【参考記事】2020松本山雅戦力分析6~OMF編~

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続いてOMF。

・町田→大分へ
・セルジーニョ→更新
・山本(大)→岡山へ
・中美→更新
・杉本→更新
・ジャエル→FC東京よりレンタル
・新外国人?

長年、ピッチ内外で反町サッカーを体現してきた山本大貴選手が岡山へと移籍。
怪我もあり昨季後半はレンタルとなったが、こちらも転換期を迎えたと言えよう。
また、怪我がちであった町田も大分へ移籍となった。
昨季からの残留はセルジーニョと杉本と中美の3名。
正直、セルジーニョと杉本の残留は大きい。
昨季の山雅攻撃陣でこの2人は互角以上に戦えていた。
セルジーニョは前期はOMFとしての出場していたが、
後期は2TOPの一角として3試合出場。
仙台戦では試合を決めるゴールも決めている。
しかし、主戦場としてはOMFとなるだろう。
懸念材料としては怪我が多いこと。
2019シーズンはほぼフル出場でリーグで2桁ゴールを記録した。
怪我さえなければといったところか。
一方、杉本は昨季ほぼフル稼働。夏場スタメンを外れることもあったが、
シーズンを通して高いクオリティを発揮した。
24歳と若いため移籍の噂もあったが、残留となったことは山雅にとって大きい。
また、中美に関してもセルジーニョのバックアッパーとして貢献。
初めてのJ1では苦しい場面も散見されたが、17年の金沢では12Gを記録。
また、守備のプレスもサボらずスクランブル時には貴重な戦力と言えよう。
山雅へ移籍以降の2シーズンゴールから遠ざかったはいるが、
布新体制でのアピールに成功すればスタメンの可能性もあるだろう。

一方、新外国人の噂がある中、レンタルでFC東京より加入したのがジャエルだ。
186cm84kgとCFで起用したい選手だが本コラムではOMFでの起用を予想した。
見た目からは想像できないほどのエンジェルパスが話題となった。
やや引いたポジションから総力を生かして飛び出すプレーが得意でもある。
母国ブラジル以外にも、スウェーデン、韓国、中国でのプレー経験もあり、
17年には名門グレミオで南米王者獲得に貢献。
「クルエウ」というニックネームは「残酷な、無情な」という意味だが、
気性の荒さもあるプレイヤーだ。
名将レナト・ガウショ監督のもと活躍を見せたジャエルを布新監督がいかに使いこなすかといったところにも注目したい。

最後に、山形より新加入となったアルヴァロ・ロドリゲス。
ルヴァンカップヘの参加が決まり、試合数も増え1月29日のプレスリリース。  チーム始動日より合流しており、阪野らもと山形の選手が多く在籍しているため、連携面は問題ないだろう。
気になるのは起用プラン。                         山形ではOMFでの起用が多かったが、ボランチや左サイドなど幅広く起用。  しかし、昨季は2試合の先発2試合の途中出場と出場機会を失っていた。    山雅のJ2優勝時は最終節で大分相手に豪快なミドルを決めるており、      布新監督のもと復活成長が期待される。

【参考記事】2020松本山雅戦力分析6~FW編~へ続く

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