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第62話 罪悪感も約8割「日清 あっさりおいしいカップヌードル」

いつもと違うカップめんを見つけたので買ってみた。
蓋には「後味さっぱり、しっかりうまい!カップヌードルに比べてめん約8割」と書かれている。

ホームページには以下のように紹介されている。なるほど、ライトなヘルシー志向の商品らしい。

飲み口スッキリ! 麺約8割
飲み口がスッキリとした「カップヌードル」のスープと、「カップヌードル」と比べて約8割の麺量が特長です。

ホームページより


この日の夕食はメインのお肉たっぷり野菜炒め(ほぼ焼肉)はあっという間になくなり、キュウリとモズクの酢の物が余ってしまった。

僕は最初から酢の物担当だ。初めに肉も食べたが、一応親というもの、食べ盛りの子供たちにしっかり食べさせてやらねばという気持ちが先立ち、結局この日の晩御飯はキュウリとモズクでビールを飲むことになった。

だが、実は気持ちは安定している。なぜならば、その後カップヌードルを食べることを考えているからだ。

しかも麺約8割の罪悪感減メニューだ・・・と言いつつ気休めなのはわかっている。

日々遅くまで仕事をしているし、週末には山に登っているしと…といろいろな言い訳を用意して、今日はやはり誘惑に負けてみることにする。

家族が寝室に行った後の22:45。さっそく開封する。

普通のカップヌードル同様にかやくやスープはセット済みで、お湯を入れるだけでお手軽だ。ちなみに具はえび、たまご、謎肉、ねぎだ。さっそくお湯を注ぐ。

心なしか麺が薄いような気もするな・・・と思いながら3分を待ち、食べてみることにする。

まずはスープを一口。

「おお!あっさりだ!」

油っこさがなくさらりとしている。これがコッテリを求めていれば物足らないかもしれないが、夜中に食べるにはこれはいい。

我々の年になると、夜間のラーメンは罪悪感に加えて明日の朝、いや午前中まで引きずる胸やけを心配せねばならない。おそらくそれも起こらないのではなかろうか。そんな期待すら抱かせるあっさりさだ。

そして麺をすする。普通のカップヌードルと比べて味の違いはそれほど感じない。薄めの麺がしっかりつかめるとカップヌードルらしい満足感も感じさせてくれる。

口の中でじわじわと広がる旨味もしっかりだ。

それにしてもスープがあっさりで飲める飲める!

罪悪感も翌日の胸やけも軽減される(※翌日胸やけはなかった)とあれば、余計に夜食へのハードルが低くなるなと危惧も同時に抱いた。

カップヌードル、罪な存在だ。

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