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麻雀と囲碁から教えてもらったこと①

ひさびさのnote!
今回は採用を離れて、大好きな麻雀と囲碁の話。
間違いなく長くなりそうなので、2回に分けて書くつもりで今回が第1回目。1回目は単純に囲碁と麻雀の話、2回目が経営に繋がる話っていう感じで書きます。

なんで書こうと思ったの?


もうね、囲碁と麻雀に教わることが多すぎて、、、
これは一回整理の意味も込めて頭の外に切り出そうって思ったのがきっかけです。あとはお友達に「こんな視点で物を考えているんだよ」って投げかけたらどんなリアクションが返ってくるのか。それを盤上あるいは卓上で石や牌を通じて確認する、すなわち、ゆるやかな麻雀と囲碁のお誘いみたいなもんです。笑
先に言っておきます。長いですよw

さて、、、

<目次>
1、僕にとっての麻雀と囲碁
2、思考のジャーニー
3、与えられたテーマ
4、テーマの捉え方
5、まとめ


1、僕にとっての麻雀と囲碁

それは、生き方に他ならない。


◆ルールを知らない人のために 麻雀囲碁の違い
ざっくり大きく分けて3つの違いがあります。
 人数:麻雀4人、囲碁2人
 運要素:麻雀あり(34種類の牌)、囲碁なし(白黒)
 勝ち負け:麻雀点数の差(最低8局)、囲碁目の数

細かく説明するとながーくなるのですが、
囲碁は白と黒の石を19×19(合計361目)の盤上に交互に置く。
麻雀は34種類(合計134牌)の牌のうち14牌で手役を作り、あがる。

超絶はしょりましたが、つまり全然違うゲームです。笑
例えるならば同じスポーツでも剣道とカーリングくらい違います。
詳しくはぐぐってくださいw

◆きっかけ
勝負事が大好きな僕にとって、”勝ち負け”がはっきりしている麻雀や囲碁は大好きなゲームに他ならない!っていうのが始めたきっかけです。麻雀は中学生くらいの時に父親がお手製で雀卓を作ってくれたことに始まり、囲碁は大学の時に友達とゲームボーイの「ヒカルの碁」のゲームで覚えたのがきっかけ。

◆麻雀について
麻雀は大学生の時には結構やった。社会人になってリクルートの先輩方と何回かやった。そしてしばらくやらない期間が続き、10年以上経った近年、めっちゃやってる。笑

うまいのか?と言われるとよくわからない。自分ではまあまあなんじゃね?とか思ったりするのだが、その奢りが次回の負けに繋がることをよく知っているので、わからないと答えるのがきっと正解だろう。知りたければ誘ってください。笑

実際、特定の人とやっていることがほとんどなので、本当によくわからないのです。だけどプロの方々とやるとヘタだなーってつくづく思う。めっちゃ凹む。だから間違いなくめっちゃうまいとは言える訳もない。


◆囲碁について
こちらは逆に自信を持って言える。ヘタだ!笑
最初はヒカルの碁を見て興味を持ち、佐為すげーとか、アキラくんかわいーとか神の一手!!とかに始まり、大学の時に友達と夜な夜なやってたのが最初です。

そこからしばらく空いて、10年前くらいに初代リクルートエイブリック社長の岡崎さんといずみ囲碁会館@東京駅で指導していただき、その後にグロービスの囲碁部に潜入ししばらく遊んで頂いた程度です。

今の棋力は小慣れた初心者って感じです。コンサルで言うところのday2くらいな感じ。ちなみに弊社の会議室には碁盤常設でした。やりたい人いたら面談のふりして囲碁しましょう!笑

◆何を思ったのか?
特に囲碁で思うこと。それは上手い人に絶対に勝てないということ。そう、絶対。どれくらい勝てないかというと控えめに言っても100回やって100回負けるイメージ。1万回やってもたぶん1度も勝てない…

