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元マーケターが伝えたい、人材採用のムズさ

好きな言葉は「他力本願」です。

どうも。
CASTER BIZ recruitingの山本です。

私は今、都内から山梨県への移住を機にリモートワーカーとなりキャスターで企業の人材採用をお手伝いしています。

Web系の企業でマーケターとして働いていた私が、人材採用の世界にやってきて思ったことは、普通の企業が採用活動を建設的に行うことは「超ムズい」ということでした。

人事採用担当の99%ぐらいは不安の中手探りでウロウロと採用活動を続けているんじゃないかなと。

そんな、思いの丈を語るノートです。

採用ムズいなーと思う採用担当者はもちろん、
自社の採用上手くいってないなーってなんとなく感じる採用担当者じゃない人に、このムズさを知ってもらいたいm(_ _)m

採用の成果を評価するのがムズい

例えば、マーケティングなら一顧客が生み出す売上金額に対して、顧客を獲得するコストが下回っていれば利益が出ている、と明確に判断出来ます。

人材採用の場合どうでしょう。

人材採用のKPIとしてよく設定されるのは「6月までに3人内定承諾」みたいなものでしょうか。

この1名って、何なのでしょう。

定年まで勤続し続ける1名。1週間で退職する1名。やる気はあるけど営業成績が伸びない1名。決して褒められた態度じゃないが利益を生み出す1名。

その1名に対して費やしたコストと期間が正しかったと言えるのはいつなのでしょう。そもそも、そのタイミングは来るのでしょうか。

ムズい。

PDCAを回し続けるのがムズい

特にC(Check:検証)がムズい。

1人内定するまでに必要な採用プロセスごとの数字を

母集団100人→書類選考30人→面接15人→内定1人

としてみます。

その中で、
- 面接数を減らしてみましょう
- 求職者に送るメールの文面を変更してみましょう
- 掲載する媒体を変更する
など、改善策を実施していくわけです。

ABテストで改善策の効果検証するとして、

A 通常パターン 母集団 100人 → 内定 1人
B 改善パターン 母集団 100人 → 内定 2人 

この数値変化では偶然の域を超えないことは明白でしょう。

では、どの程度の変化が出れば改善したと言えるのでしょうか。

A 通常パターン 母集団 1,500人 → 内定 15人
B 改善パターン 母集団 1,500人 → 内定 30人

これだけの規模になって初めて、統計学的に優位といえる、つまり改善策が偶然ではない結果をもたらした状態になります。

これだけの規模の採用活動を継続的に実施出来る企業なんて、ごく一部でしょう。

つまり、ほとんどの企業は施策を実施しても定量的な検証を行うことが出来ずに終わっていくのです。

ムズい。

専任の担当者を雇うのがムズい

企業等数 3,856,457
従業者数 56,872,826
参照元 : 経済産業省「平成28年経済センサス‐活動調査」
入職率  16.0%
参照元 : 厚生労働省「平成29年 雇用動向調査結果」

これらの数字から、以下のことがだいたいわかります。

1企業の平均従業者数 15人
1年あたりの採用数 2.25人


計算方法が合ってる間違ってるは別として感覚的にも大ブレしてないのでそうだとしましょう。

1年間に2〜3人を採用するために採用担当者を配置することが出来るのでしょうか?

難しいですね。

よくあるパターンとしては一時的に採用が本来の役割ではない誰かが兼任として駆り出されることになるでしょう。

手探りの中、採用業務を進める。本来なすべき役割に避けるリソースが少なくなる。でも、だからといって採用担当を採用することは出来ない。

ムズい。

効率良く採用活動を行っていくために

仕事なので難しいのは当たり前、とはいえ、時間もコストもリソースも限られている中で何をしていくべきなのか、と。

1. 採用の目的を深く、正しく理解する。

採用の成果は定量評価が困難です。
その中でより的確な成果を生み出すには深い理解が必要です。

事業理解、市場理解、職種理解・・・・・・・・

特に事業理解に関しては、エンジニアのkoyoさんが詳しく書いているので、ぜひ読んでください。

担当者が「なぜ、その人を採用したのか」いろんな角度からロジカルに説明出来る状態まで行きたいです!

2. ミスは起こさない、繰り返さない。

採用業務は、改善が難しい上に、結果の確認まで時間がかかります。

致命的なミスは犯さないように情報収集、確認を繰り返しましょう。

募集要項をコピペで作って、ポジション名が本来「営業」であるべき箇所が「経理」と書かれているだけで、必要とする応募はゼロになります。

より良くするのは難しいかもしれませんが、最悪の状態を避けることは出来る!きっと出来る!

3. 採用のプロに頼る。【PR】

迷ったら、人に頼ればいいじゃないかなと、普通に思います。

経験も知見もある。採用担当者を雇うのに比べたらコストも安いし、必要な期間だけ活用出来る。

手探りで進めるよりはるかに高いスタート地点から採用活動を始められます。

今、30分間、採用に関する無料相談が出来るそうです!
もし、このnoteを読んで心当たりある方、いらっしゃれば、まず人に頼ってみてください!


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