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時代に共感されるNPOの特徴って?

「数十年後には,世の中にある職業の半分以上がAIに代替される」
ここ数年,言われていますよね。

確かにこれには驚異的な面もあって

今,「データ入力 時給1000円」みたいなアルバイトをしている方の職業は,まずなくなるでしょう。

次にあぶないのは税理士・公認会計士だと言われています。
あとはスケジュール管理だけの秘書さんとか。

もしかしたらNPOの毎年の事業報告や会計報告も,

数年後には超絶カンタンで便利な無料サービスができて,5分でできるようになるかもしれません。

(税務署HPがやってる確定申告書サービスみたいなやつかな)



・・・今,

『えっそれってラッキー!早くそうなってほしいな!』

って思いませんでしたか?

そうなんです。

AI,テクノロジーの進化には

「ストレスフルな単純作業を無くしてくれる」

というハッピーな面があるんですよね。


たぶん数年後には,

住民票変更届〜とか国民健康保険加入手続き〜とか

お役所手続きも,わざわざ平日or土曜午前中に役所に行ってやらなくてもよくなります。

そうしたらその時間に何ができるでしょう??
これこそストレスの軽減ですよね!


AI,テクノロジーの進化によって,マイナスがゼロになるようなイメージでしょうか。

その究極的にはベーシックインカムだと思うんですが

そこまでにはいかないとしても,

この先,肉体的・物理的な不快はますます少なくなっていきそうです。

NPOが、人間が、するべき仕事は何?


じゃあそうだったとして,

事業を行うものとしては,どんな問題解決をやっていけばいいのか。

食べるところ 住むところ 娯楽もとりあえずあって,

税金・会計や行政周りの事務手続きは
すべて簡単にネットで行えるようになったら

ホームページもチラシも
文章や写真を入れるだけで高クオリティのものが簡単につくれるようになったら

私たちは,どんなひとのために,どんなサービスを行えばいいのかな?

って毎日すごく考えています。


で,いまのところわたしの結論としては,こうなるんじゃないかなーと思ってます。

①問題はほぼ,孤独や人間関係のこと,自分自身の生き方に関することに集約される

②やりたいこと(望み)は,自己実現や社会貢献の方法,自分と周りの人たちが幸せに生きていくためのこと,もしくは人間関係づくり(友人や恋人)。あと芸術やエンタメ創作と消費。


つまりは,
《人間関係や心,感情を大事にする時代》になるんじゃないかなってことなんです。

マズローの欲求5段階説でいうと,どんどんピラミッドの上に上がっていくイメージですね。


そしてそれを具体的に,事業目線で考えてみると,

◇どんなに衣食住足りてても孤独はイヤ
(SNSや婚活アプリ,コミュニティ拠点づくりやシェアビジネス)

◇人とは揉めるかもしれない
(対話やファシリテーションを使った創造的交渉)

◇ますます自己実現や社会貢献について考える時間が増える
(プチ起業や地域活性化,地方ビジネス),

◇一人一人価値観の違う個人の,オリジナルな幸せを考える
(ファッションやアクセサリーもカウンセリングも医療も死に方さえも,より自分らしいものを志向する)



・・・こうやって並べてみると,
NPOには向いていそうな事業がたくさんありますよね♪

そんな時代の流れも意識しつつ,時代の共感を呼べるようなNPOはますます発展していくのだろうと感じます。


税金さえも,国に預けて社会のために使ってもらう時代から,
自分の応援したい地方公共団体や組織に預けて(ふるさと納税やNPO特例認定制度など)社会のために使ってもらう時代です。

相続人のいない高齢者も増え,遺贈寄付市場も右肩上がりに上がっています。

まさに社会起業家にとっては追い風の時代だと思いますよ。

司法書士(ワタシ)も、この先どうなるんだろう。

ワクワクしながら考えていきたいと思います。


ヤマサキ



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