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やまイケ | 高校生が世界に山形の魅力を発信! -中川梓-

やまイケプロジェクト第4弾として、山形県立米沢興譲館高等学校3年の中川梓さんにインタビューしてきました!
梓さんは、「お国自慢-I♡MY HOME TOWN」というイベントに参加し、オンラインで山形県の魅力を世界に発信しました。この記事ではそんな彼女の活動についてご紹介したいと思います!

ぜひ最後まで読んでください!

【やまイケプロジェクトとは?】
やまがたのイケてる人発見プロジェクト。山形で活動している人を探して、学生にもっと知らせたい!という思いから始まりました。この記事が、「活動をしてみたい!」「人と繋がりたい!」といった、モチベーション・発見の手助けになればと思います。

経歴

【中川 梓(なかがわ あずさ)】

山形県高畠町出身。
2022年9月現在、山形県立米沢興譲館高等学校 3年 国際探究科所属。


🎤中川梓さんにインタビュー!

取材:Aya

―どんな活動をしていたのですか?

日本カナダ商工会議所が共催の「お国自慢-I♡MY HOME TOWN」という都道府県の魅力をその土地にゆかりのある人が紹介するイベントで、山形県の魅力世界に発信しました。このイベントは月一くらいの頻度で、zoomを利用して1時間15分ほど開催されています。
 

ーお国自慢- I L♡VE MY HOMETOWNに参加したきっかけは何ですか?

中学3年生の時に、オーストラリアに短期留学をし、日本文化が国境を超えて多くの人に愛されていることに嬉しくなりました。そして、初めて外から日本を見つめ直したことで、私自身も日本の魅力を再発見することができました。その経験から、日本の魅力を世界に発信するツアーガイドになりたいと思うようになり、私が様々な活動を行う際の一番大きなモチベーションとなっています。

オーストラリアでの短期留学の様子

そして、日本の魅力を世界に発信するツアーガイドになりたいという志のもと、今年(2022年)の春休みにカナダの語学学校の授業をオンラインで受講しました。そこでお世話になった職員の方から、お国自慢- I L♡VE MY HOMETOWN のお誘いをしていただき、6月12日のイベントにプレゼンターとして出演させていただくことが決まりました。


カナダのオンライン留学

ーイベントに向けて、どんな取り組みをしましたか?

イベントに向けて様々な山形の観光名所を訪れたり、紅花染めをしていらっしゃる株式会社新田様を取材をしたりして、自分の五感を使ってその魅力を体験してきました。今までは意識していなかった山形の魅力に気づくことができ、とても有意義な時間になりました。イベント準備には、高校の先輩で非営利団体Belong代表を務めていらっしゃる東京外国語大学4年生の寇語倩さんにも手伝っていただきました。

取材の様子 

ーイベント当日について詳しくお願いします。

緊張と興奮で胸が高鳴りながら、最高の山形ツアーをお届けしようと奮闘しました。途中で山形名物さくらんぼの食レポを挟みました。プレゼン中はオーディエンスの反応を確認できませんでしたが、作成した動画を流している間にチャット欄を確認すると、温かいコメントで溢れていてとても嬉しかったです。最後の質疑応答の時間では、チャットに書かれた質問に回答していきました。その場で答えを考えて英語で回答する必要があるのでとても緊張しましたが、委員会の方にサポートもしていただいたので楽しい質疑応答の時間になったと思います。山形弁も紹介することができたので、良かったです。 

イベントに向けて走り抜けた2ヶ月間は、忙しい毎日で体力的にも精神的にも辛い時もありましたが、やりがいがありましたし、山形の魅力を沢山知ることができました。

イベントの様子はこちらのYouTubeをご覧ください👇

Okuni Jiman - I ❤️ MY HOMETOWN No. 12 Yamagata Presentation - YouTube

ーどんな想いで「お国自慢- I L♡VE MY HOMETOWN」に臨みましたか?

活動中はオーディエンスを意識して、相手が知りたい山形はどんなものだろうと熟考しながら、準備を進めました。このイベントがきっかけで、山形を訪れたい人が増えることと、山形県内に住む人も、地元の意外な魅力に気づくきっかけになることを願いながら活動していいます。

ー活動のやりがいや魅力は何ですか?

温かい感想をいただけた時は、とてもやりがいを感じます。イベント終了後、オーディエンスの方々からは、「素敵な内容だった」「涙が出そうだった」「高校生とは思えない」「山形に行きたくなった」などの感想をいただきました。高校の友人からは「これは山形の人にも見てほしい、地元の人でも知らなかった魅力が詰まっている」「私も英語を頑張りたいと思った」などの感想を貰い、とても嬉しくなりました。また、新たな出会いが紡がれる瞬間も好きです。


ー活動中に大切にしていたことや頑張ったことはありますか?

