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生命保険は何に加入すれば良い?

みなさん、こんにちは。
前回の投稿では、生命保険料控除について考えてまいりました。
結局、生命保険料を「節税」という視点から考えてみると、
年間保険料の上限額(8万円又は10万円)を超えた部分については、
節税対象とはなりませんでした。

では実際、
保険料過多にならず、適切な生命保険に加入するためには、
どのようなことに注視して検討する必要があるのかを
考えてみたいと思います。


結論は人それぞれ

先に結論を申しますと、
人により、どこの保障を重視するかが違いますので、
一つの結論が全てという訳にはいかないと思います。
ただ最低限の保障部分についてはみなさん共通となりますので、
「少なくともこのくらいの保障が必要では。」
という視点で考えて参りたいと思います。

現在、生命保険の種類は多岐に渡っており、
一つ一つの保険を個人で吟味していくことは非常に難しいため、
保険について深く考えていらっしゃる方ほど、
保険代理店等に相談して、保険契約を進めていらっしゃるのではないかと推察します。

生命保険の種類

生命保険の種類はざっくりですが、
大きく、
死亡保障、生存保障、医療保険に分けて考えてみると、
すっきりするのではないでしょうか。

■死亡保障とは
亡くなったときのリスクに備える保険。

■生存保障とは
三大疾病などの病気を患うリスク(ガン保険など)や、
事故等により就業不能になるリスク等に備える保険。

■医療保険とは
入院・手術等のリスクに備える保険

基本は保障重視の掛け捨て保険

あまり難しく考えずに、
万が一のときに必要な保障を考えたときに、
上記3つのリスクが担保されていれば、
概ね問題ないのではないでしょうか。

ただ、これらの保険加入を検討する際、
例えば死亡保障の保険に加入しようと考えたとき、
死亡保障の保険の中でも当然保険の種類は多岐に渡っています。
そこで、私が推薦するのはいわゆる「掛け捨て」の保険です。

どの種類の保険で考えても同様ですが、
個人で保険に加入する場合には、基本、掛け捨ての保険が良いと思います。

逆に申し上げると、
積立型の保険の返戻金があるタイプの保険は個人では加入しない方が良いと考えます。

理由は単純で、
今の時代、利回りが高い積立型の保険はほとんどありませんので、
保険契約ではリスク保障のみを担保して頂き、
金融投資については、別の方法、例えばNISAやiDeCoなどを利用して行うのが良いと考えます。

掛け捨ての保険であれば、
比較的保険料も抑えられますので、家計にも優しいのではないでしょうか。

まずは死亡保障から

また、
先に提示した3種類の保険の優先順位を考えてみると、
やはり、まずは死亡保障の保険に加入して頂き、
次に生存保障の保険の加入を検討するのが良いと思います。

医療保険については、高額療養費制度などの利用を考えると、
そこまでの必要性がないと判断できるかもしれません。
万が一、入院した際に、個室利用したいなどの願望をお持ちの方は、
自費負担分を医療保険で賄うのは有りだとは思います。

生存保障については、
ガン保険や就業不能保険など、
様々なリスクを担保するため、保険の種類も多岐に渡っております。
できることなら、全ての保険に加入したいところではありますが、
当然多額の保険料を長期に渡って負担することは難しいですから、
ここだけは押さえておきたいというご自身なりの考えに基づいて保険の選定をして頂くことになると思います。

その中で、
私から、推薦させて頂くとすると、
やはり「ガン保険」でしょうか。
今や日本人の2人に1人はガンになると言われているくらいですから、
加入を検討する価値は十分にあると思います。

まとめ

このように、
基本、掛け捨ての保険で、加入内容を絞って頂くことで、
シンプルに本当に必要なリスクのみに備えることができるのではないでしょうか。
家計の負担を抑えた上で保険加入して頂ければ、生命保険料控除も効率的に利用することができますので、ぜひ一度見直しをして頂ければ幸いです。

現在政府が、
生命保険料控除額の増額についても検討しているようですので、
また詳細が分かり次第、投稿させて頂きたいと思います。
今回は保障額については触れておりませんので、
次回以降で、保障額をどう考えるかについても投稿させて頂きたいと思います。

今回も、ありがとうございました。

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