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【WEBライターの書き方】序論で読者の心をつかもう!

序論、難しいわ~~~~!
PCの前でアタマを抱えながら叫んでいるそこのアナタ。
わかります。
私もいつも、「うわぁぁぁ!むっずいぞ、序論!」と思っています。
なぜなら、現代人は忙しいからです。
記事の最初の数行を読んでみてちっとも面白くないと思ったら、その先を読まずに離脱してしまいます。
アナタも、なんじゃこりゃ、と別の記事に移っていった経験がありますよね。
最初の数行で、読者の心をつかむこと
序論に求められる最大のミッションは、これです。

では、どのように読者の心をつかめばよいのか。
それを、一緒に考えてみませんか。

そもそも序論って何?

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序論、リード文などいろいろな呼び方がありますが、要するにタイトルの下にある最初の数行を、この記事では序論、と呼ぶことにします。

序論の役割はいくつかあります。

①記事のターゲットを示す
②この記事で何がわかるかを簡単に示す
③この記事を読むとどうなるかを示す

ま、でもぶっちゃけ、

この記事を読むことがアナタの得になるか

どうかを示すことです。

どんな序論なら読みたくなる?

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いくつか例をあげてみましょう。

【例1】
小学生の子供がいる家庭の共働き率は7割を超え、首都圏の通勤時間の平均は50分、サラリーマンの残業時間の平均は1ヶ月あたり25時間、その上きゅうりの値段は昨年の6倍に上昇しています。ではどうやって私たちは毎日の食事で健康になればよいのでしょうか。

もっともらしい言葉が並んでいますが、誰に何を言いたいのか、さっぱりわかりません。
初心者がやりがちなことに「マクロ視点から話を始める」というのがあります。「社会問題にズブリと切り込むオレ、カッコいい!」って感じがしますよね。しかし、結局論点がはっきりしなくなり、何も伝わらないので、読み飛ばされる記事となるのです。
カッコいいことをやるのは、もっと書き慣れてからのほうがおすすめです。

また、この序論では一体誰に向けてこの記事を書いているのだか、はっきりしません。つまり、私が読んでためになる記事なのかどうかが見えない
だから、こういうタイプの序論にすると、読んでもらえません。

【例2】
今日はたーくんの遠足。タコさんウインナーと玉子焼きは外せませんっ!あっ、それとたーくんの大好きなぶどうも忘れずに。たーくんがぴかぴかのお弁当箱で帰ってきてくれるように、素敵なお弁当をつくっちゃうよっ!

知らんがな。たーくんって誰やねん。
主観しかないこのような文章は、有名人のブログでもなければ、読者の興味を引きません。
読者はあなたのことには興味がない
これ、大事です。

ところが同じような内容でも、このように書くとどうでしょうか。

【例3】
保育園の遠足のお弁当づくりに悩んでいませんか?楽しくおいしく食べてほしいけれど、朝の忙しさの中、時間はかけていられない。そんなママやパパのために、20分でできる遠足のお弁当の作り方を紹介します!
おいしくて食べやすいお弁当で、楽しい遠足の気分をもりあげちゃいましょう。お子さんがとびっきりの笑顔で遠足のお話を聞かせてくれること、間違いなしですよ。

保育園の遠足の前日のスーパーは、オロオロと売り場を歩く顔見知りだらけでした。つまり、お弁当について悩んでいる人がたくさんいるのです。
その悩みを解決してくれることがわかれば、この記事を読みたくなりますよね。

誰に…保育園の遠足のお弁当づくりに悩むママパパに
何を…20分でできる遠足のお弁当の作り方を
これを読むとどうなる…お子さんがとびっきりの笑顔になる

ここをしっかり提示しましょう。

また、「20分でできる」と具体的な数字を入れたのもポイントです。
具体的な数字があると、自分の生活の中にどのように取り込めるかを読者は考えます。
20分でできるなら、いつもより30分だけ早く起きればいいじゃん!お弁当を作って、持ち物の最終チェックして、保育園につれていける。じゃあ、この記事読んでみようかしら。
ってなりませんか?

そのうえ、ママやパパが考えるのは自分の時間の確保のことや仕事のことももちろんですが、やっぱり、お子さんのこと。
「お子さんがとびっきりの笑顔になる」というベネフィットを提示することで、ママやパパの心が動きます。
(ベネフィット、とは「これを読むことで未来がどうHappyになるか」ということ。以下の記事が詳しいです)

序論は最初に書かなきゃダメ?

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記事の最初にあるのが序論です。
だから、最初に書くものだと思っていませんか?

私は、最後に書くことが多いのです。

なぜなら、序論では

①記事のターゲットを示す
②この記事で何がわかるかを簡単に示す
③この記事を読むとどうなるかを示す

必要があるからです。
つまり、全体がしっかりと見えてからのほうが、②や③を書きやすい。

なので、記事を書くときはこんな感じで、まず、全体の流れを作ります。
構成、ってやつですね。

タイトル
(仮)保育園児の秋の遠足に!20分でパッと作れるカワイイお弁当
序論 
保育園の遠足のお弁当って悩みますよね。
〇〇〇〇
見出し1 食べやすいサイズに握る!おにぎり2種類
・鮭とジャコのカルシウムバッチリおにぎり
 〇〇〇〇
・梅干しと海苔の純和風おにぎり
 やっぱりおにぎりといえば、梅と海苔!〇〇〇〇
見出し2 レンチンしまくれ!卵・さつまいも・ブロッコリー
・レンジで2分のスクランブルエッグ
 コーンやハム、パセリも混ぜて、手早く彩りよく作りましょう!〇〇〇〇
・野菜はレンチンが早い!
 ブロッコリーやイモ類などは、鍋で茹でるよりレンジが早くて便利。〇〇〇〇
見出し3 前日の晩ごはんで仕込んどく!ミニハンバーグ
遠足の日の朝は忙しい!だから、前日の晩ごはんから作戦を立てるのがコツです。〇〇〇〇
結論
以上、20分でできる遠足弁当を紹介しました。
〇〇〇〇

〇〇〇〇はとりあえずここには何かが入るんだよ、という印です。
ここに何書こうかな―、と悩むより先に、まずはどんどん全体像を作りましょう。
全体像ができたら、書きやすいところから〇〇〇〇を埋めていきます。

ジグソーパズルをするときには、手がかりがつかめたところから組んでいきますよね?
記事を書くのも、あれと同じ要領です。
書きやすいところから書く。
悩ましいところは、後回し。
序論は、最後の最後にとっておいて、この記事で何がわかるか、を盛り込むとスムーズに書けますよ。

序論で読者の心をつかもう!

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以上、序論の書き方について紹介しました。

もちろん、世の中にはこのルールに全くあてはまらないのに、思わず引き込まれるような、とんでもなく魅力的な文章で始まる記事も多数あります。
けれども、それはまた別のお話。
はじめのうちは、誰に、何を、伝えたいのか、この記事を読むとどんな素敵なことが起きるのか、そこをしっかりアピールする序論を書いてみてくださいね。



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