オーディエンスを知る」という事です。最初の企画の段階でオーディエンスを意識していなくて、頭にあったのは私が大好きな山形を紹介したいということだけでした。しかし、打ち合わせの際に、実行員会の方からオーディエンスの平均年齢は結構高めだから、若者向けすぎるツアーじゃない方がいいと教えていただきました。その時に初めて私がするプレゼンは、観光ツアーのように対象を意識した内容にする必要性に気づきました。それから当初の企画の内容を大幅に変え、オーディエンスを意識するようにしました。魅力を伝える際は、私が伝えたいものだけをプレゼンするのでは意味がない、相手が知りたいこと見たいものを掴んで伝えることが大切なのだと思います。

ー苦労したことはありましたか?

イベントの詳しい情報をいただいたのが、4月の頭だったので、そこから準備期間は2ヶ月ほどしかありませんでした。かなりハードスケジュールで時間との戦いでした。

私は動画編集の経験がほとんどなかったので、動画編集が一番苦労しました。撮影した動画を切り抜き、繋いで、字幕をつけたりナレーションを入れるところまでほとんど一人で行いました。完成した動画を海外の方々だけでなく地元の人々にも見てもらい、山形の魅力の再発見に繋げてほしいと考えていたので、英語で解説している部分には、できる限り日本語字幕もつけました。字幕の作業は妥協しようと思えば妥協できる正直地味な作業です。しかし、字幕のあるなしで多くの情報が生かされるか死ぬかが決まります。余すことなく生の情報をお届けしたかったので、時間の許す限り字幕をつける作業に取り組みました。


ー他に高校時代に力を入れていたことや活動はありますか?

小さい頃から絵を描くことが好きだったので、美術部に所属していました。昨年の秋に開催された第45回山形県高等学校総合文化祭にて油絵で描いた作品を出品し、特選を受賞することができました。そして、第46回全国高等学校総合文化祭東京大会に出場してきました。

私は絵を描く前に、自分と対話を重ねます。今回全国大会に出品した作品では、行きたい場所に行けないもどかしさを抱えて、授業中に現実逃避をしてしまう自分を表しました。ニューヨークは私の憧れの街です。美しい空と建物ひとつひとつを丁寧に、鮮やかな色彩で描き込みました。


ー学生時代にやるべきことは何ですか?

とりあえず挑戦してみることが大切だと思います。

イベントのお誘いをいただいたきっかけであるオンライン留学には、奨学金をいただきながら参加していました。その奨学金を支給してくださったのが文部科学省が民間企業と協働で進めているトビタテ!留学JAPANというプログラムです。このプログラムの倍率は例年とても高く、私は挑戦することを躊躇っていました。もし不採用だった時のショックが大きく、提出する必要がある大量の書類にかけた労力や時間が無駄になると考えたからです。しかし、友人や先生に励まされ、応募することを決めました。なんとか採用され、沢山の出会いに恵まれ貴重な経験をすることができました。

あの時に不合格だったとしても、私が使った労力や時間は決して無駄ではなかったと思います。書類を書く際に、自分だけでなく世界の未来を改めて具体的に考え、試行錯誤しながらアウトプットした時間は、今の私にとってかけがえのないものになりました。失敗することは確かに怖いですが、挑戦しないと何も始まりません。そして、失敗から学ぶことは成功から学ぶことよりもたくさんあると思います。

ー学生に向けてメッセージをお願いします!

失敗を恐れずに、思い立ったらすぐに挑戦してみてください。一歩踏み出すことで、あなたの未来は確実に開きます。成功したら、たくさんの出会いがあなたの人生をより豊かにするはずです。もし、失敗したとしても、あなたはたくさんの学びを得られます。挑戦することに意味があるのです。皆さんも、私と一緒に挑戦してみましょう!

また、留学に興味のある方は、「トビタテ!留学JAPAN」調べてみてください。

【文部科学省】トビタテ!留学JAPAN - その経験が、未来の自信。
https://tobitate.mext.go.jp/

🎤インタビューを終えて

インタビューを通して、梓さんの行動力にとても刺激を受けました。思い立ったらすぐ挑戦することが大事だと改めて思いました。
梓さん、お時間をいただきありがとうございました!今後の活躍を応援しています!


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