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キリギリス

子供の頃、王様や貴族がキリギリス。庶民をアリに例えた教訓を教えられました。覚えてらっしゃいますか?

僕の学生の頃は、バブル崩壊前。アリを演じながらキリギリス的な生き方をする一人二役を演じる方が増えました。

2020年は、世界史上稀にみる出来事に、世界中の方々が、アリにシフトしたままになるかもしれないと心配されています。2021年は、いかがなものでしょう。強く優しく生きて行けるでしょうか。

脳について、勉強していくと、脳地図と申しましょうか、領野図をよく目にされるかと思います。これは、コルビニアン・ブロードマン氏による大脳新皮質の解剖学・細胞構築学的区分の通称です。

領域

脳の異なる種類の細胞を染色する組織染色法を用いて、コルビニアン・ブロードマン氏は、1909年に人の脳を52の異なる領域に分け、現在ブロードマン領域(脳地図)と呼ばれている区分をつくりました。

視覚野における17野と18野の区分など、多くの脳領域について非常に正確なものでした。1918年、敗血症により49歳の若さで亡くなった彼の名前の冠された脳地図は、彼が亡くなった後も、神経学や神経科学研究の基礎をなす土台となり続け、それは現在まで続いています。僕も、復習のため、辞書のように使っています。

人の精神活動は、大脳皮質に集まっています。脳細胞は、生後1〜2ヶ月まで増加し、それ以降増加しません。 大脳の神経細胞数は、約140億個と推定されていますが、深い所にある細胞や小脳の細胞を合わせると、〜2000億と推定され、それらの複雑微妙な働きによって、人間を醸し出しています。

脳のお話を書いている目的は、人の精神活動の中枢をなす脳研究の歴史を辿りながら、脳の構造、抑制制御、その進化の過程について、みなさんと一緒に考えて行けると考えたからです。

これは、20年前に知ったのですが、身体の何処かの部分が、炎症等のアクシデントがあると、関連する脳の部分も赤く炎症を起こし、頭皮にも現れます。これを応用して、神経筋制御論として、まとめて行っています。ですので、宜しかったら、復習がてら脳の話をご覧になられたり、辞書のようにお使い頂けながら、やまおく体操 〜神経筋制御論に沿った運動処方〜をご理解頂けると嬉しいです。

僕は、大学院生の頃から、サラリーマン生活を終えるまで、アリを演じながらキリギリス的な生き方をする一人二役を演じておりましたが、起業して、アリにシフトしたままになりました。こんなアリのままの人生ですから、心配しないで下さいね。


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