20240219_いつか学校で手塚漫画を手に取る日が

昨日母からもらった、横浜中華街の肉まんがある。
そう思うだけで朝のスイッチが入るのだから私の思考回路は想像していたより全然ちょろい。

セイロで3つをほかほかに蒸して食べ、娘を保育園に連れていった。夫も在宅勤務が続いたが久しぶりに出勤。
一人家のなかで明日の仕事の準備をした。
大量の新聞紙を用意するのだ。
ただ古新聞を束ごとに持参すればよいわけではなくその記事にある語彙が重要なので、一枚一枚ざっと読む。
一面広告はひざ痛やシミシワといった年齢に伴う機能低下とそれに対するケアをうたったものばかりで、新聞を購読する層のすがたが自然と浮かび上がる。

ひと段落ついたところでジムに行く。行く道すがら、11月頃から続いた繁忙期は落ち着き、いまは毎日を着実に過ごしているはずなのに、無意識下に追いやっていた用事が泡のように意識にあがってきて不安と焦りにかられた。
ペーパードライバー講習。アルバム作り。娘の春夏の服。靴箱の整理。友達を遊びに誘う。パーツが外れたままの服の修理。

30分のトレーニングののち、私はヒマになった日々のほうにこそ不安を感じて、自分を忙しくしようとしているだけだと気づいた。
しなければしないで、無ければ無いで、日々はすぎていくものだ。  

娘を保育園から歯医者さんに連れてゆき、帰ってからまたお人形でごっこ遊びをして、お風呂。
昨日から、自分の膝にシワを寄せて唇のような形をつくり、それをしゃべらせるという遊びをはじめた。今日は娘も自分の膝にシワを寄せてしゃべらせていた。手塚治虫「ブラックジャック」の人面瘡の話にインスパイアされたふざけだが、娘もいつか学校で手塚漫画を手に取る日が来るのだろうか。

夕飯は味噌汁、かぶのゆかり和え、蒸し野菜、豚の生姜焼き。どれもおいしくできたうえに夫、娘、私全員の好みに合うメニューで、しっかり3人ぶんの口が甘やかされた。



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