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ゼタバイト時代の未来予想図

最近、企業の経営資源は「ヒト・モノ・カネ・情報」とか言われる。
元々は「ヒト・モノ・カネ」でそれに「情報」が追加され他のは2000年以降の話なんじゃないですかね?(興味ある人はぜひ調べてみて欲しいです。)

上記に加えて「知的財産・時間」なんてのも経営資源と言われている。もう「時間」なんて、経営以前に万物共通の資源なんだからもうなんでもありなんでしょうか…笑

そんな話はおいておいて、、、

さあ、ゼタバイトの話をしよう!


<目次>
1、まずは単位の話
2、データ流通量の変化
3、ゼタバイト時代の未来予想図(一部だけ)
4、まとめと結論


「2021年までに、全世界の年間 IP トラフィックは3.3ZB」


※上の数字は2017年シスコさん調べ

◆なぜゼタバイトの話をするのか?
地球上で流通している情報量の変化や現状を調べていたら、
ゼタバイトに出会ってしまった。。。

これからの未来を考える上で、まず自分達を取り巻く環境を知るのはこれから何かをやろうとしている人には必須条件なはず。ということで調べたものをシェアしますね!めちゃ面白かった!

1、まずは単位の話

ゼタバイトって言ってみたものの、自分が一番意味がわかっていないので、まずは単位の話からスタート!

単位 情報量 (バイト換算)
バイト(B) 1
キロバイト(KB)1,000
メガバイト(MB)1,000,000
ギガバイト(GB)1,000,000,000
テラバイト(TB)1,000,000,000,000
ペタバイト(PB)1,000,000,000,000,000
エクサバイト(EB)1,000,000,000,000,000,000
ゼタバイト(ZB)1,000,000,000,000,000,000,000
ヨタバイト(YB)1,000,000,000,000,000,000,000,000

今回注目のゼタバイトは
1ゼタバイト
→1000エクサバイト
→10億テラバイト
→1兆ギガバイト(GB)

やばい!大き過ぎて逆に意味わかんない!笑
と言うことでそれがどれくらいのデータ量なのか、ググってみました。

・これまでに人類が話した言葉のすべてを換算すると5エクサバイト。
・2011年に全世界で生成、複製、保存された情報は1,800エクサバイト。
・地球上のすべての砂浜の砂粒も1,800エクサバイト。
・スマホアプリは数十~数百メガバイト
・スマホで撮った写真は1枚で数百キロバイト~数メガバイト
・ファミコンのマリオブラザーズは24キロバイト

偉い先生のHPにもかいてあった。

400字詰め原稿が0.8キロバイト
シェークスピア全著作が5メガバイト
CDの容量が0.7ギガバイト
最近のノートパソコンのハードディスクが1テラバイト
3D映画アバターに使われた記憶装置が1ペタバイト
巨大IT企業が保管しているデータ量が1000ペタバイト=1エクサバイトEB=100京バイトくらい
地球をすっぽり覆う1ミリ方眼紙のマス目すべてに全角文字を書いたデータ量が1000エクサバイト=1ゼタバイトZB=10垓バイト 

もう最後の例えなんて意味わかんないですね。笑
あと、真偽が全くわからない噂では2013年時点でGoogleのサーバーのROM容量が5ゼタバイトだったとか。。。

2、データ流通量の変化

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※こちらはJETROさんのものをお借りしています。ちょっと古いものなので実際にどうなのかは最新のデータを見るべきなのですが、概ねこんなもんでしょう。

やばい、すごいことになっている!
2010年くらいからの伸びがすごい。
Windows2000の時代から現在に至るまでに約1400倍!

※色々ググってみると、2016年くらいの記事は結果としてそこまで正確じゃなくて、結構下振れしているように見える。ケタを外している訳じゃないのでまあいっかなって。

そして2025年に世界の接続機器は1500億台になるんだって。世界人口は2025年には80億人になるって言われているので、一人あたりが20個くらい接続機器を持っている計算になる。今でも5個以上は普通なので、もっとIoT化が進むんでしょうね。

3、ゼタバイト時代の未来予想図(一部だけ)

未来は情報が溢れているってことだ。そして全部インターネットに繋がっていると考えた方が良いだろう。そんでもって全部分析とか解析されちゃうんだろうな。きっと情報に溺れている人も多いんだろうな。

