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【無料本文】TDAルール2019年バージョン1.0・日本語翻訳

POKER TOURNAMENT DIRECTORS ASSN。
2019年版ルール バージョン1.0、2019年9月17日

Poker TDAは、2001年に設立されたポーカー業界の任意団体です。ポーカートーナメントルールの世界的な統一性を高めることが使命です。

Poker TDAルールは、ハウスルールを補足するものです。
ハウスルールとの競合があったときは、ハウスルールが適用されます。

【一般概念】

1:フロアの決定

フロアは、その意思決定過程において、ゲームにとって最善の利益と公正性を最優先する。通常と異なる状況においては、公正性を考慮した常識的な決定が技術的なルールよりも優先される場合があります。
フロアの決定は最終判断となる。


2:プレイヤーの責務

プレイヤーは、登録データ及びシートの割り当てを確認しハンドをプロテクトする。自身の意図を明確にし、順番に沿ったアクションを行い、適切な用語とジェスチャーを使ったアクションを行い、カードを見えるように置き、チップを正しく積み、ライブハンドを持っている場合はテーブルにつき、
ショーダウンとなった場合(※マックする場合を除く)は全てのカードを適切に開示し、ミスがある場合は口頭で指摘し、正当な場合にはクロックを要求し、速やかにテーブル移動し、他人と相談せず(1プレイヤー1ハンドルール)、ルールを習得した上でそれに従い、適切なエチケットを守り、原則としてトーナメントの秩序維持に貢献しなければならない。

3:公式用語とジェスチャー

ベットに関する公式用語は、ベット、レイズ、コール、フォールド、チェック、オールイン、コンプリート、ポット(ポットリミットゲームのみ)のような簡素で間違いない由緒正しい宣言である。
地域独自の用語も、こうした基準を満たすことがある。またプレイヤーはアクションの際に、十分気をつけてジェスチャーを行わなければならない。
テーブルをタップするとチェックになります。自らの意図を明確にすることはプレイヤーの責務である。
標準的ではない用語やジェスチャーの使用は、プレイヤーの自己責任で行われるものとし、そのプレイヤーの意図に沿わない裁定を下される可能性がある。第2項及び第42項を参照


4:プレーヤーの本人証明

衣服やその他の装身品は、プレイヤーの身元(顔など)を常に覆い隠したり、ゲームの邪魔になったりしてはなりません。TD独断の判断はハウスルールの基準として適用されます。


5:電子デバイスとの通信

テーブルでは電話で話をしてはいけない。着信音、音楽、画像、ビデオなどは他の人邪魔にならないよう音を切る事。
ベッティングアプリやチャートなどは、ライブハンドを持つプレイヤーは使用してはならない。
その他の機器や道具、写真撮影やビデオ撮影などの通信については他人に迷惑を掛けたり、ゲームの遅延行為や競争上の優位性を生み出したりしてはならず、ハウスルールやゲーム規制の対象となります。


6:公式言語

ハウスはテーブルで許される言語を明確に掲示しアナウンスする。


【座席決め、テーブルブレイクとテーブルバランス】

7:ランダムで正しい座席

トーナメントやサテライトの座席はランダムに指定される。正しいチップ量を持って、間違った座席でプレイを開始してしまった場合、当該プレイヤーはその時点のスタックを持って、正しい座席へと移動する。


8:空席待ち、レイトレジストとリエントリー

A. 空席待ち、レイトレジスト、リエントリの際のチップはフルスタックとする。プレイヤーたちは皆同様の手順により、そのときの新プレイヤーのために用意された座席候補から、ランダムな方法でテーブルと座席を指定され、かつスモールブラインドとボタンの間のポジションを除く座席に指定されるものとする。
B. リエントリーイベントで、プレイヤーがチップを放棄して、新しいスタックをバイインすることが許されている場合、その放棄されたチップはプレイから取り除かれるものとする。


9:特別な対応

特別な対応が必要なプレイヤーに対し、可能な限り配慮をするものとする


10:テーブルブレイク

ブレイクしたテーブルからのプレイヤーは、2段階のランダムな手順により、新しいテーブルと座席を指定される。彼らはSBとボタンの間を除いた、SB、BB、ボタンを含む任意の座席を取得し席に着く事が出来る。


11:テーブルバランスとプレイの中断

A. フロップゲームやミックスゲームでテーブルバランスを行う際、BBとなるプレイヤーが、シングルビックブラインドを含む最も悪いポジションへと移動することとなる。2回連続でBBをプレイすることになってもそのようにする。最も不利なポジションがSBとなることはない。スタッドのみのイベントでは、
ポジションに従って移動する(ショートなテーブルで、最後に空いた席から埋めていく)。
B. HORSEなどのミックスゲームでは、ホールデムからスタッドにゲームが変わる際、ホールデムのラスト
ハンドの後、次のハンドがホールデムだった場合に移動させるべきポジションへ、ボタンを移動させ、
スタッドのラウンド中留め置かれることとする。スタッド中に移動するプレイヤーの座席はそれがホールデムであった場合にBBとなるポジションとする。ホールデムが再開するときのボタン位置は、ボタンを留め置いてあったポジションとなる。
C. どのテーブルからプレイヤーを移動させるかについては事前に定めておいた手続で指定されるものとする。
D. フルテーブル(注:9人又は10人テーブルの)イベントでは、プレイヤーの最も多いテーブルより3人以上人数の少ないテーブルは、プレイを中断する。他のゲーム(例: 6人テーブルやターボ)では、TDの裁量により決められる。またTDの独断でプレイの中断をしない場合がありますがそれは裁量間違えではない。
イベントの進行上TDの裁量でよりしっかりとバランスを取ることもある。


【ポット・ショーダウン】

12:宣言。ショーダウンにおいてカードがものをいう。

勝者の決定では、カードが最終的な効力を有する。ショーダウンでのハンドの強さに関する口頭の宣言には拘束力がないが、故意にハンドを誤って宣言したプレイヤーはペナルティの対象となる。ショーダウンの際は、ディーラーがハンドの強さについて判定をして、アナウンスしなければならない。 いかなるプレイヤーもハンドに参加中かどうかに関わらず、ハンドの判定やポットの計算が間違えていると思う場合は、その旨を口頭で指摘しなければならない。


13:カードの開示、勝利したハンドの無効化 (キル)

A. カードの適切な開示とは、1)テーブルに全てのカードを表向きに開く、2)ディーラーやプレイヤーに
ハンドがはっきりと読めるようにすることである。「全てのカード」とは、ホールデムでは2枚の手持ちのカード、オマハでは4枚の手持ちのカード、7スタッドでは7枚のカードすべてを指す。
B. ショーダウンにおいてプレイヤー達は、自身のカードが読まれるまでは、ハンドをプロテクトしなければならない(第65項も参照)。完全にカードを開示せずに、自身が勝ったと思ってマックをする時、その行動は、本人のリスクで行っているものとみなされる。ハンドが100%取り戻せず、また特定もできずに、TDが当該ハンドを明確には読みとれないと裁定した場合、当該プレイヤーはポットを得る要求をすることができない。ハンドが十分に開示されたか否かに関するTDの決定は最終判断となる。
C. 適切に開示され、明らかに勝者であるカードを、ディーラーはキル(無効化)することはできない。


14:ショーダウン時のライブカード

開示されなかったカードを捨てることで、自動的にそのカードがキルされることにはならない。カードが100%取り戻せたり、特定(再現)可能であったりする場合、改めてそのハンドを開示することができる。
カードがマックの山に入れられる、もしくは取り戻せなくなり、特定(再現)が不可能になった場合、
ディーラーによってそのカードはキルされたものとする。


15:ショーダウンとカードの不規則性の破棄

A. プレイヤーが、勝利のために必要な1枚のカードだけを開示した場合、ディーラーはそのプレイヤーに
対し、全てのカードを開示するよう促すものとする。当該プレイヤーがそれを拒んだ場合、フロアが呼ばれることとなる。
B. プレイヤーがベットし(他のプレイヤーが残っているのを忘れ)勝ったと思いカードを捨てた場合、
ディーラーはそのカードを持ち、フロアを呼ぶこととなる(第58項の例)。カードがマックされて、
100%の確実性を持って、それを取り戻したり、特定することができなくなった場合、当該プレイヤーには、
コールされたベット分補償される権利がない。そのプレイヤーがベットやレイズを打ち出して、誰にも
コールされていない場合は、コールされなかったベット分は返される事がある。


16:オールイン時のホールカードの開示

誰かがオールインし、ハンドに参加中の全てのプレイヤーの全てのベッティングアクションが完了すると、
すべてのハンドはその時点で遅滞なく開示される。オールインをしたプレイヤーも、コールをしたプレイヤーも、ハンドをマックすることはできない。メインポット、サイドポットに参加中の全てのハンドは、開示されなくてはならず、すべて有効なものである。


17:オールインのないショーダウンとショーダウンの順番

A. オールイン以外のショーダウンは、カードが自発的に開示されない場合やマックされた場合には、TDが
その順番を指定することがある。最後のベッティングラウンド(最後のストリート)において、最後に
アグレッシブなアクションを行ったプレイヤーが、最初に開示する。最後のストリートでベットがなかった場合、最初にアクションをすることとなるプレイヤーが、最初にハンドを開示しなければならない。
(例: フロップゲームにおけるボタンの左のプレイヤー、スタッドにおけるハイハンドのプレイヤー、
ラズにおけるローハンドのプレイヤーなど)
B. オールインのないショーダウンで、1人以外がカードを開示せずにマックした場合そのプレイヤーが勝利する。ライブカードを持つ最後のプレイヤーが勝ち、そのプレイヤーはハンドを開示しなくて良い。


