタクをやってる火の子には超うれしい選曲です。

何かと女の子が黒くなりがちな映画の主題歌だけあって、この歌の歌詞もまぁ暗いといいますか、かんたんに言えば憐れまれる事でしか他人と結ばれない女性の歌です。
実はこの曲を歌詞まで追って聴いたのはこれが初めてなもので、詩を読んだ感想としては「悪いオタクに刺さりそうだなぁ、刺さったんだろうなぁ」といった具合。こういうの好きです。

上記の感想も含めて考えてみると、なんだか今回のライブにはうってつけな曲だったのではないか?と今更ながら考え至ったりもしました。
自身の願いとそれを阻む環境、食い違う現実とのジレンマに苦しむような感じが後述するストーリーパートとシンクロするところがあるような気がしている深読みオタクです。

この次の曲もそうですがヒバナさんは本当に陰鬱(?)な曲を歌うのが上手いんですよね。
心に重くのしかかってくるかのような凄みのある歌声というか、平たく言ってしまえば冒頭で言った通り“表現力の怪物”なんですね。たまりません。


・蝸旋

お 前 ら の せ い だ

はいはい、私らが悪うございました。

……で終わらせるのもあんまりなのでちゃんと書きましょう。

歌詞の内容はこの曲が主題歌になったゲームにこれでもかと合わせた悲痛で陰鬱なモノであり、本来この様なある種の「テンプレネタ」が生まれるタイプの曲では無いはずなんです。

そんな曲でヒバナさんと火の子の関係性から新しいミームを生まれた……。
そう考えるとなんだかちょっとエモい気がして来ませんか。
そんなことないか。気のせいか。そうか。

広いステージ、優れた音響、心強いスタッフを得たフルスペック・百瀬ヒバナのマッスル喉から繰り出される“阿修羅ちゃん”に劣らない声量とパワフルさをもって、悲痛で凄惨で孤独な「恨み」を叩きつける表現力が心にずっしりと刺さる一曲。これが不思議と心地よく、たまらなく楽しい一曲。

音楽は心を動かされてナンボ。そう古事記にも書いてあります。


・烈火
草野華余子氏の提供楽曲が1年と数か月の沈黙を破り堂々のお披露目です。これも3D同様待ち遠しいものでした。
草野氏曰く『名刺になるような曲』、ヒバナさん曰く『スタートライン』との事らしい。私たち火の子はもちろんの事、ヒバナさん本人も待ちに待った曲なだけあり、歌詞がステージ上に浮かび上がるなど演出にも一際力が入っていました。いかにもライブといった感じの演出に見ているこちらも自然とボルテージが上がります。

“全てを賭けた 命の証”

歌詞の内容は正しく“百瀬ヒバナの歴史”そのものを感じさせるものであり、その歌唱にも熱の込もった力強さが感じられます。

この曲に関しては詳細な感想はもう野暮というものでしょう。

その耳で聴いて、その心でヒバナさんの心の“烈火”を感じ取って欲しい。
何度でも聴いて、何度でも燃えてください。

この曲はそういう、歌い手と聞き手の心を結ぶような立ち位置にあるものだと感じました。
付け加えると、単純にせっかくのお披露目曲なのでこんな所で感想読んでる暇があったら実際に聴いて噛み締めて欲しいという気持ちも強いです(?)


・不死鳥

カ リ ソ メ ー ( 3 D )

“カリカリ”しながら待ちかねた瞬間

ホントにもう、皆さんお待ちかねだったんじゃないですか?
この日の為に生きてきた部分、あるんじゃないですか?


…とか、そういう大袈裟なまでの言い方が出来るくらいの曲がこの記念すべきオリジナル第一作目の“不死鳥”である訳です。

この曲に関しては語りたい事が沢山ある気がするんですけど、あまり長くなっても良くないので端的に言うと、この曲が『バーチャルシンガー・百瀬ヒバナの“原点”に最も近い曲』だという事についてです。
この曲のショートMVが公開されたのが2020年9月29日。showroomでの初配信とYouTubeチャンネル開設からおよそ半年経った時であり、Live2Dお披露目まで一ヶ月程となった時でもあります。
L2Dお披露目まで頻繁に“#VTuber準備中”のタグを使われていた事を思うと、他のオリ曲二つと異なりVTuber/VSingerとして本格的に歩み出す前に作られたという意味では『バーチャルシンガー・百瀬ヒバナとしての“原点”』に最も近い曲であると私は思います。そんな曲を新曲お披露目した後の大トリに持ってきた事が本当に嬉しかったと、そんな話です。

