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フリーランスを目指す人に気をつけて欲しい5つのこと。

会社員を辞めて、フリーランスのWEB屋さんとして活動をはじめてから約7ヶ月。独身ひとり暮らしで、帰る実家もない私の場合、お仕事の予定&収入の予定0で会社を辞めたのに、半年以上も活動できていることは奇跡に近いと思います。本当にありがたいです。

ただ、今もフリーランスになった当初と同様に、悪戦苦闘する日々なのは変わりありません。大した準備もせずに独立した私の場合、『フリーランスとしてどのようなことを気をつけたらいいか』を全くわかっていなかったので、「失敗」も多く、余計に大変なのだと思います。。。

ハッキリ言って、私がこの7ヶ月間で失敗してきたことの大半は、「事前にそれじゃダメだと知っておけば、失敗しなくても済んだこと」ばかりです。

後悔しても仕方ないので、せめて、これからフリーランスになる方たちの反面教師になれればと思い、私が失敗して学んだ「フリーランスとしてやっていくために気をつけたいこと」をまとめることにしました。

フリーランスで失敗しないための5つのポイント

1.あらかじめ「自分の時給」を決めておく。
2.「できること」だけでなく「できないこと」を明確にする。
3.「無料」や「友達価格」での仕事は受けない。
4.仕事を受ける時、少しでも「違和感」を感じたら断る。
5.「メンター」を見つける。

フリーランスで失敗しない方法①
あらかじめ「自分の時給」を決めておく。

私がフリーランスになって、最初に困ったのが『価格交渉』です。独立後すぐに「価格表」は作りましたが、いざフリーランスで活動してみると、①先方から設定価格よりも安い金額を提示されたり、②月固定費用で打診されたり、③想定外の仕事内容の見積もりを依頼されたりと、毎回頭を抱えました。

会社員時代の月給制に慣れていると、「1つの仕事に対して何円取るか」という計算は、案外難しいです。私の場合、相手の言い値で仕事を受けてしまうことや控えめな見積もりを出してしまうことが続きました。

そこで今は、自分の時給を2,000円に設定。「自分の時給×作業時間」で欲しい対価を計算し、仕事を受ける際や見積もりを出す際の基準のひとつにしています。もちろん、欲しい対価より安い金額でも、やりたいorやるメリットが大きい仕事は受けるのですが、自分の時給を設定することで、忙しいのに儲からないという状況には陥らなくなりました。

「いくらならやってくれますか?」と聞かれた時にドキッとしない為にも、まず自分の時給を設定しておくと良いでしょう。

フリーランスで失敗しない方法②
「できること」だけでなく「できないこと」を明確にする。

採用面接や営業の場面などでは、「自分や商品の良さをうまくアピールする」ことが成果に繋がります。しかし、フリーランスでは、時として『何ができるか』以上に『何ができないか』を明確に伝えることが大切です。

私は、どんな質問にも「●●はできないですが××はできます」というようなプラスの答えで返すのが癖です。その為、面接や営業の場面で得をしたり、良いチャンスに恵まれたりしました。

しかし、ある方とお仕事をした時、私は自分のできることしか上手く話しておらず、自分ができないことを伝えるのを疎かにしていた(伝え方が弱かった)為、経験の無いことをたくさん依頼されて困ってしまうという事態に陥りました。

会社員と違って、フリーランスは、基本的に受注した仕事を自分の力で処理しなくてはいけません(例外もありますが)困ったら先輩や同僚に頼ることができない分、受注前の作業内容のすり合わせは慎重に行うべきでした。

それからもう1つ。

月額固定費で受けた案件に関して、当初想定した作業量の倍近い作業量を先方から依頼され、気が付いたら単価が全然合わないということがありました。もし、受注する前に「この金額でできるのはここまでですが良いですか?」とできること・できないことの線引きをしていれば問題は回避できたかもしれません。

フリーランスの場合、受注後に難しいor想定外の依頼をされた場合、対応に窮する可能性があります。後で「困った」ということがないよう、仕事を受注する際には、『何ができるか』だけでなく『何ができないか』も明確に伝えるようにすると良いでしょう。(ほんと反省してます。。。)


フリーランスで失敗しない方法③
「無料」や「友達価格」での仕事は受けない。

独立直後、友達や知人から「仕事しないか?」という声がけを頂くという話をよく聞きます。私も独立したことを知った方から「うちのプロモーションやってよ」「サイト作ってくれない?」などの声がけを多く頂きました。ありがたいお話なのですが、それらは『無料や友達価格の案件』や『正規ルートでは受けない少額の案件』がほとんどでした。

私自身、独立直後は『実績』が欲しかったですし、少しでも収入や顧客が欲しかったので、「良いチャンスかも」と引き受けていました。

けれども、こうした友達価格や無償でのお仕事を引き受けると、『忙しいのに収入は増えない⇒忙しいから好条件の仕事が受けられない⇒結果やっぱり収入が増えない』という負のスパイラルに陥ってしまいます。

友達価格でやってもらう代わりに、顧客を紹介するからと言って下さる方もいるのですが、友達価格で受けた方に紹介してもらったとしても、それは友達価格+αくらいの収益にしかならないことが大半です。(1万円で受けたお客さまに紹介して頂いた方に、同じもので10万円を要求するのって難しいですよね。)だから、友達価格や無償の仕事をやるメリットは、あまり多く無いのです。