18:ハンドの開示要求

A. ショーダウン時にカードを持っていないプレイヤーやハンドを開示することなくマックしたプレイヤーは、ハンドの開示を求めるいかなる権利をも失う。
B.リバーにてベットがあり、コーラーがハンドを持っているか開示した場合に、そのプレイヤーの要求が
あれば、最後にベットを行ったプレイヤーのハンドを見る絶対的な権利がある。コールした別の
プレイヤーのハンドの開示要求や、リバーベットがなかった場合などその他の場合はTDの裁量に委ねられる。(2013年採用)


19:ショーダウン時のボードプレイ

ボードプレイをする場合、プレイヤーは、ハンドを全て開示しないとポットの一部を獲得することができない。
(第13項-Aを参照)


20:余ったチップの付与

まず端数チップは、その時存在する最も小さいデノミで分けておく。
A. ボードゲームで2つ以上のハイハンドやローハンドがある場合、余ったチップは、ボタンの左側から見て
最初のプレイヤーに与える。
B. スタッド、ラズ、スタッド/8で2つ以上のハイハンドやローハンドがある場合、余ったチップは、
スートの強弱を含む最も強い5枚のハイカードプレイヤーに与える。
C. ハイロースプリットでは、ポット全体の端数は、ハイに与える。D)ハイもローも全く同じ場合
(例: オマハ8におけるウィール)は、ポットを可能な限り公平に分けるものとする。


21:サイドポット

サイドポットはそれぞれ別々に分ける。


22:異議のあるハンドとポット

開示されたハンドの判定については次のハンドが始まるまで、異議をとなえることが可能である。(第23項参照)
ポットの計算や授与でのミスについては、次のハンドでの実質的なアクションが起こるまで、異議を唱えることができる。ハンドが休憩時間に入ってから終了した場合、異議申し立ての権利はポットの授与から1分で消滅する。


【一般的な手順】

23:新しいハンド&レベル

新しいレベルは、クロックがゼロになるまでアナウンスされない。(アナウンスされたら)次のハンドから新しいレベルが適用する。ハンドは最初のリフル、オートシャッフラーのボタン押し、またはディーラー交代のタイミングで始まるものとする。
もしハンドが誤って前レベルで開始した場合はそのハンドは前レベルで継続します(第36項参照)


24:チップレース、予定されていたカラーアップ

A. 予定されたカラーアップを行う場合、チップレースはシート1からはじめ、最大1枚のチップがプレイヤーに与えられる形で行われる。チップレースでトーナメントから敗退することはない。最後のチップを
レースで失ったプレイヤーは、プレイに使用されている最も小さい単位のチップが1枚与えられる。
B. プレイヤーは全てのチップが完全に見えるように置かなければならない。また、チップレースに立ち会うことを推奨される。
C. チップレースの後、除外されたデノミのチップを持っていた場合、同価値の現在のデノミのチップに両替される。除外されたデノミのチップが、その時点の最小のデノミのチップに満たない場合、それを交換
することなく、当該チップを失うこととなる。


25:カードとチップは見やすく数えやすく管理する事。裁量によるカラーアップ

A. プレイヤー、ディーラーおよびフロアは、相手のチップを合理的に見積もる権利があります。そのためチップは、数えやすいスタックで保持されるべきである。TDAでは20枚ずつのスタックを基準として推奨する。     プレイヤーは、高額のチップを常時判別できるように置かなければならない。フロアがチップスタックを見てその総額をすぐにカウント出来ない場合は、他プレーヤーも同様に判断出来ないものと見なす。
B. TDはプレイ中のチップ数とデノミを管理し、裁量でカラーアップを行うことがある。
TDの裁量で行われるカラーアップがアナウンスされます。
C. プレイヤーは、ハンドを常にわかりやすい状態で保持しなければならない。


26:デッキの交換

デッキの交換は、ディーラーの交代又はレベルアップの際もしくはハウスルールの指定通りに行うものとする。
プレイヤーはデッキの交換を要求することはできない。


27:リバイ

プレイヤーはハンドをプレイせずにやり過ごしてはいけない。新しいハンドの前にリバイの意思が表明された場合、当該プレイヤーは、チップの後ろにリバイチップがあるとしてプレイし、リバイをしなければならない。


28:ラビットハンティング

ラビットハンティング(ハンドが終わっていなければ来ていたカードを明らかにすること)は、認められない


29:クロック要求

プレイヤーはゲームが合理的なペースで進行する為に速やかに行動する必要があります。
合理的な時間が経過したというTDの判断がある場合、プレイヤーはクロックを要求することができる。
また、そのイベントに参加中の、全てのプレイヤーが、クロックを要求できる。
ただしプレイヤーがクロック要求する為には席に居なければなりません。(第30項参照)。
クロック要求をされたプレイヤーは、25秒に加えて5秒のカウントダウンの内にアクションを行わなければいけない。
当該プレイヤーが、ベットをされた状態で時間が経過した場合、デッドハンドとなる。ベットをされてない
状態である場合、ハンドはチェックとみなされる。ちょうどのタイミングの場合、プレイヤーのアクションが認められる。
TDはゲームの形式(ストラクチャーなど)に合わせるためや常習的な遅延行為を阻止する為、アクションまでの時間を調整したり、他の手順を実行する場合があります。第2項と第70項も参照

【プレイヤーの存在・ハンドの資格】

30:座席にいる事とライブハンド

プレイヤーがライブハンドを持つためには、最初のディールで全てのプレイヤーに最後のカードが配られた
時に、座席にいる必要がある。そのとき席についていないプレイヤーはハンドを見ることはできず、当該ハンドは即座に無効化される。当該プレイヤーのブラインドとアンティはポットに入り、スタッドタイプのゲームではブリングインのカードが配られた場合、ブリングインをポストしなければならない。プレイヤーがクロック要求をする場合は、着席している必要がある。「席に着いている」とは椅子に手が届く範囲にいることを意味する。本ルールはプレイヤーに対して、ハンドの参加中に席を離れることを推奨するものではない。


31:アクション継続中にテーブルにいること

ライブハンドを持つプレイヤー(オールインしているプレイヤーや、ベットの機会がないプレイヤーを含む)は、全てのベットラウンドとショーダウンが終了するまでの間、テーブルにいなければならない。テーブルを離れることは、ハンドをプロテクト出来ず、アクションを取れない行為であり、ペナルティの対象となる。

【ボタン・ブラインド】

32:デッドボタン

トーナメントプレイにおいては、デッドボタンを使用する。
(SBのプレイヤーが飛んだあとに、空席にボタンを置く方式)


33:ブラインドの回避

意図的にブラインドを回避したプレイヤーは、ペナルティの対象となる。


34:ヘッズアップ時のボタン

ヘッズアッププレイにおいては、スモールブラインドがボタンになり、プリフロップでは、最後のカードが配られ、最初にアクションを行い、他のベッティングラウンドでは最後にアクションを行う。ヘッズアップが始まるときには、ボタンは、どのプレイヤーもビックブラインドを2回連続でポストすることがないように調整する必要がある。

【ディーリングルール】

35:ミスディールと不正なデッキ

A.ミスディールは以下の場合に該当するが、必ずしもこれらに限定されない。
1)最初のディールで、2枚以上のカードがエクスポーズされた時。
2)最初のカードが間違ったシートに配られた時。
3)ハンドに参加できないシートにカードが配られた時。
4)ハンドに参加できるシートにカードが配られなかった時。
5)フロップゲームで、新しいデッキから最初に配られる2枚のカードのどちらか1枚がエスクポーズ(公開)した時(プレイヤーAに1枚目プレイヤーBに1枚目配られたカードのどちらか)、又は計2枚のカードが、ディーラーのミスによりエクスポーズ(公開)した時。
ドローゲーム(例:ローボール)にはハウスルールが適用される。
B. プレイヤーはボタンで2枚連続でカードが配られることがある。(第37項を参照)
C. ミスディールとなった時、再ディールは正確なリプレイとする。ボタンは動かさず、新しいプレイヤーは着席させずに、ブラインドも上がらない。ペナルティを受けているプレイヤーや最初のディールの際に着席していなかったプレイヤーにカードを配り(第30項参照)、その後それらのハンドを無効化する。最初のディールと再ディールはペナルティを受けているプレイヤーにとっての1ハンドとみなされ、2ハンドとはみなさないものとする。
D. 実質的なアクションが行われた場合ミスディールは宣言できず、そのハンドは続行しなければならない。
(第36項を参照)
E:不正なデッキはローカルルールとハウスルールに定義されているとおりです。不正なデッキが発見された場合は、ゲーム進行中でもプレーを停止しすべてのベットされたチップは返却されます。
ハンドが終了したら不正なデッキに関する異議申し立ての権利は第22項に従って終了します。


36:実質的なアクション(SA)

実質的なアクションとは、
A.少なくともどちらか片方がチップをポットに入れる、連続した2つのアクション(つまり「2人がチェック」 または「2人がフォールド」を除く2つのアクション)、または
B.連続した、3つのアクションの組合せ(チェック、ベット、レイズ、コールやフォールド)をいう。ブラインドをポストすることは、実質的なアクションの遂行とはみなされない。第35項-D及び第53項-Bを参照


