ふと、不思議に感じたことと、一周回っての感謝。

前回書いた記事ですが、
けっこう賛否両論いただきました。

「芸大卒のオペラ歌手は使いづらい」という現場の声
https://note.mu/yamanononote/n/n1aa9f74f9775

その、皆さんからのリアクションも含めてシェアしたいなと思ったので、Twitterでエゴサしたツイートをリツイートしてみたら「炎上ねらいか」とも言われました。

僕としては、自分がじっさいに聞いた意見を元に、実体験なんかも含めていろいろ考えて、その結果を率直に書いたので、決して「炎上」をねらったわけではありません。

とはいえ、穏やかならぬ内容だったので、不快な思いをされた方もいらっしゃっただろうなと思って、その点は僕の至らないところとして申し訳なく思っています。

ただ面白いことに、上の記事に対して、ネガティブな反応を下さった方の過半数が芸大関係者で、ポジティブな反応を下さった方の多くは芸大以外の音大やその他の大学を卒業されて演奏活動をされている方だったという傾向があります。もちろん、芸大関係者の中にもポジティブな反応を下さった方もたくさんいます。

とはいえ、冷静に考えれば、僕が書いた記事を読んで嫌な思いを抱いたり、明確な反対意見を持っていたりする人の中には、SNSやインターネットの上でその意見を書かかず、その思いをご自分の胸の内にしまったままにした方もたくさんいらっしゃるでしょうから、単純に、表面上に出てきた賛成・反対の意見の数を持って、あの記事が正しいと主張したいわけではありません。

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以前も、結果として、いわゆる"バズった"記事がありましたが、その際にもけっこうな反対意見というか、快くは思っていらっしゃらないだろうなという反応をいただいたことがあります。

それと同時に、僕の考えに賛成してくださる意見も、たくさんいただいた記憶があります。

とても不思議です。

どちらの意見も、僕の書いた同じ文章を読んで生まれたものです。

ある人には、僕の文章は不快に感じられて、またある人には肯定できるようなものに映る。

僕の書いた文章を読んで「この人の奏でる音楽はいっさい聞きたいと思わない」と思われる方もいれば、「こういう考え方が演奏家自身から出てくることが新鮮」と応援してくださる方もいる。

なんだか今回の記事では特に、そういったことが、とても不思議に感じました。

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僕がお会いさせていただくすべての人に、ひとり残らず気に入っていただくことは難しいと、理解はしています。かといって、「人から嫌われたってへっちゃらだ」と真に心から思えるような人物もなかなか奇特な方だろうなと思います。

僕自身も、「生きていれば好いてくれる人もいるし、それ以上に嫌われる人もいる」と思いながら、毎日過ごしています。

そんな人生のなかで、僕みたいな人間を「好きだ」と言ってくださって、僕のコンサートや舞台に駆けつけてくださったり、noteを通して支援をしてくださる方が少なからず居て。そんな方々への感謝は本当に言い表せないくらいのものがあって、僕が歌ったりお芝居したりすることでお返しできればと、表現者として生きる毎日を頑張っているわけです。

でも、同時に、僕の存在が目障りだと感じていらっしゃる方も少なからず居て。申し訳ないな、と思いつつも、僕は僕を応援してくださる皆様へ、僕が出来うる限りの最高のパフォーマンスを通して恩返しするという使命を背負っているので、今日も歌ったり台本を読んだり、こうして文章を書いたりしているわけです。

けれどたとえば、僕の存在を不快に感じることで、音楽や舞台自体までも嫌いになってしまったり、僕が活動の軸のひとつを置きたいと思っている山梨を嫌いになったりするような方がいたら、それはとても悲しいなと思います。

元AKBの前田敦子さんじゃないですけど

「山野のことは嫌いでも、音楽や舞台や山梨のことは嫌いにならないでください!」

って気持ちでいっぱいです。

とはいえ、僕の言動に不快感を感じていらっしゃる方はこのエントリ自体読んでないでしょうし、僕に言われなくとも自分が信じる音楽や、舞台や、生き方のスタイルをお持ちでしょうから、「お前にそんなこと言われたくないわ」って感じでしょうね。。。

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それにしても、そんなこんなを経て、それでも僕のことを応援してくださる方がいるのは、本当に嬉しいし、ありがたいことです。

そんなみなさんに恥ずかしくないように、ちゃんと歌が上手くなって、お芝居も上手くなって、踊りも上手くなって、少しでもたくさん、幸せに感じていただける瞬間を手渡せるように、がんばらなきゃなって、こんなことがあるたびに思います。

じつはいま、僕の身の回りはとってもアツくて、いくつかのプロジェクトがにわかに動き始めています。山梨が舞台なものもありますし、東京が舞台なものもあります。

それらは、もちろん僕の力だけでは実現不可能で、たくさんの人が僕をサポートしてくれたり、僕のことをより高いところへ引っ張り上げてくれたりしています。本当に、たくさんの方に助けていただいています。

その結果をしっかりと具現化して、みなさんの目の前で、ちゃんとお見せできるように、明日も、あさっても、頑張りますーーーー!!!!!



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