うそんこ地学事典 4. げんぶがん

むかしむかし、中国には4神がいた。青龍・朱雀・白虎・玄武である。玄武は、北方を司る水神で、武神としての性格を有し、蛇と亀が合体する姿でしばしば描かれる。そのころ日本では、イザナギとイザナミの二神が、天沼矛で地上をかき混ぜて、日本の元となるオノコロ島を作っていた。二人の神さまは、「島は作ったがどうも、平坦でのっぺりしているな。高い山が欲しいなぁ。」と思って、中国の神さまたちに相談した。すると、玄武が、弟子の蛇と亀を日本に送ってくれた。

日本にやってきた蛇は、イザナギとイザナミに高い山を作ってくれと頼まれたので、どうしたものか?と考えながら、とぐろを巻いた。すると、とぐろの真ん中にいる亀がとぐろの真ん中から、スッポンと飛び出した。この亀はその後スッポンと呼ばれている。一方、とぐろを巻いた蛇はそのまま固まって硬い岩石からなる山となり、飛び出した亀は火山灰と溶岩になって流れ降った。こうして出来た日本最初の山を、イザナギとイザナミは、ふたつとない山、不二山と呼ぶことにした。不二山は、現在の富士山である。蛇と亀を送ってくれた玄武を称えて、富士山を構成している岩石を、玄武岩と呼ぶようになったのも、この頃である。ただし、本気にして他人に教えてはいけない。。。