20240312_心の中で(マリーナベイサンズ)と唱える

起きたら8:00だったので焦った。焦ったが、すぐには起きない。隣にいる娘と夫に時間だけつたえた。
娘は私の布団にもぐりこんでふくらはぎに冷えた足を挟んであたため直している。その後「注射頑張ったよね」と確認するようにかみしめるように言った。
昨日彼女は日本脳炎の予防接種をしたのだった。コロナで医療機関がてんやわんやしており機会を逃していたのだが、ようやっと接種した。実際娘は怖がりながらも泣かずに耐えており、その気丈さは尊敬に値するものだった。
「頑張ってたよ」と私からもかみしめるように言ってから、起き上がる。
そういえば、18歳のわたしが、やりたいことがあるわけではないのに大学受験をする夢を見た。夢のなかで感じた焦りのようなものだけが胸骨のあたりに残っている。

ぼんやりしながら朝食をとり、夫が娘を送っていってくれた。洗濯物を干し、布団を上げた。ふとん乾燥機をかけるまでもないが、ややしっとりした敷布団があるので、マットレスを屏風のように立て、その上に敷布団を置いて風を通すことにした。
以前夫が布団をこの状態にすることを「マリーナベイサンズ」と呼んだので、今日も心の中で(マリーナベイサンズ)と唱える。

マリーナベイサンズ

家で仕事。明け方に来ていたメールにまつわるあれこれを一気に片付けてから、来月から始まる授業の準備。気づいたら昼で、同じく在宅勤務だった夫とともにシシャモを焼いたりスープをあっためたりして昼食。
その後もあれこれ用を足して、ようやく今日初めての外出。けむるように雨が降っていて寒い。張り切って銀行の窓口へ向かうと、閉まっていた。銀行の窓口は16:00までだと思っていたのだが。

一旦帰宅して残りの雑用を済ませ、雨の中歩いて娘を迎えに行った。いつもの運動靴では足元がぶよぶよになるだろうと、レインブーツを持っていってあげたら大層感謝された。
娘の友だち親子と一緒に歩きながら帰る。友だちと並んで歩く娘のカサはなんだか小さいようで、リュックサックがわずかにはみ出て濡れる。確かに彼女は最近背がのびた。新しいのを買ってあげるね、と言うと「エルサのにする」そうだ。
ウェルシアに寄ったりしながら、びしょびしょで帰宅。

夕飯は豚肉の唐揚げと蒸し野菜、味噌汁。
翌日の夫のお弁当も作ってから21:00に就床した。


最近夕方や夜になるとあれこれ自分の仕事の将来を考えて不安になる。夫にもたびたび相談している。
昨年も5.6月はこんな調子で悩んで不安になっており、そうした不安の期間が前倒しになっているだけなら良いのだけど、7月くらいまで続くのだとしたらまずいな。




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