37:少ないカード枚数のボタン

通常よりも少ない枚数しか配られなかったボタンのプレイヤーは、そのことをすぐに報告しなければならない。
配られなかったボタンのカードについては、その行われているゲームタイプが許す場合には、実質的なアクションがあった後であっても配ることができる。しかしカードの枚数が少ないまま、ボタンのプレイヤーが
アクションをした場合(チェックやベットをした場合)、ボタンのハンドはデッドハンドとなる。


38:実質的なアクションの後のバーン

バーンカードは、スタブをプロテクトするために使用されるもので、カードの順番を守るためのものではない。
実質的なアクションがあり間違った枚数のカードのせいでハンドが無効化されてしまった場合、無効化されたすべてのカードはマックされ、以降のディーリングにはランダム性の概念を使用することができます。
(推奨手順14を参照)
そのスタブは、通常のスタブとして取り扱われ、以降のそれぞれのストリートに対して、スタブから1枚だけ、バーンがされることとなる。


39:4枚フロップや早く出されてしまったカード


フロップのカードが3枚ではなく4枚になった場合、それらカードが表になっているかどうかに関わらず、フロアが呼ばれることとなる。ディーラーは4枚のカードを裏返しにして混ぜ、フロアが無作為に、その中のカードを1枚、次のバーンカードとして選び(推奨手順14を参照)。、残りの3枚をフロップのカードとする。こうした早く出されてしまったカードの取り扱いについては、推奨手順5を参照。

【プレイ・ベット及びレイズ】

40:ベットの方法:口頭によるベットとチップによるベット

A. ベットは、口頭による宣言、またはチップを前に出すことで行われる。プレイヤーがその両方を行った場合は、先に行われた方がベット内容を決定する。同時に起こった場合、明確で合理的な発声が優先されるが、それ以外の場合はチップによるものが有効となる。
はっきりしない場合や口頭による宣言とチップが矛盾している場合、TDはその場の状況と第1項を勘案して、そのベットを裁定する。第57項を参照。
B. 口頭による宣言は、一般的な用語(コール、レイズなど)、額のみ(1000など)またはその両方(レイズ、1000)で行うことができる。
C. すべてのベッティングルールにおいて、特定の額のみの宣言は、その額のチップを無発声で前に出した時と同じこととみなすとする。例:「ツーハンドレッド(200)」と宣言するのは、黙って200点のチップを前に出すことと同じである。


41:コールの方法

コールの標準的な形式は次のものがあります。
A)「コール」と発声する。 
B)コールに等しいチップを押し出す。 
C)無言でオーバーチップ(高額)1枚を押し出す。 
D)複数枚チップベットのルール(第45項)に基づくコールに等しい複数枚のチップを無言で押し出す。

ベットに対してあきらかに小さな額のチップ1枚を無言で出す(例:ブラインドが2000-4000の時に、
Aが50.000のベットをし、Bが1.000チップ1枚を無言で出す)のは標準的では無くこのような行為は極力しない事、そしてペナルティーの対象となりフルコールとみなされる事も含めTDの裁量で決定される。


42:レイズの方法

ノーリミット又はポットリミットにおいては、レイズは、A)一回の動作ですべての額を前に出す、B)チップを前に出す動作を行う前に、口頭で総額を宣言する。自らの意思を明確にすることはプレイヤーの責任である。
注:2019年に2モーションレイズが廃止されました。


43:レイズ額

A. レイズ額は、少なくとも、現行のベッティングラウンドにおける最も大きなベット(フルベット)、又はレイズの額と同額以上でなければならない。直前の最大ベットの50%以上、ミニマムレイズ未満のレイズを行ったプレイヤーは、ミニマムレイズを行わなければならない。もし、50%未満のレイズ額で最初にレイズを宣言しなかった場合、あるいは、そのプレイヤーがオールイン(第45項-B)ではなかった場合、それはコールとなる。額を宣言することと同じ額のチップを前に出すことは同じである。(第40項-Cを参照)
例)NLHEで1000のオープンベットが行われた後、「フォーティーンハンドレッド(1400)」と口頭で宣言することと、1400点のチップを無言で前に出すことはどちらも、その前にレイズと宣言がなければ
コールになる。
B. 他に明らかにする情報がなければレイズを宣言したときの額は、合計のベット額である。
例)Aが2000でオープン、Bは「レイズ、8000」と宣言。このとき合計ベット額8000となる。


44:大きな額のチップによるベット(オーバーチップ)

ベットまたはブラインドに直面しているプレイヤーが、1枚の大きな額のチップ(最後のチップを含む)を
1枚前に出したとき、レイズが口頭で先に宣言されていない場合コールとみなされる。1枚の大きな額の
チップでレイズをする場合、チップがテーブルに触れる前にレイズを宣言しなければならない。レイズが宣言されたが、額が宣言されなかった場合には、そのチップで認められる最大額がレイズ額となる。ベットに直面していない場合、無言でオーバーチップをポットに投入すると、そのチップに認められる最大額のベットをした事となる。


45:複数チップでのベット

A. ベットに直面しているときに、レイズまたはオールインを先に宣言せず、複数のチップ(最後のチップ全ての場合を含む)でベットする場合、どのチップもコールをするに必要な場合はコールとみなされる。言い換えると、最も小さい額のチップを1枚除いても、コールの額未満の時はコールとみなされる。
例1) プレイヤーAが400にオープン。Bが合計1100へとレイズした。Cは無言で1枚の500チップと1枚の1000チップを前へ出した。この場合はコールとなる。なぜなら、1枚の500チップを取り除くと、
コール額となる1100に満たない額となるからである。
例2)NLHE、25-50で、プレイヤーAがポストフロップで1050にオープン。Bは、最後のチップである
2枚の1000チップを出した。この場合レイズやオールインが最初に宣言されていなければコールとなる。
B. すべてのチップがコールするために必要ではない場合、たとえば最小単位のチップを一枚取り除いても、コール額以上の場合
1)プレイヤーの手元にチップが残っている場合は、第43項の50%基準にしたがって、当該ベットを裁定する。
2)プレイヤーのすべてのチップを使ったベットの場合、それが50%基準を満たしているか否かに関わらず、オールインとなる。


46:前のベットチップが引き下げなかった際

A.混乱を避けるため、レイズに直面していて、前にベットされたチップを引き下げていないプレイヤーは、チップを事前のベットに追加する前に自分のアクションを言葉で表現する必要があります。
B.レイズに直面した場合、明らかに前のベットチップを引き下げるプレイヤーはコールまたはレイズすることになります。ベットチップを引き戻してのフォールドは出来ません。
C.新しいチップが無言で追加され、そのベットがハウスに不明確である場合のコールとレイズ(第41~45項)は次のように適用されます。
1)前のチップがコールをカバーせず、そのまま放置されるか完全に引き下げられた場合、オーバーチップはコールになり、複数の新しいチップは50%レイズ基準の対象となっています。(第43項)
2)前のチップが部分的に引き下げられた場合、または前のチップがコール額をカバーする場合、最終的なチップベットの合計が50%基準(第43項および第45項)に達した場合はレイズ、50%基準に達しなかった場合はコールになります。


47:再オープニングベット

A. ノーリミットおよびポットリミットでは、フルベットまたはレイズ未満のオールインベット(または累積マルチショートオールイン)は、すでにアクションを行い自分の手番に戻って来た時に、フルベットまたはレイズ以上の額に直面していないプレイヤーは再オープン出来ない。
複数のショートオールインが居てアクションが再開する場合、ミニマム(最小)レイズはそのラウンド内での最後の完全な有効ベットまたはレイズです。(第43項参照)
B.リミットゲームでは、すでにアクションしているプレイヤーのベットを再開するには、完全な有効ベットまたはレイズの少なくとも50%以上が必要です。付録を参照のこと。


48:許されるレイズの回数

ノーリミットおよびポットリミットゲームにおいては、レイズの回数に上限はない。
リミットゲームについては、トーナメントで残り二人のヘッズアップになるまではレイズは制限される。
ハウスルール(ハウスリミット)が適用される。


49:許容されたアクション

ポーカーは、注意力と継続的に観察するゲームである。他者によって何を言われたかに関わらずコールの前に相手のベットの正しい額を判断するのは、コーラーの責任となる。コーラーがカウントを要求したがディーラーやプレイヤーから間違った情報を与えられ、当該チップの額をポットに投入するかコールを宣言した場合には、コーラーは完全な正しいアクションを受け入れたとみなされ、正しいベット額やオールイン額を修正しなければならない。
すべての状況と同様に、TDの裁量で適用される場合があります。(第1項)。 推奨手順12も参照してください。


50:順番に沿ったアクション

A.プレイヤーは順番に沿って、発声またはチップを前に出すことで、アクションしなければならない。順番に沿ったアクションは拘束力を有し、投入されたチップはポットに維持されることとなる。
B.プレイヤーはベットの額が明確になるまでは、自身のアクションを待たなければならない。
例) NLHEで、プレイヤーAが「レイズ」と言ったものの、額は言っていない時に、Bがすぐにフォールドしてしまった。レイズ額が明確になるまでは本来、Bはアクションせずに待っているべきである。