「なんで白黒交互に置いているのに100%負けるの?」

これが一番最初の問いです。
まあヘタだからなんですけどね。笑


2、思考のジャーニー


ここからが思考のジャーニーの始まりです。

<思考のジャーニー>
1、勝てない
2、ヘタだから
3、何がヘタ
4、理由がたくさん
5、どうやったら解決できる
6、思考停止 → 1に戻る
7、たまに思考の壁を突破できる
8、1つ問題が解決 → やっぱり1に戻る


これを延々繰り返す訳です。
今もそうですが、最初は理由がわからない。進化すると逆に理由がありすぎる。ゴルフのフォームで気をつけること以上に問題が多発。結果、どれに手をつけて行けばいいかわからない。っていう風になります。

はぁ〜。

そんなことを思っていました。やっぱ無理。
常人並みが僕の上限だって。

◆そんな中、神が降臨した!

やまぎー(私)の麻雀にはビジョンはないの?

そんな問い掛けを3年前に麻雀のお師匠さまに頂いた。
仕事でしか聞いたことの無い”Vision(ビジョン)”という言葉。一体、この方は何を言っているんだろう。。。しばらく何を言っているのかがわからなかった。


「ん?そういえば師匠にとって麻雀は仕事だ」



そんなことを考えていたら少しだけわかってきた。つまり大前提として麻雀の捉え方からして間違って痛んだ。ああ。そういうことだったんだ。

そこから、「生き方」に繋がる訳なんですが、それはまたちょっと先の話…


3、与えられたテーマ

どんな思考回路を持ったら人は強くなれるのか?
 (どんな思考回路が強い人の思考回路なのか)


◆イシューからはじめよ
安宅さんの本が「イシューからはじめよ」で、そんなIssue Drivenな考え方が負けず嫌いな僕にはめっちゃ必要だった訳です。
※詳しくは解説しないので興味ある人は読んでください。
(僕の知りうる最高の本の1つです。とても素敵な本です)

・Step1 → イシュー
  「勝つ」ってどういうことか、
  ゴールを正確に理解することがスタートライン

・Step2
  「どうやったら勝てるのか」をシュミレート
  「どうやったら勝て無いのか」をシュミレート

・Step3
  ・妨害や障壁、困難の想像

最近、ありとあらゆるゲームを見ていて思うんですが、「ゲームのルールを理解する」ってかなり奥が深いことなんだなって。囲碁でいうと、相手より自陣が1つでも多ければ勝ちな訳です。麻雀でも100点多ければ勝ち。これがポイントで、100−0でも80−20でも51−49でも全部同じ勝ちだっていうこと。前後の状況で意味は変わってきますが、”勝った状態”って何なのかをどれだけしっかり想像できるかが強い弱いの最初の分かれ目
ゲームのルールが理解できれば、かなり多くのことの判断が一瞬で出来るようになる。最近そう思ってます。

次にその道筋の想像です。その次にあげる妨害や障壁の想像も同時にできるのであればぜひ。この想像力が勝敗を分ける大きなポイントです。つまり「できる人とできない人との差」です。何パターン、何十パターンと想像し、その時に出来うる最高の一手を打つ。

◆ヒカルの碁が教えてくれたこと

「神の一手はひとりでは打てない」


これが相手ありきのゲームで共通して言えることなのです。もう少しだけ言うと、ありとあらゆるゲームは「相手に勝つ」ことが大体の勝利条件で、「何点以上ならみんな勝ちだね」なんて勝負は無い訳です。

つまり、”相手ありき”が勝負でも最高の一手でも重要な訳で、圧倒的に弱い相手と最高の対局なんてものはある訳もなく、それはただの虐殺でありいじめなんだろうなって思う訳です。なので弱い人から強い人を見た時に、”見えない”実力差を感じる相手とは打たない方が懸命かなーって。逆に実力差が”見える(感じる)”場合にはとことん経験させて頂くといいかなって。

