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大人になるのを支えてくれた

 いまの時代の小説の役割ってなんだろう。スマホが一台あれば、なんでも楽しめる。欲望を満たせる時代で、小説にもできることがあるんじゃないかと最近考える。

 小説って、いまの現状に満足している人。しあわせな人は絶対に読まないと思うな。そんな時間があったら、家族や恋人、友人と一緒に充実した時間を過ごして人生を謳歌すると思う。

 しかし、ぼっちな人や変わりたい人。いまの現状に満足していない人。不安で不満な人。そんな人は、本を読んで物語の中から救いを探してる。もしくは、現実に生かせるマインドや希望になるようなワードや生き様を示してくれる作品を渇望している。

そして、小説や漫画の一番の利点は自分のペースで読めること。自分のイメージを足して膨らせ、脳内で自由自在にビジュアル化できて楽しめる。この行為は、ぼっちの人間にのみ許された禁断の一人遊びである。

 ある特定の小説には、思春期の不安定な子供時代を支えてくれる。ライナスの毛布のような役割を持っている。今だったら、ライトノベルがその役割をになっている。壊れそうな心に、そっと寄り添ってくれる。まるで薬や包帯のようだ。

 そんな小説には未来を切り開く力があり、オワコンなメディアではない。まだ小説でやれる事があるんじゃないかなと思う。

2019.4/5

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