51:拘束される宣言、順番に沿ったアンダーコール

A.順番に沿った、標準的な発声による宣言(コールやレイズなど)は当該プレイヤーをその時点でのアクションを完全に拘束させる。
B.プレイヤーは最初に「コール」と宣言せずに、順番に沿ったアクションによりコールに必要な額よりも少ない額を宣言、あるいはチップを前に出すアンダーコールは
(1) ヘッズアップの任意のベット もしくは、
(2) マルチウェイでのオープニングベット に対して順番に行われている場合、当該プレイヤーはフルコールしなければならない。それ以外の状況についてはTDの裁量で判断されるものとする。
オープニングベットとは、それぞれのベットラウンドにおいて最初のチップベット(チェックではなく)である。ブラインドゲームにおいてポストされたビッグブラインドは、プリフロップオープナーです。
オールインボタンはアンダーコールの起こる頻度を減らすことができる。(推奨手順1を参照)
このルールは、プレイヤーがどの状態でフルコール行う必要があるのか、TDの裁量によりアンダーコールを放棄(ベット額没収)した上でフォールドを可能にする場合に適用されます。(付録を参照)
アンダーベット、アンダーレイズについては、第52項を参照のこと。
C.二人以上のアンダーコールが続けて起こった場合、第51項-B に従う形で、一人目となるアンダーコーラーまでプレイを戻した上で、当該プレイヤーのベットアクションを、修正させなければならない。他のベッターのハンドの取り扱いはTDが状況を鑑みて決定を下す。


52:不適切なベット、アンダーベット、アンダーレイズ

A. リミットとノーリミットにおいて、正しい最低限の額に達していないオープンやレイズは、そのストリートのどの時点であっても、修正されるものとなる(リバーの場合は、ショーダウンの始まる前)
例)ノーリミットホールデム。100-200のブラインド。ポストフロップでAが600にオープンし、Bが(200だけ足りない)1000へのリレイズをした。CとDがコールした後、Eがフォールドし、その間違いが発見された。ターンを始める前である場合、すべてのベッターに対して、ベット額を合計1200に
訂正することになり、ターン以降に発覚した場合は、間違いを訂正しないままとなる。アンダーコールについては、第51項を参照のこと。
B.ポットリミットにおいて、不正確なポットのカウントに基づいた足りないポットベットがあった場合、ポットのカウントが高く間違えられたものであったのなら(本来できないベットの場合)、当該ストリートにおけるどの時点であってもすべてのプレイヤーに対しその額を訂正する。ポットのカウントが本来より低く間違えられたものであったのなら、そのベット後の実質的なアクションがおこる前であれば、その額を訂正するものとする。


53:順番に沿わないアクション(OOT)

A. 順番に沿わないアクション(チェック、コール、レイズ)のある場合、正しい順番のプレイヤーまで、アクションを戻すこととなる。順番に沿わないアクションは、ペナルティを受ける対象となり、また当該プレイヤーまでのアクションに変更がない時、そのアクションは拘束力を有するものとなる。本来の順番のプレイヤーのチェック、コール、フォールドは、アクションを変更するものではない。アクションが変わる場合、順序に沿わなかったアクションに拘束力はなくなり、ベットやレイズは当該プレイヤーに
一旦戻された上で、コール、レイズ、フォールドの、全ての選択肢を有することとなる。順序に沿わないフォールドは拘束力を有する。
B. 順番に沿わないアクション(OOT)により順番を飛ばされたプレイヤーはアクションの権利を守る必要があります。順番を飛ばされたプレイヤーに合理的な時間が存在したにも関わらず、実質的なアクション
(第36項)順番を沿わないアクション(OOT)が発生する前に行動(アクション)しない場合、順番を沿わないアクション(OOT)は拘束力があります。飛ばされたプレイヤーにアクションが戻りフロアは飛ばされたハンドの取扱いをデッドハンドと判定したり、アグレッシブでないアクションに制限したり(チェックやコール)状況を考慮して飛ばされたハンドの処理方法を決定します。付録を参照


54:ポットサイズ&ポットリミットでのベット

A. プレイヤーは、ポットリミットゲームにおいてのみ、ポットサイズのカウントを要求する権利がある。
ディーラーは、リミットまたはノーリミットゲームにおいて、ポットのカウントは行わない。

B.プリフロップでのブラインドのショートオールインはポットベットの最大額の算出に影響しない
(注:ブラインドは規定額が出されたものとしてポットベットを計算する)。ポストフロップでは実際のポットサイズに基づいてポット額を求める。
C.「ポットベット」の宣言はノーリミットでは無効である。だが、当該プレイヤーは有効な額のベット(少なくともミニマムベット)を行わなければならず、ペナルティを受ける可能性があります。
ベットに直面しているプレイヤーの場合には有効なレイズをしなければならない。


55:無効なベット宣言

ベットに直面していないプレイヤーが、
A.「コール」と宣言した場合、それはチェックとなる。
B.「レイズ」と宣言した場合、少なくともミニマム(最小)ベットをすることとなる。ベットに直面している プレイヤーが、「チェック」と宣言した場合、コールかフォールドをすることができるが、レイズはできない。


56:ストリングベットとレイズ

ストリングベットとストリングレイズの判定はディーラーが行う


57:標準的ではない不明確なベット

非公式なベット用語やジェスチャーは、プレイヤーのリスクのもとで使わなければならない。これらはプレイヤーの意図する意味以外に解釈される事がある。また、宣言されたベットのサイズがルール上複数の意味を持つ場合、ベットをする前のポット額以下の範囲で考えられる最も高い合理的な額と判断される。
例) NLHE 200-400で、ポットが5000未満であった場合、ここで「ベット、5」と言った場合、それ以外に
明確な情報がない場合、ベット額は500とみなされる。仮にポット額が5000以上であった場合、ベット額は5000とみなされる。ポットの額は、それまでに行われたプレイヤーの前に出されている引かれていない全てのベット額の合計である。第2項、第3項及び第40項、第42項を参照のこと。


58:標準的ではないフォールド

最後のベッティングラウンドの終了前、ベットがない場面の手番でフォールドする事(チェックで回ってきた場合や自分がポストフロップで一番最初にアクションする時、つまり自分より前にベットが入っていない状態でのフォールド)。順番を外れてフォールド(OOTフォールド)する事。これらはペナルティの対象となり、かつ拘束力のあるフォールドである。第15-B参照


59:条件付き宣言および早期の宣言

A. 将来のアクションに関する条件付きの宣言は、標準的ではなく、強く推奨されないものである。
そうした宣言は、TDの裁量により、拘束力を有し、かつペナルティの対象となることがある。
例)「もしあなたがベットするなら、私はレイズするよ」といった宣言。
B. プレイヤーAが、「ベット」もしくは「レイズ」を宣言した後に、正確なベット額が知られる前に、プレイヤーBがコールしたとする。この場合、Bに対して任意の額へのコールの義務を課すという裁定を含めた、その状況に最適なベット額をTDが判断をすることとする。


60:相手のチップスタックのカウント

プレイヤー、ディーラー、フロアは相手のチップスタックを合理的に見積もる権利を有する(第25項)。
プレイヤーはオールインベットを受けて自分のアクションのときのみ正確なカウントを要求することができる。
オールインしたプレイヤーは数える義務はない。要求された場合は、ディーラー又はフロアがカウントする。その場合許容されたアクション(第49項)が適用されます。
チップスタックを見やすくカウントしやすくするためのルール(第25項)はカウントの正確さのために
大いに役立つ。


61:お釣りを望んだオーバーベット

お釣りを得るためにベッティングアクションを行ってはならない。意図したベット以上の額を出したとき、周りのプレイヤーを混乱させることとなる。無言で出されたチップはすべてベットの一部とみなされるリスクがある。
例)オープンベットが325でAが無言で200のお釣りを求めて525(1枚の500と1枚の25チップ)を出したとき。これは複数のチップルール(第45項)に基づき650のレイズとなる。


62:チップが後ろに残っている事が後で分かったオールイン

もしAがオールインをして、コールされたあとに隠れていたチップ(後ろにチップが残っていた)があとで見つかった場合、チップが許容されたアクションの一部になるか否かをTDが決定するものとする(第49項)。
アクションの一部とされない場合、Aが勝った場合そのチップの分を得ることはできない。
Aが負けた場合はその隠れていたチップはTDによって勝ったプレイヤーにそのチップを与える事ができる。

【プレイ・その他】

63:隠れているチップと移動中のチップ

プレイヤーは、トーナメントチップを見えない状態で保持し移動させてはならない。そのようなプレイヤーは、その隠されたチップを没収され、失格処分を受けることがある。没収されたチップは、ゲームから除外される。チップを移動させるときに必要に応じてチップラックやバッグを提供することをTDAは推奨する。


64:落し物のチップ

所有権を特定できない落し物のチップが見つかったとき、それはプレイから除外されトーナメント用具保管庫に戻される。


65:誤って無効化/反則/エクスポーズとされたハンド

A. プレイヤーは、ショーダウンの際に判定を待つまでの間も含め、自身のハンドを常にプロテクトしなければならない。ディーラーがハンドを誤って無効化したり、TDの判断でハンドが無効化されて100%の確実性(再現性)を持って特定できないとされた場合は、プレイヤーはいかなる救済も受けず、ベットしたチップを取り戻す権利も無い事とする。プレイヤーがベットやレイズし、未だコールされていない場合には、そのベットやレイズ分のチップはプレイヤーに戻される事とする。
B. ハンドが一度無効化されたものの、それが確実に特定可能である場合、カードが公開していてもプレイの続行は可能である。


66:スタッドでのデットハンドとマック

スタッドポーカーでは、プレイヤーがアクションをする順番中にアップカードを取り上げたときには、そのハンドはデッドハンドとなる。スタッドにおける正しいマックは、すべてのアップカードを裏返しにして出すことである。

【エチケット&罰則】

67:情報開示の禁止(1プレイヤー1ハンドルール)