何が言いたいのかというと、”相手がどうするか”が勝負の世界では重要で、それは時として”自分がどうするか”以上に注目するポイントになりうるっていうことです。

◆勝負とは”意思”である。
テーマをおさらいすると、

 ①ゲームのルールを理解しよう
 ②ゲームには相手がいる

この次、条件・状況の理解の次にやっと、”自分がどうしたいのか?”というテーマになる。やっとなのだ。弱い人を想像してみて欲しい。弱い人はいつも独りよがりで、自分のことしか見ていないことが多いはずだ。

手なりでもない、ちゃんと自分の意思を持って決める。
3つめのテーマは「自分がどうしたいのか?」だ。


4、テーマの捉え

囲碁と麻雀が与えてくれた考えるテーマ
 →どんな思考回路を持ったら人は強くなれるのか?
  ①ゲームのルールを理解しよう
  ②ゲームには相手がいる
  ③自分がどうするのか

偉い人の言葉で言うと、「着眼大局着手小局」ってことになると思うのです。
・お互い一手ずつしか打てない中で
・次の一手をどうするのか
・最終局面はどんな絵を想像するのか
・相手は何をどう目指しているのか
・得と相手への妨害の両方をとれる手はないのか
・相手の目をどう逸すか
・スピードはどうだ
みたいなことを永遠考え続けながら、たった一手を打つのです。

上に挙げた3つのテーマの僕なりの捉え方ですが、以下のような感じになります。こうやって書くと結構単純。やるのは大変だけど。

①ゲームのルールを理解しよう
→当たり前の部分をしっかり理解する。抜け落ちていると死ぬ。
→どこまで何をすれば勝ちなのか、そのギリギリの境界線の部分まで知る。
→大局と小局がそれぞれ何なのか?を考える

②ゲームには相手がいる
→常に相手も同じようなことを考えていることを知る
→相手が何をしようとしているのか、必死に考える
→相手/自分がやられて嫌なことが何なのか、必死に考える
③自分がどうするのか
→ビジョンを描く
→思考を絶対に諦めない、顔を上げたら負け
→行く時は行く

そして最後に一番大きなテーマ

どんな思考回路を持ったら人は強くなれるのか?


結局のところは上記の①〜③を考えられる人ってことになるんですが、ちょっと違う言い方でこれも3つにまとめてみたいと思います。

どんな思考回路を持ったら人は強くなれるのか?
→絶対に考えることをあきらめない
→「何を考えるのか?」、しっかり考えることの枠組みを理解している
→ビジョンを描く。ゴールイメージを鮮明に

◆4、まとめ

結局、やたら長い文になってしまった…
これ、おそらくなんですが、「ヘタな人の思考法」から考えた方がわかりやすいと思うのです。
・思考をあきらめる人
・早く死にたがる人
・周囲を一切みない人
とかとか。
うまくはなれるとは限らないけど、ヘタを脱出する上では役立つかなって。


ちゃんとまとめます。


強い人の思考法を身につけるためには、永遠に続くと思われる「なぜ自分は弱いのか」を考え続けることに他ならないと思うのです。悲観的になる意味ではなく、自分の位置を正しく理解しないと上には行けない。

自分の位置がわかると、
上と下の位置にいる人との「比較」が出来るようになる。


そうすると、自分の強みと弱みがわかるようになる。改善点と伸ばす(あるいはそのまま)ポイントがわかる。そうすると次のアクションが変えれる。その繰り返し。ぐるぐる回す。永遠とも思われる繰り返し。

よく1%の成長を毎日繰り返したら、1年後にどうなっているか?
みたいな問いがあります。

答えは37.8です。でかっ

今日の自分の囲碁、麻雀を1%前に進めるためにはどうしたらいいのか?
その繰り返しが凡人が強い人に進化するために必要な思考プロセスだと思います。その思考プロセスに必要なルールや環境の理解度(解像度)を目一杯あげて考えることが最初の一歩。現時点の僕はそう考えています。


次回はいつになるかわかんないですが、その思考法と経営に関する話。



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