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『魔法の天使クリィミーマミ』にハマって、商標を検索した話


80年代のアニメが好き

 私は90年代前半生まれですが、子どもの頃は80年代のアニメに触れる機会がありました。
 ローカルテレビ局で再放送されたり、CSのアニメチャンネルで放映されていたためです。
 少年ジャンプ系の作品(『ハイスクール!奇面組』や『きまぐれオレンジロード』など)の他、ぴえろ魔法少女シリーズにも夢中になりました。

2020年代の今観ても面白い『クリィミーマミ』

 2023年は、ぴえろ魔法少女シリーズの第1作『魔法の天使クリィミーマミ』放映40周年です。
 studioぴえろ公式YouTubeチャンネルは、全52話を随時公開しています。

 小学生の森沢優が魔法の力を授かり、17歳の美女に変身し、アイドル歌手・クリィミーマミとして人気を博していく、というあらすじです。
 40年の時を感じさせないほど、魅力的な作品です。

魅力その1:ふんわり丸いキャラクターデザイン

 キャラクター全般から、曲線的で優しい印象を受けます(悪役のスネークジョーなどは例外ですが)。
 特にマミのヘアスタイルや衣装は、角ばった所がほぼなく、ふわふわしています。彼女の性格である、優しさや可愛らしさが感じられます。
 なお、「作画崩壊(キャラクターのデッサンが狂ってしまうこと)」がほぼないという、手描きの時代には珍しい特長もあります。

魅力その2:各話ごとに雰囲気が異なるストーリー

 『クリィミーマミ』は基本的に、一話完結のエピソードから成っています。
 話の雰囲気は、毎回異なります。
 優の学校を舞台にした回もあれば、マミの所属する事務所・パルテノンプロを舞台にした回もあります。
 幼馴染・俊夫との絆を感じさせる恋愛の話もあれば、日常を切り取ったコメディの話や、不思議で切ないファンタジーの話もあります。
 更新が毎回楽しみです。
 当時の子供たちも毎週待ち遠しかったのは、想像に難くありません。

魅力その3:ファンシー純度が高い歌

 オープニングテーマ『デリケートに好きして』を始め、夢のある世界観の歌が多く流れます。
 個人的に最も好きなのは、後期エンディングテーマ『LOVEさりげなく』です。花占いをしたりラブレターを書いたりして、恋を叶えようと決意する少女の歌です。その歌詞に反して、曲は野太いデジタルドラムや熱いギターで構成された、バリバリの80年代ロックとなっています。

『クリィミーマミ』関係の登録商標を探してみた

 調べてみると、「魔法の天使クリィミーマミ」のロゴ商標が1件登録されています(登録第5800794号)。また、2023年12月時点で出願中のロゴ商標もあります(商願2023-10550)。
 意外にも、登録商標(登録第5800794号)の出願日は初放映時である1983年前後ではなく、2015年です。
 近年は、放送開始前にアニメのタイトルを商標登録出願するケースが多いです。
 80年代は、アニメのタイトルを第三者が先行して商標登録出願する事態が、少なかったと想像できます。

まとめ

 30代になって、子どもの頃好きだったアニメにもう一回夢中になれるのは、幸せですね。
 『クリィミーマミ』の最終回はドラマチックなので、心して観たいです。
 また個人的には、ぴえろ魔法少女シリーズの第2作『魔法の妖精ペルシャ』も好きなので、2024年に40周年記念で公開して欲しいなと思います。

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