プレイヤーは、トーナメントにおいて、常に他のすべてのプレイヤーからハンドを守らなければならない。
したがって、プレイヤーはプレイ中か否かに関わらず
A.ライブカードまたはフォールドしたハンドの内容を開示してはならず、
B.いかなる時もプレイをアドバイスしたり批判したりしてはならず、
C.テーブルで開かれていないハンドを推測してはならない。

1プレイヤー1ハンドルールが有効です。とりわけこのルールでは他のプレイヤーや見学者、アドバイザーにハンドを見せ、戦略を説明したり議論したりすることを禁止しています。


68:カードのエクスポーズと適正なフォールド

現在のプレイヤーが最後にアクションする時を含め、アクション保留中のハンドをエクスポーズ(公開)したプレイヤーは、ペナルティの対象となる場合がありますが、デッドハンドとはならない。ペナルティはハンド終了時から開始する事とする。フォールドの際にはカードはテーブル上に低く出さなければならず、故意でなくともエクスポーズしたり、高く投げては(ヘリコプター)ならない。第66項参照。


69:倫理的なプレイ

ポーカーは個々のゲームである。ソフトプレイはペナルティの対象となり、当該ペナルティには、チップの没収または、失格も含まれる場合があります。チップダンピングおよびその他のいかなる形態の共謀行為も失格となります。


70:エチケット違反

エチケット違反は、第71項における強制執行の対象となる。例として常習性のゲームの遅延、他プレイヤーのカードやチップへの不必要な接触、順番に沿わないアクション(OOT)の頻発、カードやチップを見づらく置くまたはチップスタックを整列せず(バラバラに置く等)数えづらい状態、ディーラーの手が届かない場所へのベット、虐待的な行為、不快な衛生状態、罵倒行為及び過度の私語を含む。


71:警告、罰則&失格

A. 執行の選択肢には、口頭注意、1ハンド以上の退席、1周以上の退席、退席する周回数は(失格も含む)、次のように決定される。ペナルティが課された時にテーブルにいるプレイヤー(違反者含む)の人数と、ペナルティとなる周回数を掛けたハンドの間退席とする。度重なる違反は更に重いペナルティの対象となる。退席となっているプレイヤーからもアンティやブラインドは徴収される。
B. アクション保留中にカードを見せたりカードを投げる行為(1プレイヤー1ハンドルールに違反する等)の場合は、エチケット違反(第70項)の対象となる場合がある。ペナルティは、ソフトプレイ、不適切行為、秩序を反する振舞いや不正行為の場合にも罰則が科せられます。リバーにおいて最後のアクションとなる場合に、絶対的なナッツ(最強の役)をチェックする行為は、自動的にソフトプレイによる違反となるわけではない。状況に応じてTDの裁定が下されることとなる。
C. ペナルティを受けた場合、テーブルから離れなければならない。カードは当該プレイヤーの席にも配られ、ブラインドとアンティも出されるが、最初のディールの後にハンドを無効化するものとする。スタッドでブリングインの対象となった場合は、当該プレイヤーもブリングインをポストしなければならない。
D. 失格となったプレイヤーのチップは取り除かれるものとする。


【2019推奨手順、 バージョン1.0、2019年9月17日】

TDA推奨手順は、エラーを減らしイベント管理を改善するための方針案です。この推奨手順は同時に、
多くのバリエーションがある状況のために単一の共通的なルールでは対処できない場合に適用される。
このような場合の最も公正な裁定には、複数のルールを適用し全ての状況を分析することが必要になる。その際にルール第1項は第一の指針となる。

推奨手順-1:オールインボタン

プレイヤーのベットがオールインであることを明確に示すために、オールインボタンを使用することが望ましい。オールインボタンは(各プレイヤーが持つよりも)ディーラーが預かっておくべきである。プレイヤーがオールインした時、ディーラーは全員のプレイヤーから見えるように、そのプレイヤーの前にオールインボタンを置く。

推奨手順-2:ベット額を引く(Bring-in)は推奨しない

ベットやレイズがされる度にチップから前のベット額を引く(Bring-in)のは、ディーリングの習慣としては良くないものである。ベットされたチップの一部を減らすと、その後のアクションに影響を与え混乱を招きエラーを増やす可能性があります。【カウントが必要な場合を除き、プレイヤーがベットしたチップにディーラーは触れないことを推奨する。】←カッコ内文章2019年削除)
現在アクションに直面しているプレイヤーに限り、ディーラーにBring-in(ベットされたスタックから直前のベット額を引くこと)を求めることができる。

推奨手順-3:個人の持ち物

テーブル上はチップスタック管理は、ディーリング、およびベッティングのためとても重要です。テーブルとその周り(足元と通路)は、私物で散らかしてはいけない。各ポーカーハウスは、トーナメントエリアで許可されているものや許可されていないものを明確に表示する必要があります。

推奨手順-4:無秩序なスタブ(配られていないデッキの一部)

配られるカードが残った段階でスタブを間違って落としてしまい、順番が変わったと思われる場合
1)可能であれば元々のスタブの順番に再構築を試みることを最優先する。
2)それが出来ないのであれば、スタブのカードだけを用いて(マックやそれまでにバーンされたカードを混ぜない)新しいスタブを作り出すことを試みる。そのときはよくシャッフルし、カットする手順で作った新しいスタブを使ってプレイを進行する。
3)スタブを落としてしまいマックやバーンカードと混ざってしまったときは、マックやバーンカードと一緒にスタブをよく混ぜ、シャッフルしてカットする手順で作った新しいスタブを使ってプレイを進行する。

推奨手順-5:予定より早く配られたカード

そのベッティングラウンドのアクションが終わる前に、誤って次のラウンドのボードやバーンカードを先に出してしまった場合。以下はそれぞれのケースでの対処法である。
A: フロップのとき、フロップラウンドでのバーンカードはそのままにしておき、早く出されたフロップカードはスタブに戻されシャッフルされる。そしてバーンカードなしで改めてフロップがスタブから配られる。
B: ターンのとき、そのカードは横に置かれる。別のカードがバーンされ、通常のリバーカードが新しいターンカードとして配られる。ターンのアクション後、横に置かれた早く出されたターンカードはスタブに戻されシャッフルされる。リバーカードは別のカードをバーン後リバーカードが配られる。
C: リバーカードのとき、そのリーバーカードはスタブに戻され、置かれたバーンカードはそのままにしておく。その番のアクションが完了した場合、スタブはシャッフルされリバーカードはバーンカードなしで配られる。
D: スタッドゲームでの対処法、追加のカードが配られ、そのカードは早く配られてしまったカードの横に、残っているプレイヤーの為に、全体のラウンドのカードを表すために、置かれる。そのラウンドが終わったら次のストリートについては通常通り、バーンとディールが行われる。最終ストリートにたどり着いたら、早く配られてしまったカードおよび追加で横に配られたカードは、スタブに戻される。スタブはリシャッフルされそして、最後のストリートのカードが配られる。

推奨手順-6:プレーヤーの効率的な移動

テーブルブレイクやバランスの際移動するプレイヤーは、ブラインドをかわしたり(避ける)、あるいはゲームの遅延にならないよう、迅速に移動しなければならない。可能であればプレイヤーのチップの持ち運びにはチップラックを用いるべきである。またプレイヤーが不必要に大量のチップを持ち運ぶことにならないよう、充分なチップのカラーアップが行われなければならない。(第10項、第11項、第63項 参照)

推奨手順-7:ディーラーの交代タイミング

ディーラーの交代や休憩はブラインドアップの90秒前は避けることを推奨する。
これはゲームの極めて重要な段階で時間切れになるのを避けるためである。

推奨手順-8:ハンドフォーハンドの手順

A: 払い出しを受ける資格は次のようなアナウンスで開始となる。
「現在プレイ中のハンドが終了後、ハンドフォーハンドとなります」
その進行中のハンドにおいて、インザマネー(ITM)となるのに十分な人数が飛んでしまった場合、
飛んだプレイヤーについても払い出しを受ける可能性がある。
例: 50人入賞のNLHEのトーナメントでアナウンスが行われた時に52人が残っており、そのハンドで3人が一度に飛んだとする。これら3人のプレイヤー全員に50位に払い出される額を分け合うこととなる。
B: ハンドフォーハンド中、実際にハンドがどれほどの時間をかけてプレイされたかには関係なく、それぞれのハンドに対し予め設定された時間を掛けて進められる。TDA標準は1ハンドにつき2分である。2分進行はアナウンスの瞬間にプレイされているハンドから始まる。
例: 「現在プレイ中のハンド終了後ハンドフォーハンドとなります」とアナウンスがあった瞬間、現在のレベルの残り時間が17:30だった場合、次ハンドの開始時間は15:30にセットされ、その次ハンドは、13:30から始まることとなる。
C: プレイヤーたちがレベルの変わるタイミングを明確に知る事の出来るよう、それぞれのハンドに対し、可能な時はいつでも時計を2分から減らすこととする。
D: 1ハンド2分づつの時間経過及び新しいレベルに達した場合は、ブラインドも上がり続けるものとする。
E: ハンドフォーハンド中、プレイヤーたちは自席にとどまっていることが推奨されるものの、必須事項ではない。
F: ハンドフォーハンド中、オールインコールがあった場合、プレイ中である全てのプレイヤーのカードは裏向きにされなければいけない。ディーラーは、TDおよびフロアの指示があるまで追加のカードを配ってはならない

推奨手順-9:ファイナルテーブルでのプレイヤーの数

9人MAXと8人MAXのイベントはそれぞれ5人プレイヤーの2テーブルから9人のファイナルテーブルに結合します。
7人MAXと6人MAXのイベントはそれぞれ4人プレーヤーの2テーブルから7人のファイナルテーブルに結合します。

