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うつくしいひと。吉井和哉。

「うわっ。なんだよ。すげぇ、カッコイイじゃん。ロビン」
まだ早朝の暗い部屋でひとり思わず呟いた。去年秋のある日、TVをつけるとそこには、吉井和哉(ロビン)が布袋寅泰の軽快なギターサウンドにあわせ妖しく踊る姿が。それは布袋寅泰のNEWアルバム『Soul to Soul』より先行配信される楽曲「Dangerous feat.吉井和哉」のPVだった。


出勤後、ロック好きのスタッフに「吉井和っ、いやっロビンってなんで、今でもこんなに色気があるんだろうね!」と嬉々として、私は話しかけていた。

正直、すべての活動を追ってきたという訳ではない。だけど、私の中のロックンロールの目覚めはロビン、あなたです。私自身も年を重ね40代に。ふと見上げるとロビンは50代を迎えた今も美しいままでいてくれている。それがもう、ただ嬉しくて。

ロビン(THE YELLOW MONKEY)を知ったのは1995年の夏。発売したばかりのシングル「追憶のマーメイド」

らぶこみ (2)




その妖艶なルックス。どこか歌謡曲にも似たキャッチーなメロディ。そして、その胸を焦がすような吉井和哉の詩の世界に15歳のボクは一瞬にして心を奪われていた。当時発売していた4thアルバム 

『smile』

すまいる

 (「追憶のマーメイド」収録の5thアルバム『FOUR SEASONS』はまだ発売前)を一駅先にある大きなCD屋さんに汗だくになりながら、自転車を飛ばして買いに行った。15歳の夏、ボクはこの1枚のアルバムに本当に夢中だった。ある日、部屋でヘッドフォンをつけたまま
  
「Love Communication」

らぶこみ (1)

を聴きながら陶酔し、気づいたら「こうぅのまっま、ようぞぅらの♪」と熱唱していた。その声に驚いた母親が「何やってるのよ!」とノックも無しに私の部屋に入ってきてしまい、思わず赤面した記憶が今もよみがえる。
              
そして、音楽的ルーツを辿っていき 美輪明宏さん

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という麗しき方の存在を教えてくれたのもあなたでした。時は流れ、人生の酸いも甘いも味わいながらもその歩みを止めないロビンそして、THE YELLOW MONKEY。

本当におこがましいのですがロビン。ロックンローラーとして、そして一人の男性としてずっと、ずうっと。煌めいていてください。あなたは、心の中に今も生きる15歳のボクの憧れです!

 (町井 達)

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