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俺ならやれる!?28歳の子育て挑戦物語【尊敬する人】

こんばんは。
日刊【書くメシU30's】マガジン木曜日担当のgataです。

今日は【尊敬する人】というテーマなのですが、先日ある出来事があったのでテーマに絡めて書いていこうかと思います。

子育て世代の男性の方に、自分だったらどうだろう?と、考えながら読んでいただければ幸いです。

<現状>山縣昇也、28歳。結婚6年目で3歳9ヵ月の息子と1歳の娘がいる。10月中旬に息子が発熱、嘔吐→息子が落ち着いてきたら娘が手足口病になり痒くて狂う→治ってきたと思ったらRSウィルスに。→ようやく咳がおさまってきたら息子がRSウィルスに→現在に至る。

かれこれ1ヶ月間病院と看病を繰り返していますが、子育てを経験したことがある方であればこのようなことは特に珍しいことでもなく、むしろ日常茶飯事だと思います。

夜、眠れないことがあるのは当然です。1人が咳込み起きて泣いたらもう1人がおきてしまうこともあります。朝出勤前に病院に並んで順番を取り、子供を保育園に送ってから出勤する。これもよくあることです。共働きしている女性だと、会社に行って帰ってからご飯をして子供を迎えに行くという方も少なくないんじゃないでしょうか。
そうすると当然ですが仕事も子育てもしていると疲弊します。子供が元気な時は可愛さで相殺できる部分もあるかもしれませんが、風邪や病気になっている時は笑いもしませんし泣き続けますのできついことだらけです。

ただ、世の中の男性達、こんなこと思ったことありませんか?

あれ、俺だったら、案外うまくできるんじゃないか?

やることは明確に決まっているし、仕事みたいにクレーム対応でいきなり呼び出されてやりたいことが全く出来なかったということもありません。
タスクをリマインダーやWunderlistで全てピックアップして、カレンダーでスケジュールを組んでしまえば意外と出来てしまうのではないか。そうすれば隙間時間に残タスクを突っ込めば、自分の時間さえ作れて、ゆっくりできるのではないか。精神的にはキツイかもしれないけど、割り切ればなんとかなるかもしれない。

奥さんには本当に申し訳ないのですが【病気の時に2人を看病しながら仕事もこなす】ということを今までやって来なかった(任せてしまっていた)ので、やってみて良さそうなことがあれば少しでも共有出来ることがあれば良いなと考えました。

よし、やってみよう。

有給取得して子供二人を連れて病院へ

先ほど書いた通り、今1ヶ月くらい病院に通っています。ずっと奥さんが病院に子供を連れて行き、デイケアを活用して仕事に行くという生活を続けていたので、疲労が溜まり倒れかけていました。ということで娘がRSの症状がピークだった時に私が有給を取得して看病する事にしました。


まず、朝7時半に病院に並び、8時に診察券をGET。順番も早かったこともあり9時半くらいには診察できるかなと予想を立て1日のスケジュールやタスクを作成していました。

▪️9時〜 病院到着9時半〜 診察▪️10時半〜 昼ごはんを購入して帰宅▪️11時半〜 昼食、薬、吸入▪️13時までに洗い物、洗濯▪️14時までに寝かせる▪️15時まで仕事▪️15時半に奥さんを迎えに行く▪️16時〜テレビ電話でクライアントと打ち合わせ

まぁ2人とは言えいつもやっていることだし、タスクの処理時間のイメージもあったのである程度は予定通りいくかなと考えながら、奥さんを会社に送りいざ病院へ。

抱っこ紐を忘れるという失態
抱っこ紐は小さい子供と行動する上で最強のツールです。これで一人分はほぼ何も考えずに行動できるからあとは長男をどうするか?などと考えていましたが、その肝心なツールを家に置いてきてしまいました。ここから予定が完全に狂います。

