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コピーライターって素敵な仕事?

文章って誰でも書けます。

小学生の授業でひらがな、カタカナ、漢字を学んだし
文章を構成する主語、述語、目的語も学んだし
文章同士をつなぐかすがいの役割を果たす接続詞も学んだ。

おそらく日本人ならば誰でも同じでしょう。

でも、コピーライターという文章のプロになってみて
初めて文章の難しさを実感しています。

それはひとえに日本語の難しさや奥深さにもあると思います。

例えば、「感じる」という言葉。
似たような言葉は他にもたくさんあります。実感とか感得するとか・・・

他にも「雨が降る」という状況を表す日本語を全て書き表すと
なんと辞書1冊分にもなります。

ほんとかな?と疑いたくもなりますが
確かに、五月雨や長雨や霧雨・・・
いろいろとありそうです。

さて、そのコピーライターの仕事ですが
実は、コピーライターとして作成する文章は
難しい表現方法とは一切無縁です。

なぜなら、いかにして人にわかりやすく商品を伝えるかが
至上命題だからです。

わかりにくい入り組んだ文章で
自己満足に浸っている場合ではないのです。

ただ、誰にでも読めるわかりやすい文章を書くには
人よりも多くの日本語や文章表現を知っている必要があります。

「これをわかりやすい日本語で表す場合、どの言葉が一番しっくりくるか」

ということを考えなくてはならないからです。

無限とすら思えるほど多くの日本語の中から
どの言葉を選択するか。

そこがコピーライターとして腕の見せ所です。

「コピーライターになるための勉強ってどんなことをするのですか?」

以前、そんな質問をされたことがあります。

もちろん、専門書や養成講座などで勉強しましたし
今でもしていますが

私の場合、読書好きだったことと
かつての所属会社でものすごく鍛えられたことが
コピーライターとしての土台になっていると思っています。

つまり、コピーライターになるためには

何よりも文章に慣れ親しむこと
そして文章を書きなれること

が最も重要です。

フリーのコピーライターは素敵な仕事です。

会社に出勤しなくていいし
自分のペースで仕事ができるし
お気に入りのカフェで仕事ができるし
やり方次第で収入も思いのままだし。

でも、そうなるためには
やはりそれなりの努力が必要なのです。

まあ・・当たり前ですが。


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