↑の事を思うとここの歌詞にも何やら重みを感じます

歌唱についてはとにかく熱、熱、熱。一時間通して歌い続け疲労もあるであろうヒバナさんがそれでも本気で打ち上げた花火といった感じ。花火大会の最後にクソデカいしだれ柳が連発される感じ。ちょっとポエムが過ぎますが本当にそんな感じなので許してください。なんか上手くまとまらないんですけど、聴けばきっと伝わりますので……!
とにかく最高の〆でした。

ちなみになんとこちらフルです。“ぶちぃ”を恐れる事なく安心して聴いていただけます。
何を言っているかわからないという方は普段の配信を覗いてみてください。嫌でもわかるはずです。


・ライブ全体

結論から言って、同時接続者数600人越え、そして“#百瀬ヒバナ3D”“番狂わせ”のトレンド入りは伊達ではありません。
本虚が、友人が、火の子がどれだけ拡散したとしても、結局はパフォーマンスの魅力が無ければこの数字に達する事は出来なかったでしょう。それだけの力を持ったライブだったと、振り返ってみてそう思います。

ヒバナさんの防音室どころかスタジオを貫通する声量を適切に抑えた音響、精確なトラッキング、華やかな映像演出などなど……。
多くの人の様々な力の結実した最高のライブでした。


・プチ考察ごっこ

君は誰?

見出しの通りです。身の丈に合わない考察ごっこです。考察に見せかけたストーリーパート感想戦です。

さて、まずはライブ以前から度々見られたこのライブ“番狂わせ”のティザームービー。流れる度にほんのりと火の子を怖がらせたこの動画から始まり、ライブが開演した直後に流れた動画で、この“番狂わせ”に至るあらすじが語られました。
ちなみにこのティザーに使われてる曲がとても好きです。長尺で聴きたい…。

動画タイトルがもう不穏すぎるんだよなぁ〜!
でもちょくちょく無邪気なヒバナさんの笑顔が眩しく非常に火の子得でもありました。だからこそ動画後半の決断が重く質量を伴って来るというもので、ニュアンスとしてはもうやられる前にやるという“殺意”のようなモノで少しゾッとしますね。

動画で語られたあらすじを見た上で、ライブの中で気になった事と言えば……例えばMCで一人称が『わっち』と「わたし」と変わることなど。

例えば「からだを返して欲しい何某か」が混ざっているからだとか。例えばそれがポロッと口にしていた『怨念渦巻く身体』と関係があるのだとか、例えばそれがその身体の元々の主であるのだとか。

まぁ内容的にも一番しっくり来るのが動画のタイトル通りわっちが“私”になる」、つまりは宣言通り“奪って”やった、平たく言うと乗っ取りという線という事になると思うんですけど、身体に怨念が渦巻く程度には元の「私さん」も残ってるらしいのがろくな事にならない予感がします。私そういうの好き

またくだらなめの妄想としては、例えばただ単に初の単独ライブMCで緊張していたからだ~とか(それはそれでかわいらしい)(身も蓋もない)。

…などと想像の膨らむような、物語の面でも気になる引きでありました。
いつも火の子にPONだのなんだの言われる虚のやる事か?これが……(好き)

ばん‐くるわせ〔‐くるはせ〕【番狂わせ】 
予期しない出来事のために物事が順番どおりに進まなくなること。また、スポーツの試合などで、実力から予想される勝敗とは異なる結果になること。

goo辞書より引用

番狂わせを起こしたのは『わっちさん』か、あるいは「私さん」なのか。
そして番狂わせによって“何”かが狂ったのか。

そんなストーリー的な解釈と共にもう一つ、別の解釈する事も出来るかもしれません。
それまでの自分、環境、評価、流れ。それらを一挙に打ち崩す事で、それまでとはまるで異なる、誰も予想し得ない“新しい百瀬ヒバナ”を作り出すターニングポイントを作る、故の“番狂わせ”。
とかなんとかそれっぽい事を書いてみましたが、私はそんな印象も受けました…という個人の感想です。

今回はプロローグ的なものなのか特にオープニング以降特に触れられる事も無かったのですが、後日の配信でまたちょっぴり触れています。
2時間半超と長めではありますが、お歌も沢山聞けるので“番狂わせ”の視聴後にでもどうぞ。


