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1.魯肉飯 ルーロウファン

台湾めし初心者もリピーターもまずはコレ

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これを食べずして台湾めしははじまらない!台湾を代表する台湾人のソウルフード。

魯肉飯 ㄌㄨˇ ㄖㄡˋ ㄈㄢˋ lu3 rou4 fan4 (大阪弁で「はよせぇ!+(強めの)なぁ!」の音で)

「魯肉飯」という表記をよく目にするけど正しくは「滷肉飯」と書きます(ヨミは同じ「ルーロウファン」)。「滷」は醤油ベースでその他調味料などと煮込む調理方法のことを言い、茶色くしっかり煮込まれた豚肉は脂身の少ない赤身部分を使ったそぼろ風のものや、脂身多めのプリンプリンした小さい角切りなど、お店によってさまざまです。「魯」という漢字には「滷」の意味はないけど、音が同じだからか何故か「魯」の字を採用してる店が多いです。細かいことは気にせずめし屋では「魯=滷」と覚えておきましょう。「滷肉(ルーロウ)」はご飯だけじゃなく麺にかけたり、他の料理へも調味料や具としていろんなとこにルーロウ使われてます。

魯肉飯が食べられるお店はそこかしこにある中で、金峰魯肉飯は地元っ子もよくオススメに挙げる超有名店で店内はいつも賑わってます。日本でもよく紹介されてるので、台北へ行ったことある日本人のこの店行ったことある率めちゃめちゃ高いと思います。細切りされた豚肉は少し脂身が多めだけどしつこくなく、真っ茶色な見た目の割にはそこまで味付けが濃くないけどしっかりと味が染み込んでいて、台湾滞在中何度でも食べたくなってしまう美味さ。店入って「とりあえず生」ならぬ「とりあえず魯肉飯」て言いたくなる。大50元、中40元、小30元、があるので、たっぷり堪能したい時は大、少しずつ食べたい派や1人めしの時には小、と気分や状況によって大きさが選べるのはありがたいメニュー設定よね。

ちなみに台湾南部に行くと「魯肉飯」という表記を見かけることはまー少ない。その代わり「肉燥飯(ロウザオファン)」が幅を利かせてます。どこ行っても肉燥飯。これは魯肉飯とほぼ同じものなので、メニューに魯肉飯がなくても肉燥飯があればそれを注文しましょう。更に付け加えておくと、南部にも魯肉飯はあります。でもこれは豚角煮がドーンと乗ったいわゆる焢肉飯(コンロウファン)のことを指すんです。ややこしい!

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金峰魯肉飯で魯肉飯のお供に鳳梨苦瓜雞湯(フォンリークーグァジータン)55元も注文。名前からは「甘いの?苦いの?どういう味なの?」と戸惑いしかないけど、台湾では定番の組み合わせのスープです。パイナップルと言ってもフレッシュパイナポーではなく漬物が使われています。そもそもパイナップルの漬物があることに驚き。漬物の塩分がスープに染み出して苦瓜のアクセントがきいています。苦瓜が苦手な私でも美味しい。器ごとじっくり蒸しているのでこれでもか!というぐらい鶏肉がホロホロと柔らかい!

金峰魯肉飯 ジンフォンルーロウファン
台北市中正區羅斯福路一段10號 
「中正紀念堂」駅2番出口すぐ

8時~1時


金峰魯肉飯
ㄐㄧㄣ ㄈㄥ ㄌㄨˇ ㄖㄡˋ ㄈㄢˋ
jin1 feng1 lu3 rou4 fan4

鳳梨苦瓜雞湯
ㄈㄥˋ ㄌㄧˊ ㄎㄨˇ ㄍㄨㄚ ㄐㄧ ㄊㄤ
feng4 li2 ku3 gua1 ji1 tang1

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この「1.魯肉飯」はお試し無料記事です。

Part.1は台湾めしの基本中の基本!
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