20240405_自分のなかの自分がサンリオグッズをほしがる

続今日こそはシリーズ、今日こそは、今日こそはお風呂屋さんに行くのだ。
先月末からの不調、漸減はしているものの解決はしていない。身体の、上半身にだけ疲れが蓄積しており、頭皮も表情筋も歯茎も、首も肩も背中も肋間も硬くなって凝っている感じがする。
こうなったらお風呂屋さんに行き、電気風呂でビリビリとほぐすしかない。
起きて朝食をとって家事をして娘を送り、仕事を片付けて、いや片づいていなかったが出かけた。出かける前にNHKの「チョイス 病気になったとき」という番組でストレスの話を扱っており、ストレスコーピングとしてストレスを逃したり忘れたりする方法を紹介していた。なんでも、自分なりに100こくらい書き出して準備しておくといいそうだ。
私にとってお風呂屋さんに行くのはコーピングのひとつで、しかも割と最終手段だったりする。
番組では「いやなことを葉っぱに乗せて川に流す」瞑想法も紹介していた。出かけるまぎわにちょっとやってみたが、効きそうな感じはするものの、なんとなく恥ずかしくなってやめた。

白くぽわぽわと咲いた桜を横目に見ながらお風呂やさんに着。
私はすぐに何分くらいで出よう、とか、出たらビールを飲んじゃうぞ、など先の予定をたてたがる。しかし今日はそんなクセをぐっとこらえ、出たくなったらあがる、逆にそう思わないかぎりは自分なりに本当に満足して「出よう」と感じられるまで好きに浸かったり出たり洗ったりすることにした。実践していたら。裸体のままプラスチックの椅子に座って涼んでいるあいだに急に涙が溢れてきてびっくりした。なんだかんだ蓋をしていた感情があったようで、せっかくなので裸体のままその感情に向き合ったら少しすっきりした。

自分の感情に向き合って自分を大事にするというのはおそらくセルフケアと呼ばれるようなもので、言語化したり効率化できない、身体的で情動的なものだ。そしてセルフケアは身体的で情動的な性質ゆえに効率や生産や言語が重視される社会でははじっこに押しやられてゆく。つまり、仕事が忙しければ(私はそんなに忙しくはないはずなのだか)忘れられてしまう。

私は仕事上自分が前に出ざるを得ないタイプのサービス業をしているので、サービスの裏側には私の人間性がでてしまうし、だからこそ自分が安定している必要がある。自分の安定にはセルフケアは大切で、さらにセルフケアをしてゆくには自分をきちんと知る必要がある。

急にあふれてきた私の感情と向き合った結果、いい香りのするボディケアグッズを買うことにした。自分のなかの自分がサンリオグッズも欲しがっていたが、それはまた今度、ということにした。

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