20240224_お金は揮発しない

家計簿アプリに入力したいがために早起きした。

新しい家計簿アプリがやってきたのだ。
最近はほとんど現金を使う機会がないのだから、家計簿アプリだって自動で連携してくれて然るべきだと気づくが早いか入手した代物で、
ほんっとうに(嘘は困るのだけど)口座やクレジットカード、電子マネーとも連携して収支の履歴を自動で記載してくれる。それが大変に賢いので尊敬の念を持って3日くらい前からずっと眺めては微調整をしている。

今朝も早く起きて、だいぶ過去の入力されきっていない収支を手入力してスッキリした。
これでお金の流れがよく見える。
お金の流れがよく見えるようにするというのは市井の人々にとっては当たり前のことなのだと思うのだが、ぼんやりと40年生きてきてしまい、お金は揮発、雲散霧消するものだと思っていた節がある。しかし今回のアプリをもってして、私はお金を使うことで、コーヒーだの本だの服だの、何らかのモノやサービスを得ているのだ、ということが目の前に迫り、買ったものとお金がガチッと繋がった。お金は揮発しない。

そうしている間に、本日保育園での発表会を迎える娘が張り切って起床してきた。「今日は本番だよ!楽しみぃ〜〜」と繰り返している。
この人は運動会でも発表会でも、自分の活動を人前で披露することを楽しいことだと捉えており、その胆力とまっすぐな自信がまぶしい。
おにぎりを中心にした和食で朝ごはん、家族全員張り切って出動した。

発表会では「笠地蔵」を上演することになっており、しかし担任の先生からネタバレしないように口止めされていたようだ。それでも漏れ聞こえてくる情報では娘は地蔵役とのこと。
果たして上演は始まり、娘も他の子達のことも可愛い可愛いと愛でる。
娘は隊形移動ののち自分の場ミリをきっちり指差しててから私の方に少し力を入れた眼差しを送り、自分が指示通りの立ち位置にいられていることをアピールしていた。

上演は大成功のうちに終わったようで、皆で集合写真を撮って解散となった。娘は上演成功のご褒美に、バナナを欲しがったので買った。

その日中娘は「楽しかったね〜」と上演の余韻を味わっていた。





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