通退勤のBGMは「問わず語りの神田伯山」。
あまりにも他者への毒舌ばかりで敬遠してしまっていたが、青春ゾンビのヒコさんが最近よくTwitterで話題にしていたのでひさしぶりに聴く。
これがとてもおもしろかった。
ハゲ薬をどこに置いたか探すストレスでハゲそうなこと、弟子を取ることを解禁したのに弟子がこないと嘆き、挙句の果てには架空の弟子とのボウリング大会&鍋パーティーについて妄想する。
やっぱりこの人は他者への毒舌より自虐の方がおもしろい。
そして、ゴッホ展の話でグッときてしまった。
ゴッホは生きている間に評価されなかったことから、リスナーには自分が好きだと思ったことに対して、周りの評価なんか気にせず、好きを貫いて欲しいこと。それが「生きているうちに報われる」ことに繋がるとシメる伯山。
ひさしぶりにthe dresscodes「ゴッホ」を聴きたくなった。

疲労がピークだったのもありジムに行くのをやめ、ケンタッキーを買って仕事から帰宅。
明日からまたジム通いをがんばる為のご褒美だ。

帰宅してすぐにTVerで見逃していた「かまいたちの知らんけど特別編 37年間通ったスーパー・イズミヤへ濱家最後の挨拶」を見る。
濱家が37年間通ったスーパーへお別れをしにいくドキュメンタリー。
今年でいえばKOCと同じくらい感動した。
名店が閉店する度に閉店を惜しむ人に対して「お前らが行かなかったから閉店したんだろ」と斜に構える人がいるがそれは違う。
ちゃんと思い出として惜しむことが大切なんだと思う。
イズミヤのポテトを食べて「うちの姉ちゃんにも食べさしてあげたいわ」と涙を見せる濱家を見て、こちらまで泣きそうになる。

その後、録画していたNHKスペシャル「横綱 白鵬 "孤独"の14年」を見る。
貴乃花と同じくらい大好きな横綱。
晩年、身体の衰えと葛藤しながら、横綱らしくはないがなりふり構わずに勝つ相撲に変化していった白鵬。
インタビューで横綱の品格について聞かれ、「土俵の上では鬼のように強くて、土俵を降りたら優しい。勝つことが横綱相撲」と言った白鵬にグッときた。
大横綱、本当におつかれさまでした。
これからは第二の人生を謳歌して欲しい。