起業家教育と自己肯定感とAKB総選挙。
中小企業庁が、高校生向け起業家教育プログラムを全国10か所で実施します(2018年)
というトピックス。
オモテの目的は
潜在的な創業関心者を掘り起こし、
将来の開業率の向上を実現するため、だそう。
そしてウラの目的としては、起業家教育を行うことで
「子どものチャレンジ精神、積極性を向上し、自己肯定感を高める」
という効果を見込んでいるそうです(経産省)。
ところで。
起業家教育が「自己肯定感を高める」ってどういうことなんでしょう?
ちょっと考えてみました。
たとえば学校の勉強はとても苦手!という子が、
実は
「身の回りでみんなが困っていることによく気づけたり、
初対面の大人とも堂々と話せる」
ということがわかったり。
自分も周りも知らなかった、
数字に表れない長所を発見できるっていう効果もありそうです。
数字で表れない、ものさしで測れない、良さって
学校ではなかなか評価されにくい気がします。
特に子どもの頃は、
勉強が出来るとか足が速いとか、
わかりやすい長所を持つ子がチヤホヤされますからね。
あとは、高校生くらいまでの学生にとって
【大人=学校の先生】ということが多いから、
それ以外の職業の大人と触れ合うことで
価値観のものさしが増えるのも、子どもにとっていいのかもしれません。
普段会わない種類の大人からかけてもらった言葉が、
その子の人生を変える可能性もありますよね。
というか先生って、
先生以外の職業を経験していない方が多いと思うので、
外部から講師を呼んだりすることになると思うんですが。
そこはぜひ都内の大手企業からじゃなくて
地元の会社さんとか、地域の方を呼んでほしいところです。
それこそ、NPOとか市民活動をされてる方も最適ですよね!
子どもに必要なのは自己肯定感。
「自己肯定感=生きる力のひとつ」
だと私は思っていて。
オトナが自分の話を伝えることって、
子どもの生きる力を高めることにつながるんだと思います。
たとえオトナがした話の内容はわからなくても、
「自分に向けて真剣に話をしてくれたんだ」
「敬意をもって接してもらった」
そんな経験が、子どもの自己肯定感を高めるんではないかと思うんです。
ほんとは起業家教育の場面に限らず、
学校の他の授業でも、部活でも、
子どもに関わる大人は、
子どもの生きる力が高まるように接しなければいけないんだと思います。
(口で言うのは簡単ですけどね。自戒を込めて。)
先日AKB総選挙を見ていたら
「こんな何のとりえもない私が・・・」とか
「すべてが中途半端な私が・・・」とか
若くてカワイイ女の子たちの
耳を疑いたくなるような発言がたくさんあって。
あんな狭い世界に閉じ込められて
同一の物差しで品評されて評価を決められちゃったら、
そりゃ自虐的になっちゃうよね、と思ったのでした。
ワルイ大人社会の見本ですね。
(「自己肯定感を高める」政策をやっていながら
一方でAKBグループを大々的に起用する政府・・わかりやすい欺瞞だわ~)
あとね、
地域の子どもも、自分の子どもと同じような愛情を持って接することができたら。
地域みんなで見守ることができたら。
悲しい事件や凶悪な事件も少しは減るかもしれません。
そういう社会にしたいですよね。ほんとに。
ということで、話がそれまくりましたが、
私ヤマサキは
「居場所づくり」や
「子どもの生きる力を高める」市民活動を絶賛応援します!
という宣言で終わりたいと思います。
それでは今日はこのあたりで。
ヤマサキ
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