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登山家バイト日記(登山靴説明の難しさ)

登山ショップバイトでの私の任務は、登山靴を販売すること。

もともと大好きだったお店の商品であるため、ほとんどの商品について把握しており、お客様への説明もできると思っていました。

しかし、登山靴は別です。

確かに私も本格的な登山靴を所有しています。雪山用と無積雪時用。ところが、登山靴は1度購入すると、5年以上は確実に使えます。手入れ次第では10年以上使えます。

そのため、1度お気に入りの登山靴を購入すれば、少なくとも5年以上は新たな登山靴を見る必要がないのです。

「だったら寝袋やテント、ザックだって同じだろ?」

寝袋やテントは周辺の小物や付属品が充実しているので、その都度調べることがよくありますし、ザックは、新たな機能を搭載した新商品が出ると買い替えたくなってしまいます。

登山靴は使えば使うほど味が出て、登山家にとって欠かせない相棒となるのです。だからこそ1度購入すれば、新たな商品を気にすることもなくなる・・・

とはいえ、プロとしてお客様に説明するには、そう言っていられない。

そんなわけで、改めて登山靴について勉強してみると、実に奥が深いのです。メーカーごとに特徴があったり、登る山のタイプや難易度によっても専用の登山靴があったり・・・

お客様に登山靴の説明するための一応の手順のようなものはありますが、それに捉われすぎると足元をすくわれる。お客様1人1人足の形も登る山も性格も全く違うのですから。

私が務める登山ショップで取扱う登山靴のメーカー数は約10社。それぞれのメーカーで数種類のモデルがあり、しかも色違いやサイズ違いもあるので、登山靴の種類をザッと数えるとおよそ200〜300種類。

そんな中から、それぞれのお客様に合う登山靴を見つけるのはなかなか大変です。

いかにして効率よくそれぞれのお客様に合う登山靴を見つけるか、徐々に・・・などと言ってられない!一刻も早く戦力にならなくてはならない!ということで、昨日私なりの戦略を見出し、今はその準備を行なっているところです。

この準備を終えれば1つレベルアップするはず、ということで、今日も頑張ります!


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