9時には病院に到着しずっと待っていたのですが、長女をずっと抱っこしながら長男の相手をしていたら意識が子供に行き過ぎていたのか順番が過ぎていました。(順番が過ぎると後回しにされます)
順番があと2人余裕があったので受付横にある自販で子供にジュースを買っていた時に、「水にして!」「ジュースが良い!」というやり取りをしていたのですが、結果的に折れて100円と10円の違いと枚数を教えている時に呼ばれたのでしょう。

仕方がないのでキッズスペースで子供を遊ばせたり絵本を読みながら順番を待ち無事診察へ。診察を終え待機していると、長男が「うんちー!!」と言い出したので娘を抱っこしたまま長男をトイレに連れて行きました。ズボンとパンツと靴を脱がせ便座に座らせ…(抱っこ紐があったらどんなに楽だったか)…としている間に受付に呼ばれていて気付かずという凡ミス。
挙げ句の果てには、診察の時にもらった吸入の液をもらっていないと勘違いしており、無駄に待ち続けるという凡ミス。
結局、薬局に薬をもらいに行って帰ると12時。ここからはご想像の通りですが、巻き返すことが出来ず、むしろ洗い物も洗濯も出来ず、仕事の連絡はどんどん入るので全くスケジュール通りにいかずという悲惨な結果に。

帰宅

家で2人の面倒をみること自体はたまにあるし、家に帰れば大丈夫だろうなと思っていました。ここから前倒しをしよう!と。しかし、病院でのイライラがそのまま継続し、ちょっとしたことでもストレスに感じて、気付けば何回も怒鳴り散らかしていました。

お客さんから電話はかかって少しだけ対応していると喧嘩をして2人で大泣き、お茶をついてあげたのにジュースにしろと要求、娘を寝かせようとしても長男が邪魔をする、熱や咳がひどいのに走り回り症状が悪化する。。。仕事もいつもと同じように入ってくるし、タスク管理アプリのToDoは完了しないのに増えていくことに対してもモヤモヤ。
挙げればきりがありません。

奥さんと2人であれば分担出来るものも、全て1人でやるとなるとうまくいかない。
普段なら全くイライラしないことに対してもイライラ。

あれ、こんなに出来ないもんだっけ?

母親という偉大な存在

普段、家事もしますし、少しの間子供の面倒をみること自体は何も思わないし、子供に何をされてもそこまでストレスに感じることはありません。
しかし、朝からずっと1人だと普段うまくいくこともうまくいかないし、予定通り出来ることも出来ません。

「奥さんはこれを毎日こなしていたんだな。」
と、なんとも言えない申し訳なさと、すごいなーと感じました。
この1ヶ月で泊まり、日帰り含めて何度か出張行っていましたが、泊まりの場合は2日間1人で看病したり病院行ったりしていたということです。
何か共有出来ることでもあればと考えていた自分が相当恥ずかしいです。
奥さんに与えるのではなく、多くのことを与えられ、学ばせてもらいました。

尊敬する人
今、私の周りでも時短で働きながら育児をするという人が増えてきています。下記のデータを見ても専業主婦は年々減って、ほとんどの家庭で共働きです。

資料出所
厚生労働省「厚生労働白書」、内閣府「男女共同参画白書」、総務省「労働力調査特別調査」、総務省「労働力調査(詳細集計)」


赤ちゃんは女性から生まれてきますし、男性は母乳も出ません。その結果、子育てをメインでするのは女性という家庭が多いかと思いますが、共働きが当たり前になった時代で負担が増えているのはほとんどの場合、女性側だと思います。

私自身、普段、ある程度は家事もしますし、仕事や読書も子供が寝てからと決めています。帰宅時間も比較的早いと思います。
しかし、病気の時や子供に関する多くのことを任せて【出来る範囲内】でしか子育てに携わることが出来ていなかったと感じました。

もちろん奥さんもそうですが、自分の時間もなく、仕事と家事、子育てをやっている方を尊敬しつつ、私自身変わろうと誓った話でした。

#尊敬する人 #書くメシ #日刊書くメシU30sマガジン #子育て

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