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Xデザイン学校大阪分校:第2回〈オブザベーション〉

写真は、関係なくはないです(笑)懇親会でのお料理。おいしかったです。

さて、先月の第1回〈ブートキャンプ〉から1ヶ月。今日は第2回〈オブザベーション〉でした。

徐々にガチ度が増していく趣があって、緊張感は高まります。

最初にUXデザインやサービスデザインの基礎となるリサーチの方法の体系に関する説明があって、さらにその中心となる質的調査方法について。

それをうけて、

①観察とその記述

②上位下位関係分析

③洞察・問題発見

という流れでした。


職業柄、これらのことを口の端には上せているので、知識として知らないというわけではありません。が、知ってるのとできるのは全く違います。というか、本来は「できる」があってこそ「知ってる」と言えるのだと思います。ということは、私は「知らない」わけです。その心づもりで臨みました。

実際にやってみての反省点もいろいろあったので、学びも含めて、振り返りとして書きとどめておこうと思います。

1.  人は、問題解決思考に陥りやすい

問題解決することが悪いわけではありません。ただ、何がしかの価値を創造しようとするとき、問題点を解決することばかりに目がいきすぎると、本来考えるべきことから逸れてしまいがちです。

実際、観察&記述をしているときも、そのあたりばかりに目がいってしまってました。

それが、上位下位関係分析をする際に足かせとなって露わになってきました。今回の観察テーマは「ゼリーを食べる」でした。もちろん、お題としては「ゼリーの新パッケージを考える」なのですが、「ゼリーを食べる」という行為にまで抽象化する必要があります。観察の段階でそれが意識できてたかというと、やはり脱け落ちていたのが事実です。

最後に発表する際、そこらへんの観察事実と問題発見や価値提案のつながりについて、浅野先生から問われたときに、「あー!そこやった!」と、足りなかったところに気づかされました。

その点で、次に書くこともまた同根であると言えます。

2.  人は、(ほぼ無意識に)持っている思考枠組に囚われる

上に書いたこととほぼ重なるのですが、発表&講評のなかで、ここを痛切に感じました。

仕事柄、ここは気をつけてるつもりであっても、それはあくまでも仕事の文脈においてであって、やはり囚われていました。

これは、おそらく深掘りするという抽象化とはちょっと異なるのかもしれません。

というのも、深掘りというのは、〈同じ場所を下に下に掘り下げていく〉というイメージかと思いますが、それはその場所にとどまってしまっている可能性があります。そこの場所が、ほんとに掘り下げていくべき場所なのかということも問わないといけません。

むしろ、深掘りするというのは、いったん別の場所からも掘り下げていかなければ、できないということかなと感じています。

いずれにしても、自分自身を無意識のうちに搦め捕っている思考枠組をいったん外れてみること、ここが欠かせないな、と。これが〈リフレーミング〉なんですよね。いざやってみると、なかなか難しいなと痛感します。

そのためにこそ、次の点が大事になってきます。

3.  問いを持って、さまざまな場所で観察する

抽象化って、概念化していくこと。このこと自体は、頭ではわかってても、現場でのさまざまな事象を関係づけつつ抽象化するというのは、やはり難しいことです。

今日の講義ではKJ法について、さらっと言及されただけでしたが、上に書いた点はまさにKJ法の根幹・原理と同じであるように思います。

そのためには、私の場合、観察の場数(量もだが、質も)を増やすことも必要やなと感じました。もちろん、ただ単にぼーっと見るのではなく、問いを立てつつ観察する(予見的な問いではなく、その事象の根源を明らかにしようとする問い)ことが不可欠なのは言うまでもありません。

今日の講義&ワークショップで、そのあたりを深く感じました。これは、日ごろからできることなので、意識して心がけようと思います。

4.  そのために学びつつ、捨てる

捨てるというのは、アンラーニングのことです。どうしても、人間って(←私限定かもですが)、これまでに得た経験や、そこから抽象化された知識や思考枠組に縛られます。縛られはじめると、視野が狭くなります。視野が狭くなるというのは、“余計なこと”を問わなくなるというふうに言い換えれるかもしれません。だから、視野が狭くなるときって、「無駄がなくなってる」ように錯覚するのかもしれません。あるいは、そんなことすら気づかないのかもしれません。

でも、それでは次々に変容していく社会、もう少し限定的に言うと変容していく“生活”を捉えていくことはできないんだろうと思います。

だからこそ、アンラーニング、そのための根源からの問い返しが必要なんやろなって、あらためて感じています。

5.  それでも、問い、考えるのは楽しい。

こう反省点ばかり書いてますが、楽しくなかったのかというと、それは逆で、まことに楽しかったです。

問い、考えるというのは、おもしろい営みだと、私は思ってます。実際、今日も楽しかったですし。

なので、次回以降もつねに問いを意識して、取り組んでいこうと思います!

浅野先生はじめ、みなさま、引き続きどうぞよろしくお願いします!!




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やまがたまさゆき

経営学(経営学史)の研究と教育にたずさわってます。能やら和歌やら、日本の古典文芸がすごく好きです。最近はサービスデザインやら、意味のデザイン / 意味のイノベーションやら、美意識をめぐる議論やら、そういうあたりに強く関心を持ってます。 抽象と具象をいったりきたりするの好きです。

Xデザイン学校大阪分校2019省察録

Xデザイン学校大阪分校2019ベーシックコースでの学びの省察録です。お恥ずかしい内容も出てくるかと思いますが、自らの省察のために書き続けてみます。
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