推奨手順-10:トーナメントスタッドのディーリング手順

A:最初に配られるバックカード(1枚目or2枚目)がエクスポーズ(公開)されてしまったカードは、そのプレイヤーの3番目カード(看板)として扱われます。そのプレイヤーはブリングインすることができます。
B:ベットアクションが残っている場合、7番目カードでディーラーによってエクスポーズ(公開)されたカードは交換されます。ベットアクションが手元に残っておらずオールインの状態で危険にさらされていないプレイヤーが最初にハンド公開した場合でも7番目カードは配られる。
C:自分の席に居ないプレーヤーのカードはキルされます。(第30項)
なおライブでない4番目カードは配られません。
D:スタッド(またはスタッド8)のハイハンドやラズのローカードで見えている2人以上のハンドが同じだった場合、スートによるハイカードを持つプレイヤーから初めにベットアクションをスタートさせる。
E:スーツでローカードが配られたプレイヤーがアンティオールインである場合、ベットアクションは当該プレイヤーの左となりのプレイヤーから始めるものとする。チップを持つプレイヤー達は少なくともブリングインするか、フォールドしなければならない。
F:4番目カードでペアショーになってもダブルベットは出来ません。
G:スタッドで誤って予定より早く配られたカードについては推奨手順5を参照
H:7 番目配る前にショート(少ない)スタブの手順。
7番目カードを配る前に、現在のスタブ内のカード数が「必要数」(残りのプレイヤー数+バ-ンカード+最後に配るカード数)よりも少ない場合は、次の手順に従います。
A) 3枚前のバーンカード(4 番目、5 番目、及び6 番目ストリート)を追加して必要な枚数になれば、現在のスタブと以前のバーンカードを足してスクランブルされ新しいスタブが作成されます。
新しいスタブがカットされ、バーン後、各プレイヤーに1枚のカードが配られます。
B) 現在のスタブに少なくとも3枚のカードがあるが、以前のバーンカードを追加しても必要数に達していない場合、ディーラーは現在のスタブの一番上のカードをバーンし、次のカードをテーブル中央に置き、コミュニティーカードとして扱います。
C) 現在のスタブのカードが3枚未満の場合、新しいスタブの3回前のバーンカードでスクランブルされ、その後カットされバーン後、次のカードをテーブル中央に置き、コミュニティーカードとして扱います。
D) コミュニティカードが場にある場合は、6番目でアクションした最初のプレーヤーが7番目でアクションします。

推奨手順-11:アンティの形式。アンティ削減なし

シングルビックでは、アンティは最初の計算でビッグブラインドアンティ形式(BBA)が推奨されます。
イベントでプレーを進行するときアンティを減らす事は出来ません。(ファイナルテーブルを含む)

推奨手順-12:ディーラーは、ベット&レイズをアナウンスすべき


ディーラーはテーブル全体でベットが進行するにつれて、非オールインベット額を定期的にアナウンスする必要があります。オールインベットのみ現在アクションが直面しているプレイヤーの要求でのみカウントされます。受け入れられたアクションは引き続き適用されます。(第49項)
スケジュールと裁量カラーアップは、ベットカウント計算効率を向上させます。

推奨手順-13:ディーラーは、スプリットポットゲームでチップをスタックすべき 

可能であれば、ディーラーはスプリットポットゲームでポットチップを定期的にスタック積み重ねる必要があります。
チップを積み重ねてもプレイヤーの視界を遮ったりゲームを中断させたりすることは出来ません。

推奨手順-14:ランダム性(不規則性)は、特別な状況に適用される場合があります
TDAのルールと推奨手順で記載されていないエラーの救済については、TDは解決方法を構築するためにランダム性(不規則性)の概念を使用することができます。

推奨手順-14:ランダム性(不規則性)は、特別な状況に適用される場合があります

TDAのルールと推奨手順で記載されていないエラーの救済については、TDは解決方法を構築するためにランダム性(不規則性)の概念を使用することができます。


【2019付録ルール、バージョン1.0、2019年9月17日】


ルール10:テーブルブレークでの2ステップランダムの手順

ツーステップランダムまたは「二重盲検法」の手順により、新しく席を割り当てる際に不利な事が無いよう公平性を保ち新しい席を決めます。以下は手順例です。
1)ブレイクするテーブルでプレイヤーにシートカードを見えるようにし、裏向きにしてシャッフルしたあと束にする。
2)ディーラーは各プレイヤーに表向きでカードを1枚づつ配る。シートカードは、強いカードとスートを持っているプレイヤーから順番に配る。


ルール16:オールイン時のホールカードの開示

このルールは、少なくとも一人のプレイヤーがオールインをし、他のプレイヤーにこれ以上のベッティングアクションの機会がないとき、全てのプレイヤーのホールカードが表に開示されるということである。
ショーダウンまでカードの開示を遅らせることはなく、メインポットにしか関与していないプレイヤーのカードの開示を、サイドポットの決着がつくまで遅らせることもない。ショーダウンより前のいずれのストリートにおいても、ベットアクションが完了したとき、その時点でカードを表向きに開示し、残りのコミュニティーカードをめくる。
例1)ノーリミットホールデムにおいて、二人のプレイヤーが残っている。ターンでプレイヤーA(ショートスタック)がオールインし、Bがコールします。
この時点でAとBの両方のカードを表向きに開示させ(ショーダウン)バーン後、リバーカードをめくります。


例2)ノーリミットホールデムにおいて、三人のプレイヤーが残っている。プリフロップでプレイヤーA(ショートスタック)がオールインし、BとCがコールします。BとC両方にはまだチップがあるのため、カードをまだ開示(ショーダウン)しない。
フロップでBとCはチェック。ベットはまだ可能ですのでまだカードは開示(ショーダウン)しないでください。
ターンでBがオールインし、Cがコールしました。この時点でこれ以上のベットアクションがない為、
今すぐ全てのプレイヤー(A、B、C)はカードを開示(ショーダウン)します。
最初にBとC間のサイドポットを授与し、次にメインポットを授与します。
注意: BとCの間のサイドポットが授与されるまで、Aのカードを裏向きにしないでください。

例3)ノーリミットホールデムにおいて、三人のプレイヤーが残っている。プリフロップでプレイヤーA(ショートスタック)が700のオールインをし、BとCがコールします。BとC両方にはまだチップがあるのため、カードをまだ開示(ショーダウン)しないでください。フロップでBとCはチェック。ベットはまだ可能ですのでまだカードは開示(ショーダウン)しないでください。
ターンでBは1000をベットし、Cはコールします。BとCの両方にはまだチップが残っており、ベットはまだ可能ですので、まだカードは開示(ショーダウン)しないでください。
リバーでBとCの両方がチェックしました。ベットが全て終了しましたので、今すぐ全てのプレイヤー(A、B、C)はカードを(ショーダウン)します。
最初にBとC間のサイドポット2000を授与し、次にメインポットを授与します。
注意: BとCの間のサイドポットが授与されるまで、Aのカードを裏向きにしないでください。


ルール18:ハンドの開示要求

例1: ノーリミットホールデムにおいて、三人のプレイヤーが残っている状態。リバーの段階では誰もベットもオールインをしていない。ショーダウンでプレイヤーAはカードを裏向きにして投げ、ディーラーがそれをマック扱いにした。
Bは表向きにカードを開示し(ショーダウン)、Cは裏向きのままカードを押し出した(マック)。
この場合Bは自分だけカードを見せたことになるので、Cにハンドを見せるよう開示要求した。
しかしこの要求はTDにより拒否された。なぜならリバーの段階でプレイヤーBはベットしておらず、ハンドをみる権利が無いとみなされるからである。またAとCは自分のハンドを見せておらず、
その時点でカードを持っていないので、他者にハンドの開示を求めることはできない。

例2: ノーリミットホールデムにおいて、四人のプレイヤーが残っている状態。リバーの段階でプレイヤーAは1000ベットし、Bはコールした。Cが5000にレイズした後、D、A、Bは皆コールした。オールインした者はいない。Bが表向きにカードを開示し(ショーダウン)、Dはすぐにカードを裏向きで捨て、それをディーラーがマック扱いした。Cは裏向きでカードを押し出し始めた(マック)。 
ここではAとBはCのハンドの開示要求することができる。理由は以下の通りである。
1)この二人はリバーの段階でCと同じく最も多くベットしている。
2)二人はカードを所持している。Dは手札を開示せずフォールド(マック)したので、Cのハンドの
開示を要求する権利は無い。
この状況下でBがAのハンドの開示を求めるなどの、他の要求(他のコールした者のハンド開示要求)は全てTDの裁量に委ねられる。


ルール20: 奇数(端数)チップの分割の仕方

ハンドが同価値を持っている場合(オマハハイローのWheel(A2345))は、ポットを可能な限り平等に分けなければいけない。
例1: オマハハイローのスプリットにおいて、2-3-4-5-6のレインボーで2人のプレイヤーが勝ったとする。
プレイヤーAは2-3-4-5-6(スペード)があり、Bは2-3-4-5-6(クラブ)がある。 ポットには最少額に分けられた後合計66枚のチップがあります。
正しい分配方法は、可能な限り均等にし、Aに33枚、Bに33枚分配する。
間違った分配方法は、合計66枚のチップを、Aの(6s)をスーツハイカードと見なし34枚を授与、Bの(6c)をスーツローカードと見なし32枚を授与した。


