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いい写真と上手い写真

年も明けて仕事初めを済ませた方も多いのでは

自分も暦どおりの休みで大掃除•実家や親戚への挨拶等で気がつけば正月休みあっという間に終わってた

正月休みは写真撮りにいく時間作れないので、実家や初詣行く時に、毎年カメラ持っていってる

家族•親戚の集合写真やスナップをパシャパシャ撮ってる感じ

毎年同じルーチンだけど、今年は少し意識して撮り方というか、写真撮る時の考え方を変えてる

上手くはいかないかもしれないけれど
何もしないよりはいい

その中で、自分で言うのも変だけど、「あぁ、いい写真、撮れたな」というのがあった

母親

実家へ行った帰り、母親が玄関先まで見送ってくれた。その時に、何気なく撮った一枚

物凄い働きモノの母だった
母の実家でやっていた喫茶店を二代目としてきりもりし、ずっと立ち仕事で殆ど全てのことをたった一人でこなしてた

今思えば、考えられないくらい働き者だったと思う

年齢もあり随分前に喫茶店は親戚に任せて引退

その後も元気に旅行に行ったり、色々な趣味にハマり精力的に動き回っていたが、そんな母も数年前に大病•手術した
以前の無理が溜まっていたのもあるかも

その後は、ここ数年本当に弱ってしまった
電話で話す声は元気だが、足腰が弱りもう杖なしでは歩けない

実際会うと、そう思いたくないが、やっぱり弱ったなって毎回感じる

今年もコロナの影響で皆での食事は控えて、数時間のんびりして帰ってきた

帰る際、母親が
「外まで見送りできなくて悪いね」って

「ここで十分だよ。色々ありがとね。またくるよ」

と言って、その時に撮った一枚

撮るよとも言わず、靴履いた後に振り向いて何気なく撮った一枚
ほんの数秒。構図•光なんて何も意識してない

「じゃあね」

撮った写真も見ずに帰路へ

いい写真と上手い写真


帰ってその日撮った写真見てた

帰り際に撮ったあの一枚

色んな感情が込み上げてきた

自分が撮りたかったのって、こういう写真だったんだろうなって

上手いか下手かと言ったら多分下手だ

でも、間違いなくいい写真だって思える一枚
自分にとって大切な大切な一枚
数年後も何度も見返すであろう一枚


今人気のバズる、バエる、エモい写真とは無縁

他人の意見なんてどうでもよく
自分が自信持っていい写真だって思える写真

皆さんは写真上手くなりたいですか
自分は下手でもいいかな

いい写真撮りたいって
改めて気付かされてくれた

おふくろ、色々ありがとね

また会いに行くよ

最後までお読みいただきありがとうございました

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