・3Dモデル感想

“斜陽”と共にお披露目となった全身像。

斜陽の項で触れたように兎にも角にも顔が良すぎて「うわぁーっ!顔が良いーっ!!」と大声が出たのが最初で、画面が引き全身が映った所でスタイルが良すぎて思わず「うわぁーっ!スタイルが良いーっ!!」と大声が出たのが次です。その後も「髪下ろしてるーっ!」だの「マフラー揺れてるーっ!」だのと大声が出続ける訳なので、正直な所リアタイ視聴時は斜陽をよく聴けていませんでした。許してくれ……。
ストーリーのシリアスさも、斜陽の歌声もまとめて吹っ飛んでしまう程の大きな刺激がそこにはあったんです。本当なんです、信じてください。

なんだかんだアレなんですよ、揺れ物が多いと見ていて楽しくなっちゃうのでヒバナさんの彼岸羽衣マフラーの追加は妙案だったと思います。ありがとうございます。あぁいうの大好きです。

“親の顔より見た”姿

『百瀬ヒバナ』といえば、このようにアシンメトリーで露出の少ない、それでいて軽やかな和装という姿でこれまでの二年間活動してきたわけで、私達火の子としてもそれこそまさしく“親の顔より見た”馴染みのある姿でした。

それをリニューアルするのはストーリー性だけでなくヒバナさんの決意の様なモノが垣間見え、単なる「新衣装」とは趣の異なる、彼岸を飛び出し此岸へ更に広く、強く声を響かせる為のひとつの“転換期”なのだろうと私は感じました。
何はともあれ、新たな一歩というのはどんな時でもめでたい事です。

これからヒバナさんがどのように此岸を歩いていくのか、動向が楽しみになりますね。

和装ヒバナさんの3Dも見たかった気持ちを抱えつつ、なんかのきっかけでいつか見れたらなぁとか個人的な欲望があります。


・感想まとめ

今回のお披露目ライブはクラウドファンディング達成から実に7ヵ月の時を経ており、ヒバナさんは『大変に待たせてしまった(意訳)』と言っていました。ところがどっこい、個人的にはそういった感触は無かったのが正直なところです。
言われて初めて自分は待っていたのかと自覚したといいますか、待ち遠しいというプラスな感情こそあれ、ヒバナさんのパフォーマンスにかける熱意を知る一人の火の子として、時間が掛かる事になんの不安や不満も抱いていなかったからです。

そしてそんな期待感はしっかりと最高のカタチで返ってきました。全く私達の推しは最高ですね。

ここ最近初めて百瀬ヒバナを知った人、このライブで初めて百瀬ヒバナを知った人、これから先に百瀬ヒバナを知るであろう人。
それら全ての人に、少しだけ早く百瀬ヒバナを知った火の子としてお伝えしたいのは、この虚は“期待を受け取ってくれる虚であり、それに応えてくれる”虚であるという事です。
そしてそれは火の子相手に限らず、“百瀬ヒバナ”に関わる全ての人との間にこのような繋がりを持っていて、その繋がりの中から生み出されたひとつの集大成が、この3Dお披露目ライブ“番狂わせ”だったのだなと、私はそう感じます。


最後に、こんな長文をここまで読んでくださった忍耐強いあなたに感謝を。
この文をきっかけにしてても、そうでなくてもとにかくライブを見てくれたあなた、見直してくれたあなたに大きな感謝を。
そしてこの長文を、最高のステージを観せてくれた百瀬ヒバナさんとスタッフ諸氏への最大限の感謝の証とさせていただいて締めたいと思います。

あとアレです、最後の最後に一番大事なことがあります。
執筆現在のヒバナさんのチャンネル登録者数がいま目標にしている6666人を目前とした6610人なんですけど、

チ ャ ン ネ ル 登 録 よ ろ し く お 願 い し ま す
 し た ? 登 録 し ま し た ? し ま し た か ?

6666人なんていわず6666億人登録してください。
地球で足りなければ他所の星にも宣伝しといてください。
それでもって、配信やってる時にお時間があればヒバナさんに会いに行きましょう。初見さん、お久しぶりさん大歓迎との事なのできっと喜びます。
\ヨクキタノォ!ウレシキコトー!/


さて、書きたいことは書き終わったのでこの辺で終いにいたしましょう。

改めまして、ここまで読んでいただきありがとうございました。
今度はヒバナさんの配信でお会いしましょう。

おさらばえ~


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