とまあ簡単にそういう予想はつく訳なんだが。
ここではデータの種類とライフスタイルに注目したい。つまりそれ以外の話はしない。ただでさえ長いので早く終わりにするためにw

・データの種類
これの予想は結構簡単な気がする。
結論から言うと、リアルタイムデータと個人の端末からの発信、つまりスマホからの発信がかなりの部分をしめるでしょう。記事にもあったけど今はまだPCからのデータ流通量が多いみたいなんだけど、近い将来60%くらいがスマホからになるそうです。

リアルタイムデータってのは企業の経済活動にも大いに影響するんでしょうね。POSデータとかはあたり前で、画像解析からの広告とか位置情報からのコンテンツ提供とか。その辺の話は普通の話なんでおいておきます。

データの種類で個人的に注目したいのは個人がSNSとかYoutubeとかで発信する動画なんです。インスタライブとか。まあ別にLiveじゃなくてもいいんだけど。そして、テレビがこれによってダメになるーとかの話をしたい訳じゃない。

時間が24時間しかない!


あれ?最初にこの話したな。。。
そう、増える情報=動画とした時に、それを閲覧する視聴者の資源は時間だ。その時間が完全に24時間という制約がある以上データ量、すなわちコンテンツ(動画)の量が増えても人は全部を見ることは到底できない。

・ライフスタイルの話
情報が溢れ過ぎちゃって「時間がない!」ってみんな思うようになっちゃうんだろうな。あるいは今でいう「都会が騒がしい」みたいな感覚を地球上の多くの場所で感じるようになるんだろうな。そしてスマホのようなデバイスに生活を支配されちゃうんだろうな。今もそんな感じだけどw

ライフスタイルは脳にダイレクトにインターネットが接続される未来や汎用AIがすごいところまで行ってドラえもんが誕生する100年後くらいまでは根本はそんな変わらない気がするのです。
そりゃAIやIoTを中心とした技術の進化、何よりデータを処理するためのハードの進化によってより便利な世の中になる。もちろん人の代わりにロボットが働く部分はもちろん出てくる。けど、それはゼタバイト時代じゃなくてももちろんあった。技術の進化によって人がロボットによって代替されてきたことなんてゼタバイト時代じゃなくても良くあった話だ。

何が言いたいのかっていうと、企業の競争、サービスの提供側の観点ではゼタバイト時代の影響はめちゃめちゃ出ると思っているんだけど(DXの話とか、何も言及しなかったけどw)、人の暮らしにおいては多少便利になるだけで、根底の人の心はそんなに変化しないかなーって。だから近い未来については、あんまりライフスタイルは変わらないと思う。理由は一個で人の時間が24時間と有限だからだ。

ただそれとは別の観点でライフスタイルは変化すると思っている。それは短い目で時間を捉えると1日は24時間ってことになるけど、長い目で時間を捉えると人の寿命は100歳とかになりそうだからだ。

そうなると何が言えるかっていうと、今の寿命の80歳から未来の寿命の100歳、その20年間をどうすんだって話が出てくる。この話はゼタバイト時代とは全然違うのでそっとしておく。

4、まとめと結論


この数年で人類史上のほとんどのデータが生成されたんだってのは紛れもない事実。色んなことがデータに置き変わった。そしてそれによって人の暮らしは変わった。

だけど人の暮らしは変わったのであって、良くなったとは言い切れないと思うのです。逆に混乱を生んでいる部分も少なからずあると思う。不倫とかバレやすくなっただろうしw
ポイントは人の喜怒哀楽にどうゼタバイト時代が絡んでくるのか。

そしてゼタバイト時代は確実に情報に溺れる。
だから自分が望む情報にどうやったら出会えるかってのはもう既にニーズとしてはあると思う。調べられなかったんだけど、数年前のインターネット上にあるページ数が1兆ページとか超えてた訳なんで、もう10兆ページとかあっても全くおかしくない。そんなの人力で探すのは無理だ。

ということで、ゼタバイト時代についてまとめると

・個人が情報発信しまくりな時代に
・リアルタイムデータ増えるぞー
・求める情報にどうやったら早く、正確にたどり着けるか
・企業は色々大変
・個人のライフスタイルはそんなに変わらないと思いたい

っていう超絶普通な結論になった気がするけど、ゼタバイトって言葉を知っただけで良しとしてくださいませ!



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