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コーヒー牛乳・フルーツ牛乳が商品名から消えたわけ

みなさん、6月は牛乳月間だということをご存知でしたか?世界各地では、6月1日を「世界牛乳の日」とし、さまざまなお祝い事やお祭りが行われています。そんな牛乳月間を前に、皆さんにも馴染み深いであろう「コーヒー牛乳」と「フルーツ牛乳」について深堀!実は、商品名から「牛乳」の文字が消えているんです!知っていましたか?今回の記事では、その理由について触れていますのでぜひ最後までご覧ください!

6月は牛乳月間・6月1日は牛乳の日!

6月は、酪農の盛んな地域で新しい草が伸びる時期です。その時期に合わせ放牧を始めます。牛舎で寒い冬を過ごした牛たちは野に放たれ、存分に青草を食べるようになります。そんな自然や命、牛乳に感謝するため世界ではさまざまなお祭りなどが開催されてきました。
そのことから、2001年にFAO(国際連合食糧農業機関)は、6月1日を「世界牛乳の日(World Milk Day)」としました。日本では、2007年に日本酪農乳業協会(現 Jミルク)がFAOと同じように、6月1日を「牛乳の日」に、そして6月を「牛乳月間」と定めています。

6月1日の牛乳の日を皮切りに、まもなく始まる牛乳月間。これを機に牛乳について一緒に考えてみませんか?皆さんにとって身近な牛乳はありますか?昔から変わらない人気の「コーヒー牛乳」や「フルーツ牛乳」は慣れ親しんでいる方も多いのではないかと思います。そんな「コーヒー牛乳」、「フルーツ牛乳」という名称でお馴染みの商品ですが、現在はその商品名から「牛乳」の文字が消えています。いったいなぜなのでしょうか?

コーヒー牛乳・フルーツ牛乳が商品名から消えたわけ

きっかけとなったのは、2001年に飲用乳の表示に関する公正競争規約が変更されたことにあります。それにより、2003年以降は牛乳という表示が、生乳100%のものにしか使えなくなったのです!そのため、コンビニやスーパーから「コーヒー牛乳」という名前の商品パッケージが無くなり、現在は「コーヒー入り乳飲料」として販売されています。フルーツ牛乳も同様に、現在は「フルーツ入り乳飲料」へと変わりました。今でも会話の中では、「コーヒー牛乳」や「フルーツ牛乳」という言葉は使われていますが、商品名からは消えているのです!知らなかった方も多いのではないでしょうか?

山村乳業の商品からも「牛乳」の文字がなくなった

弊社でも「山村コーヒー」と「山村フルーツ」を販売していますが、規約変更を受けて商品名を変えています。
そこで、1960年代の紙蓋と現在販売している紙蓋を比較してみましょう!

画像を見ていただくと、1960年代の紙蓋には「牛乳」という文字があるのに対し、現行の紙蓋からは消えています。

名前は変わっても変わらない思い出の味

乳製品を販売する弊社の直営店「山村みるくがっこう」では、今でもお客様に「コーヒー牛乳ください!」「フルーツ牛乳お願いします!」と注文いただいています。
さて、皆さんは「コーヒー牛乳」と「フルーツ牛乳」という響きに、何か思い出はありますか?「子供のころに飲んだ思い出がある…」、「銭湯での、お風呂上りの鉄板だった!」など、さまざまな思い出があるのではないでしょうか。

商品名から「牛乳」の文字が消えても、変わらない思い出の味。6月から始まる牛乳月間を機に、懐かしい思い出とともに瓶入り「山村コーヒー」、「山村フルーツ」はいかがでしょうか?

<山村コーヒー>
1930年代より販売を開始し、それ以来老若男女に親しまれてきた「山村コーヒー」。新鮮な山村牛乳を使用しているのはもちろんですが、ブレンドしているコーヒーも粗挽き豆から丁寧にドリップしている本格的なコーヒーを使っています。芳醇なコーヒーと、コクのある山村牛乳が絶妙に一体化するロングセラー商品です!

<山村フルーツ>
銭湯に行き、お風呂上りに飲んでさっぱり!一口飲めば感じる懐かしさ、あのころの味。そんな思い出の味をお楽しみいただけます。そしてなんと、映画「テルマエ・ロマエ」のワンシーンでルシウスが飲んでいたのは弊社の山村フルーツなんです!

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