読書ログ~問のデザイン~
◎課題設定の罠(問のデザインP58 )
①自分本位になる
前提の過程が強すぎて、盲目的な状態じゃないか、視点を持つことが必要そう。フカンして「そもそも」を問う
②自己目的化
手段が目的化する。「何のために?」とベクトルをシステミック(包括的)にシステマティック(機能的)にとらえる視点が必要
③ネガティブ他責
課題がネガティブスパイラルの部分的な快活になっている。ポジティブスパイラルを生み出す
④優等生
例
持続可能な社会はどう作ればいいか?
→問が面白くないので、優等生化(一般論化)しそう
改善例
ポイ捨てをする人は、ポイ捨てをすることで何を得ているのか?
入学試験のスマホ持ち込み(カンニング行為)をどう防ぐか
→スマホで情報検索試験を設計するとどんな試験になる?⑤壮大
課題が壮大すぎるとジブンゴト化できずにガラパゴス化する。
例
100年後のプロダクトを創る (編集済み)
◎問題を捉える思考方法
問題の状況に対するマインドセット
素朴思考
天邪鬼思考
道具思考
構造化思考
哲学的思考
素朴思考
実際に起きてる現象に対して好奇心を持ちながら問題に対する理解を深めていこうとする思考。
素朴に感じた素人質問を勇気を持って投げかけていく。5W2Hなども参考になる。
「いい問い」を投げようとしないことが大事。
天邪鬼思考
眼の前の事象を批判的に疑って、ひねくれた視点から物事をとらえる思考法。
語られていない盲点や、裏側を見ようとする思考。素朴思考と逆にある思考法。
「how to kills Ideas」では、「それは前例がない」「誰が責任を取るんだ」などのフレーズがでてくる。参加者の間接的なリフレクションになる。しかし、傾倒してしまうとポジティブな課題設定を損なうリスクがある。
天邪鬼思考をできうる、関係性を構築する必要がある。
道具思考
知識や記号、ルールなどの概念的な道具(考具)をつかう思考法
還暦そうな知識を参照したり、異なる専門分野の考え方の枠組みを使ってみたりすると違った問題の姿が見えてくるかもしれない。
〇〇さんだったらどうとらえるか、など他人になりきって問題を捉え直すのも一つの方法。
構造化思考
問題状況の構成要素を俯瞰し、構成要素動詞の関係性について分析・整理して構造的にとらえる考え方。
潜在的な要素も含めて整理するとシンプルになる
構造化に加えて、素朴思考・天邪鬼思考を走らせ、要素の関係性を紡ぎながら問題の輪郭をつかんでいく。重要なのは部を完成させることではなく、適切な課題設定の入口を探ることである。
哲学的思考
視野を広げ、深め、問題の本質に迫っていく思考方法
「様々化物事の本質をとらえる営み」by苫野一徳
身の回りの物事を問い、自分たちの経験に根ざした意味を掘り起こしながら「それが確かに物事の本質かもしれない」という共通理解に到達すること。
現象学ではこの行為を「本質観取」という。by西條剛央
集団の対話を通して本質観取の手順 by苫野一徳「初めての哲学的思考」
体験(わたしの確信)に即して考える
問題意識を出し合う
事例を出し合う
事例を分類して名前をつける
すべての事例の共通性を考える
最初の問題意識や疑問点に答える
その言葉をその言葉たら締めている特徴(どんな特徴がなくなると、その言葉でなくなるか)を言い表してみると奥の深い本質観取ができるようになる。
星野リゾートと無印良品に共通する本質をもらえる思考法
ほんとうの哲学にもとづく組織行動入門
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