いい仕事をするには『余裕』が大事。特に、私のように生活費を自分で稼がなければいけない状況にある人は、忙しいのに稼げないスパイラルに陥いらない為にも、「無料」や「お友達価格」での仕事を受けることは避けた方が良いでしょう。

フリーランスで失敗しない方法④
仕事を受ける時、少しでも「違和感」を感じたら断わる。

これは根拠があってというよりも、フリーランスになってからの7ヶ月間を振り返っての心象に近いのですが、私の場合、仕事を受ける際に少しでも「違和感」を感じた案件に関しては、その後も何かと苦労する傾向が見られます。

■ 違和感の例
・お問い合わせ頂いたメール文等のやりとりでの違和感。
(「あれ?」と感じること、話が上手く伝わらない・相手の意図が分からないということがあった。)
・先方の態度に対する違和感。
・要求や重要視している部分に対する違和感。
・支払い体系に関する違和感。
・事業内容に対する違和感。

(上記のような違和感を感じた仕事は、私の場合、遅かれ早かれうまくいかなくなる傾向がありました。)

フリーランスになった直後は、とにかく仕事をしなくてはと来た仕事はすべて受けていました。でも、仕事を進めていくうちに、どうしても相性が悪いなと感じるお仕事もありました。悶々とした気持ちで仕事を進めてパフォーマンスを落とし、「何のためにフリーランスとして活動しているんだろう?」と悩みました。

結局、依頼を受ける際に違和感を感じるお仕事は断るようにしました。

今は、「うちを上手く使って夢を叶えてね~」と言ってくれる優しい会社さんや、成功もすれば失敗もする私を「面白いね~」と可愛がってくれる会社さん、会うたびにあたたかい気持ちにして下さるような会社さんとだけお仕事をするようになりました。すると、すべてが円滑に回り、より良い成果を上げられるようになったのです。

結果論(心象)でしかないのですが、仕事を受ける時に少しでも違和感を感じたら、その仕事は受けない方が良いと思います。色んなやり方・考え方はありますが、受注前に断わった方が誰にも迷惑をかけずに済むのでおすすめです。

フリーランスで失敗しない方法⑤
「メンター」を見つける。

フリーランスとして活動する上で大事だなと痛感したのが、『メンタル管理』です。

フリーランスは「出勤の義務もないし、好きな場所で仕事ができ、自由だ」というキラキライメージが先行しがちですが、自由な半面、下記のようなストレスもあります。

・収入面の不安や焦り(仕事が来ない、仕事を切られるのではという不安やちゃんと請求金額を振り込んでもらえるかという不安など。)
・クライアントとの関係(クライアントとの人間関係や諸々の交渉・トラブル対応など。)
・仕事とプライベートの一体化(明確な休日が無くなる、深夜まで仕事を抱えてしまうなど。)



うまくいっている時は良いのですが、何かトラブルや不安なことが起きた場合、こうしたストレスが原因でメンタル管理がうまくできなくなるということがあります。

私自身も、フリーランスになって3ヶ月くらいの時期に、すごく落ち込むことがあって、1週間ほど寝込み、仕事が手につかなくなってしまいました。

フリーランスには会社という後ろ盾やサポートがありません。調子が悪くなって仕事ができなくなったら、その時点で収入は途絶えます。だからこそ、メンタル管理は非常に重要です。

趣味や独自のストレス発散法を持っている方は良いですが、そうでない方がフリーランスになるなら、『メンター』を見つけることをおすすめします。

■ メンターとは?
仕事・人生上の指導者、助言者。
仕事の悩みやトラブルについて、話を聞いてくれたり助言をくれる人。

私には『メンター』と言える人が3人います。Aさんは同職種で成功している経営者さん。BさんはWEB関係ではないけれど0から事業をはじめた方。Cさんは私の長所短所も熟知している、以前勤めていた職場の先輩です。

それぞれに適切な助言をくれ、お話も聞いて下さるので、1人で何日間も悩むということがなくなり、メンタルが理由で仕事ができなくなるという事態には陥らなくなりました。

1人で仕事をするフリーランスにとって、メンタルコントロールは避けられない課題です。同業種の方でも異業種でも、またご家族であっても良いので、メンターのような存在になって下さる方を見つけることをおすすめします。

フリーランスになって良かった!

色々と苦言や失敗談を書いてしまったので、「フリーランスは大変そう」と感じてしまった方もいるかもしれませんが、私はフリーランスになって良かったと思っています。

つらいこともあります。でも、自分の仕事の成果を自分自身に還元してもらえたり、様々な挑戦ができたり、色んな方と出会えたり。フリーランスにならなかったら経験できなかったことを、たくさん経験できた7ヶ月間でした。

これからも、挑戦と失敗を繰り返すと思いますが、少しずつでもフリーランスとしての仕事や生活を充実させていけたらと思っています。

もし、この文章を読んでくださった方が、これからフリーランスになるなら、ぜひ、既出のポイントを押さえて、素敵な未来を実現していただけたら幸いです。

最後まで読んでいただき、どうもありがとうございました(*´▽`*)


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