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関節技の鬼

入浴前にチャンネルを変えると23時15分からの中継が始まるところだった。写真左が角田選手。巴投げと腕ひしぎ逆十字で決勝まで進み、崩れ上四方固めで抑え込んで合わせて1本。金メダルを獲得し2連覇を達成した。52kgから48kgに転向した選手なので上背がある。身体の1回り大きい選手が"小よく大を制す"。自ら後ろに倒れて反動で投げに来るのだから『分かっていても防げない』となったのだろう。何より目を引いたのは逆十字でプロレスや総合格闘技のリングで観てきた以上の殺気があった。

他の2選手は昨年東京五輪のメダリストで記憶に新しい。渡名喜選手は投げを防いだところで両者バランスを崩した。倒れる際に掴まれていた相手の腕が残っていた、極っていたということで反則負け。アクシデントである。髙藤選手は足技を武器に圧勝。4度目の世界選手権優勝で日本男子最多に並んだ。

関節技の鬼は藤原喜明選手の異名。ハイブリッドレスリングはパンクラスのコンセプト。IQレスラーは桜庭和志選手。

総合格闘技のジムでグラップリングを練習している映像が流れたのでツイートしたのだが、調べたら大学から教わるようになったとある。


1本勝ちばかりは理想だが毎回こうなるとは限らない。視て面白い神大会であった。

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