ルール38:アクションの後のバーン

実施例1-A: 50-100 シート1(SB)、シート2(BB)。プリフロップで最初の2枚のカードをすべてのプレーヤーに配られました。シート3(UTG)がフォールド、シート4がコールで実質的なアクション完了。
シート5は自分のカードが1枚しか配られて無い事に気付きましたが、他プレイヤーのアクションが完了している為、シート5はデットハンドになります。ディーラーは1枚のバーンカード後フロップを出します。
注)ディーラーは「元のスタブ順(枚数)に戻す」ために2枚のカードをバーンする事はありません。


実践例1-B:50-100 シート1(SB)、シート2(BB)。プリフロップで最初の2枚のカードを
すべてのプレーヤーに配られました。シート3(UTG)がフォールド、シート4がコールで実質的なアクション完了。
シート5は自分のカードが3枚配られている事に気が付きましたが、他プレイヤーのアクションが完了している為、シート5はデットハンドになります。
ディーラーは1枚のバーンカード後フロップを出します。
注)ディーラーはシート5の3枚目のカードをバーンと見なしスタブを減らさず(バーンしない)フロップを出す事はありません。


ルール40-A:ベットの方法。不明確な状態、または矛盾したベット


不明確な状況や、発声とチップの内容が矛盾する場合、TDはその時の状況や第1項に基づいてベットを決定します。
例:  リバーでヘッズアッププレイヤーAは、口頭で「42,000 」と発声し5000チップ1枚を出しました。
テーブルの全員が発声を聞いたわけではありません。 プレイヤーBが5000チップ1枚を出してコールします。プレイヤーAがベストハンドを持っています。このアクションの決定基準はさまざまです。
口頭で発声が最初でしたが、必ずしも明確ではありませんでした。5000チップ1枚のベットであるように思われました。
これらの不明確で矛盾した状況では、TDは第1項(フロアーの決定)を使用して可能な限り公平な裁定を行います。


ルール43:直前ベッターが居る場合、現在のラウンドにおける最大のベットまたはレイズ

この行では、現在のベットラウンドにおける、直前のベッターによる、最大の追加アクションまたは「最後のルールに従った増分」について言及する。現在のラウンドとは(現在のストリート)、ボードゲームでの
プリフロップ、フロップ、ターン、リバーです。7スタッドでは3rd-4rd-5rd-6rd-7rd等です
例1: NLHE、ブラインド100-200。フロップ後Aは600のベットでオープン。Bは1000を足して合計1600にレイズ。Cは2000を足して合計3600にリレイズします。
したがってDがレイズする場合、少なくとも2000を足して合計5600以上のレイズが必要です。
Dのミニマムレイズは3600(Cの合計ベット額)ではなく、Cの追加したベット額2000であることに注意
してください。

例2: NLHE、ブラインド50-100。プリフロップA(ポジションUTG)は合計150(ベットの50増加)でオールインします。
もしBが再レイズしたい場合は、100は依然として「現在のラウンドにおける最大のベットまたはレイズ額」である為、少なくとも100を足して合計250にする必要があります。

例3: NLHE、ブラインド100-200。ターンでAが300をベットします。Bは500チップ2枚をプッシュし合計1000(700のレイズ)にします。Cがコールするには1000です。もしCがレイズしたい場合「少なくとも現在のラウンドにおける最大のベットまたはレイズ額」でなければならないので、Bのレイズ額700を足して合計1700がミニマム(最小)レイズになります。
注)Bのレイズ額はトータルベットである1000ではないことに注意する必要がある。(レイズ額700)

例4-A: NLHE、ブラインド25-50。Aは75を足して合計125にレイズ(レイズ額75)。
さらにBがレイズするときは、「そのベットラウンドにおける最大のベットもしくはレイズ額」が75であるため、125に追加75を加えた合計200のミニマム(最小)レイズしました。そこでCが300のレイズ額をのせ、合計500となるレイズをしたとする。
次にDがリレイズをする場合、「現在のラウンドにおける最大のベットまたはレイズ額」が300のため、
ミニマム(最小)レイズは300のレイズ額を足して合計800となる。


例4-B: ノーリミットホールデムにおいて、ブラインドが25-50、Aが450を足して合計500のレイズに対して、BとCがコールしました。このとき、「現在のラウンドにおける最大のベットまたはレイズ額」は450であるから、Dがリレイズしたい場合、少なくとも450のレイズ額を足してを合計950以上である必要がある


ルール45:複数チップのベッティング

A) ベットに直面した場合、レイズまたはオールインが最初に宣言されない限り、すべてのチップがコールに必要な場合、複数チップベット(最後にベットしたチップを含む)がコールです。つまり最小のチップ
1枚だけ取り除くとコール額より少ない場合。


B) コールにすべてのチップが必要でない場合。つまり最小のチップ1枚だけ取り除くとコール額以上になる
1) プレイヤーにチップが残っている場合第43項の50%基準に従う。
2) プレイヤーの最後のチップ全てが賭けられた場合50%の基準に達したかどうかにかかわらずオールインになります。

例1: ベットしたチップを除去(引き下げたら)したらコール額に足りない
1-A:プレイヤーAはポストフロップで1200にオープン、Bは1000チップ2枚を無言で出します。1200残すためにはとちらのチップの取り除く事が出来ないので1200をコールになります。

 1-B:NLHE、ブラインド250-500。プリフロップUTGは600を足し合計1100にレイズします。
UTG+1は無言で1000チップ1枚と500チップ1枚を出します。この場合も少なくとも1100にする為に500チップも1000チップも除去出来ないので1100をコールした事になります。

例2:NLHE、ブラインド250-500。プリフロップUTGは600を足し合計1100にレイズします。
UTG+1が無言で1000チップ1枚と100チップ5枚を出します。
100チップを4枚除去しても現在のコール額1100を残す事が出来ます。したがってこれは第43項の50%基準の対象となりますので、ミニマム(最小)レイズ額600でそれの50%は300です。
したがってUTG+1が1400以上を出した場合、合計1700のレイズを行う必要があります。
この例2ではUTG+1が1500出したのでレイズする必要があります。

例3:NLHE、ブラインド250-50。プリフロップUTGは600を足し合計1100にレイズします。
UTG+1が無言で1000チップ1枚と100チップ3枚を出します。
100チップを2枚除去しても現在のコール額1100を残す事が出来ます。したがってこれは第43項の50%基準の対象となりますが、プレイヤーUTG+1はミニマム(最低)レイズの少なくとも50%を出してない為、
このベットはコールと判定され200がプレイヤーUTG+1に返されます。

例4:全チップの複数チップのベット。
A)コールを行う為にすべてのチップが必要とされている場合、これは後ろにチップがあるプレイヤーと全く同じに扱われます。(上記の例1を参照)
B)最小のチップ1枚だけ除去するとコール額以上になる場合、プレイヤーはベットが第43項の50%の
レイズ基準に達しているがどうか関係なくオールインになります。

例4-A:プレイヤーAが1400にオープン、Bが(大きいチップが残りチップスタックにある)無言で1000チップ1枚と500チップ3枚を出します。これは2100の50%基準(1400+700=2100)に達する為、合計2800のミニマム(最小)レイズする必要があります。

例4-B:プレイヤーAが1400にオープン、Bが無言で1000チップ1枚と500チップ2枚を出します。
これは2100の50%の基準額に満たないためコールになります。
 注)例4-Aと4-Bどちらとも最後のチップを出すプレイヤーのためオールインベット

ルール46:以前のベットチップが引き下げられない状況の例

状況1:以前のチップはがコール額をカバーしてなく、そのまま放置されている場合。
例:ブラインド25-50、BBは25チップ2枚を出し、ボタンは合計600にレイズしました。
(BBがこれにコールするのはさらに550が必要)
1:高額のチップ(オーバーチップ)を1枚追加でコール。(1枚の高額チップを2枚の25チップにドロップします)
2:すべての新しいチップをコールするのに必要とする場合、複数の新しいチップを追加する事はコールです。
a)500チップ2枚をすでに出されている2枚の25チップにドロップ 
b)500チップ1枚と100チップ1枚をすでに出されている2枚の25チップにドロップ。
この2例(ab)ではコールを行う為に、以前のチップと合わせたすべての新しいチップが必要です。
3:複数の新しいチップを追加することは、コールに最小の新しいチップの1枚が必要ない場合、第45項の複数チップベットとなります。(2枚の25チップに1000チップ1枚と500チップ1枚をドロップすると、合計1550ベットになります)
第45項により無言で出した複数チップは第45項の50%基準値に達するとレイズになります。
それ以外はコールです。

状況2:以前のチップ(複数可)がコール額をカバーする場合(第45項のマルチチップベット)
さらに新しいチップ(単数または複数)を追加する事は、第45項の複数チップベットとなります。
例)ブラインド50-100、BBは1000チップ1枚無言で出します。プリフロップで700にレイズされます。
(BBがこれにコールするには600必要)。
BBが以前に置いた1000チップは、レイズ額(700)をカバーしている為、さらに新しいチップを追加する
ことは第45項の複数チップベットになります。

状況3:以前に出したチップが完全に引き下げた場合
1) 以前に出したチップを全て引き下げて、高額のチップ1枚を無言で出すのはコールになります。
(25チップ2枚を引き下げ1000チップ1枚を無言で出した)
2) 以前に出したチップを全て引き下げて、新しい複数枚のチップを追加する事は、第45項の複数チップ
ベットとなります。


状況4:以前に出したチップの一部を引き下げた場合
以前に出したチップの一部を引き下げ(25チップ1枚を引き下げ、残り25チップ1枚と新たにチップを追加した場合は、第45項の複数チップベットとなり50%基準値を超えた場合はレイズ、それ以外はコールになります。

状況5:上記に関係なく全てのチップを組み合わせてプッシュまたはベットするジェスチャーは第45項に基づいて出された全てのチップをベットする意図として解釈される場合があります。


ルール47:再オープニングベット

例1 累積的にフルレイズに等しい複数のショートオールインと再オープニングベッティング
NLHE、ブラインド50-100。ポストフロップでAは最低額の100をベット。
Bはすべての残り合計チップ125のオールイン。 Cは125にコール。
Dはすべての残り合計チップ200のオールイン。 Eは200にコールしました。
アクションは合計レイズ100に直面しているAに戻りました。
100はフルレイズであるため、Aはフォールドorコールorレイズのアクションが再開されます。
注意したいのはBの増加分25もDの増加分75もそれ自体ではフルレイズに満たないが、合計するとフルレイズになり、「アクションが戻ってきた時に、少なくともフルレイズに直面しているプレイヤー」に対する再オープンを再開します。
例1-A:上記の例1のアクションが戻ってきたAは増加分100を足して合計200のコールをした。
この時Cは125をすでにコールしているので75増加分であるレイズ額200に直面していますが、
Cが再オープンするには少なくとも合計225に直面している必要があります。
75はフルレイズ額に満たない為、Cが出来るアクションは75を足してコールするか、フォールドするかのどちらかを選ばなければならない。(レイズは出来ない)
例1-B:上記の例1のアクションが戻ってきたAは200足して合計300のレイズをして、Cにアクションが移った。
Cはすでに125をコールしており、直面している300との差額175はフルレイズに満たしている。
したがってCは「アクションが戻ってきた際に、少なくともフルレイズに直面しているプレイヤー」となる為、フォールドorコールまたはレイズが出来る。

例2:複数のショートオールイン、ミニマムレイズは最後の完全な有効ベットまたはレイズです。
NLHE、ブラインド50-100。ポストフロップでAは300でオープンし、Bが合計500のベット。
Cはすべての合計残りチップ650のオールイン。
Dはすべての合計残りチップ800のオールイン。
Eは800にコールしました。
この時のプレイヤーFのミニマム(最小)レイズ額はいくらになりますか?
オープニングベット300は最初のミニマム(最小)レイズになります。その後300以上のオールインが無かったため、Fのミニマム(最小)レイズは300のままです。したがってFは800をコールするか、
少なくとも1100以上のレイズする事が出来ます。付録ルール43の例2も参照してください。


例3:ショートオールインでの2例
NLHE、ブラインド2000-4000。プリフロップAは4000をコールします。
Bはフォールドし、Cは残りチップ合計7500でオールインします。(BB4000から増加3500)
その後SBまでフォールドで回り、SBもフォールドした。
例3-A:まだアクションしていないBBは、フォールド、コール、通常のミニマム(最小)レイズ額4000に増加分3500を加えた合計11500以上のレイズが出来る。
ここでBBは3500を足し合計7500のコールしアクションはAに移った。
Aは一度アクションしフルレイズに満たない3500増加のベットに直面しているが、これはフルレイズではありません。したがってAはフォールドか追加3500の合計7500のコールしか出来ない。
理由はAにアクションが戻って来た際、少なくともフルベットではない為レイズする事は出来ない。
例3-B:BBは合計11500のレイズをした。
これはAに対して7500の増となっている為、Aはフォールド、コールまたはリレイズが出来る。


ルール51:拘束力のある宣言/ 順番でのアンダーコール

例1: NLHE、ブラインドが1000-2000のとき。ポストフロップでプレイヤーAは2000ベットし、プレイヤーBは8000にレイズした。そのあとプレイヤーCは無言で2000押し出した。つまりCはアンダーコールしたということになる。第51項-Bにより、Bはオープナーではないので(このときAである)、この時点ではマルチウェイである為、TDの裁量により、Cは正しくコールするか、もしくはアンダーコールした2000を放棄しフォールドを許可される場合があります。

例2: NLHE、ブラインドが1000-2000のとき。ポストフロップでプレイヤーが四人残っている状態。
プレイヤーAは8000オープンし、Bは無言で2000押し出した。第51項-Bにより、プレイヤーBはAのオープニングベットをアンダーコールしたことになり、ベットされた8000を正しくコールしなければならない

例3: NLHE、ブラインドが1000-2000のとき。フロップ後、プレイヤーAが2000オープンし、Bが8000にレイズした。Cは「コール」と言った。第51項-Aにより、プレイヤーCはコールを宣言したことになり、8000を正しくコールする義務があります。


ルール52-B:誤ったベット額、ポットリミットゲーム

例1:PLO、ブラインド500-1000。ポストフロップ後のポット額は合計10,500です。
プレイヤーAがポットベットしたいので、ディーラーにポット額のカウントを求めます。ディーラーは、「9,500」と答えました。Aは9,500を押し出します。プレイヤーBはフォールドしプレイヤーCは9,500をコールした。
最初の誤ったベット額(9,500)の後、実質的なアクション(プレイヤーC)が入っています。
ディーラーはポット額を再確認したところ本来のポット額は10,500と認識しましたが、最初の見積もり額(9,500)は本来のポット額(10,500)より少ないが、その後プレイヤーCの実質的なアクションが発生している為、9,500のベットは拘束力があり10,500に増額される事はありません。

例2:上記例1と同じで、プレイヤーBがフォールドした時点でディーラーはAのポットベットが本来9,500ではなく10,500と気付きました。
実質的なアクションは発生していない為、Aは自分のベットを合計10,500に増やす必要があります。

例3: PLO、ブラインド500-1000。ポストフロップ後のポット額は合計10,500です。
プレイヤーAがポットベットしたいので、ディーラーにポット額のカウントを求めます。ディーラーは、「11,500」と答えました。
Aは11,500を押し出します。プレイヤーBはフォールドし、プレイヤーCとDが両方とも11,500をコールします。
次のカードをバーンする前に最初のポット額が誤ったオーバーベットである事に気が付きました。
かなり実質的なアクション(SA)が発生していますが、ベット額が異常(オーバーベット)だった為、現在のストリートのどこでもコールした全プレイヤーは正しいベット額10,500に修正されます。
もし次のカードが配られた場合はエラーが発生します(TDが裁定を下す)


ルール53-A:順番の沿わないアクション・アウトオブターン(OOT)

例1: ブラインド50-100。フロップ後、シート3は300でオープンし、シート4はフォールドし、シート5のアクションがまだ完了してないのに、シート6が先に800にレイズと宣言した。
ステップ1: アクションは、300のベットに直面している正しいプレーヤー(シート5)のアクションに戻ります
ステップ2: もしシート5がコールまたはフォールドした場合、アクション(300ベット)は変更(更新)されていないので、シート6のOOTレイズ(800)は拘束力があります。
ただしシート5がレイズした場合(合計600など)、シート6のアクションは300から600ベットに変更(更新)されました。
アクションが変更(更新)された場合、800チップはシート6に返却されたのち、600にコールするか、少なくとも900以上のレイズするか、 またはフォールドする事が出来ます。

例2: ブラインド50-100。フロップ後、シート3はチェック、シート4もチェック、シート5のアクションがまだ完了してないのに、シート6が先にチェックと宣言した。
ステップ1:アクションは、正しいプレーヤー(シート5)のアクションに戻ります
ステップ2:もしシート5がチェックした場合、シート6のアクションは変更(更新)されておらず、シート6のOOTチェックは拘束力があります。
ただしシート5がチェックではなく300ベットした場合、シート6のアクションは変更(更新)されたので、300をコールするか、少なくとも600以上のレイズするか、またはフォールドする事が出来ます。


ルール53-B:実質的なアクション・アウトオブターン(OOT) 

OOTアクションによって順番をスキップされたプレイヤーのアクション権利を守る必要があります。
合理的な時間が経過しスキップされたプレイヤーが、実質的なアクション(第36項参照)までに発声していない状態で左プレイヤーにOOTが発生した場合、OOTアクションは拘束力があります。
またスキップされたハンドをどのように扱うか(処理)の決定を下す為にフロアが呼び出されます。
例1: NLHE、ブラインド100-200。 UTG(シート3)は600にオープン、シート4のアクションが完了
していないのに、シート5は600をOOTコールします。シート6は少しの間考えてからフォールドしました。
現在シート4の左側2人のプレイヤーがアクションしてます。この2人は実質的なアクションとみなされます(第36項)。
またスキップされたシート4はディーラーからアクションを促され、アクションに必要な合理的な時間がありました。
シート5のOOTコールは実質的なアクションOOTにより拘束され、シート6によるOOTフォールドも
拘束されます。(第58項)
シート4のスキップされたハンドをどのように扱うか(処理)の決定を下す為にフロアが呼び出されます。
例2: NLHEは、ブラインド100-200。ターンまで4人のプレイヤーが残っております。ディーラーがターンカードをテーブルに出した後、UTG(シート3)は600のベットします。シート4のアクションが完了していないのに、シート5がチェックし、シート6が600をOOTコールしました。
シート4のスキップされたハンドをどのように扱うか(処理)の決定を下す為にフロアが呼び出されます。


出 典   Tournament Directors Association
      http://www.pokertda.com/

監 修   カジノパラダイス 高橋伴人(元日本カジノスクール講師)

制 作&  株式会社SPプロモーション Takahiro Yamashina
日本語翻訳 

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