山下貴嗣_Minimalチョコレート

コンサル業界から未経験でチョコレート業界へ。「Minimal -Bean to Bar…

山下貴嗣_Minimalチョコレート

コンサル業界から未経験でチョコレート業界へ。「Minimal -Bean to Bar Chocolate-(ミニマル)」代表。1年のうち4カ月程度は赤道直下に買付に。noteではリアルなブランド経営の学びをお届けします。Twitterは@taka_minimal 誤字脱字多め。

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    日経COMEMOは、様々な分野から厳選した新しい時代のリーダーたちが、社会に思うこと、専門領域の知見などを投稿するサービスです。 【noteで投稿されている方へ】 #COMEMOがついた投稿を日々COMEMOスタッフが巡回し、COMEMOマガジンや日経電子版でご紹介させていただきます。「書けば、つながる」をスローガンに、より多くのビジネスパーソンが発信し、つながり、ビジネスシーンを活性化する世界を創っていきたいと思います。 https://bit.ly/2EbuxaF

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Minimal公式note開始。 テーマはMinimalブランド体験=UXです。 僕をフォロー頂いている方はぜひこちらもフォローしてみて下さい! 僕とは違う視点で知って頂けるはずです。 初回から、なかなか骨太な内容です! https://note.mini-mal.tokyo/

    • センスはアーカイブの力に宿るという話

      学生時代にクラスに一人くらい「センスが良い!」と思えるクラスメイトいなかったですか?当時はうらやましくも、少し悔しいという複雑な気持ちでその人を眺めていたような気がします。今でも自分の周りにはセンスが良い人がいます。そんな人になりたいですし、センスが良いブランドにMinimalチョコレートをしていきたいです。センスとはどう養うのか?をテーマに考えてみたいと思います。 センスが良いとは何かセンスが良いというのはとても感覚的で、定義をすることはとても難しいことだと思います。

      • 「ナレッジシェア」というブランド思想を込めたプロダクト開発

        バレンタイン・ホワイトデーと1年間の最繁盛期の真っ只中です。この時期限定のプロダクトが続々トリリースしていますが、その中でも「Minimal Works」というシグニチャー商品を通して、ブランドの思想をメッセージとして商品に反映させるかを考えてみたいと思います。 プロダクトはブランドメッセージを伝えるツールブランドにおいて、プロダクト開発は非常に大切な要素です。 Minimalにおいては、プロダクトをお客さまとの“コミュニケーションツール”であると位置づけています。 つま

        • クラフトブランドの勝ち筋は、手仕事と大量生産の“間”にある

          手仕事にこだわることと、ブランドとして成長することには、大きなジレンマが存在します。手仕事に丁寧に造ったモノのクオリティで勝負を始めると、量をつくることができず、あるところで停滞してしまう。そこのジレンマをどうにかしたいと思い、Minimalチョコレートを運営してきました。その試行錯誤した結果、現時点での私の結論をまとめてみます。 手仕事で少量をつくるのか、機械で大量につくるのか。世の中は、大きくわけると2つの生産体制があるようにみえます。 一つは、職人達が手仕事で少量を造

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        Minimal公式note開始。 テーマはMinimalブランド体験=UXです。 僕をフォロー頂いている方はぜひこちらもフォローしてみて下さい! 僕とは違う視点で知って頂けるはずです。 初回から、なかなか骨太な内容です! https://note.mini-mal.tokyo/

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          長くブランド続けていく秘訣

          1年締めくくりに、長くブランドを続けていく秘訣を考えます。 おかげさまで、23年12月1日でMinimalブランドをはじめて9周年。まだ9年間しか継続できていないですが、ベンチャー企業の生存率が10年間10%以下という数字を見てみると、ベンチャーかつ業界経験がない中でチョコレートブランドとして、立ち上げという一番不安定な時期を越えて、9年 間続けてこれた経験から長く続けていく秘訣を考えてみたいと思います。 ブランドは長く続けて行く事が大事で、非常に難しい2014年12月1日

          長くブランド続けていく秘訣

          クレイジーな店舗展開モデル:1店舗1業態

          11月24日に話題の麻布台ヒルズ店に新業態を出店しました。Minimalとしても僕としても新しい挑戦であります。そんな新店を例にしながら、僕らが考える新しい店舗モデルを考えていきます。 1店舗1業態現在のMinimalは4店舗を展開しています。その店舗ともに業態が違う形になっており、1店舗1業態をとっています。 板チョコレート専門店→Minimal富ヶ谷本店 ガトーショコラ専門店→Minimal The Baking 代々木上原 ケーキ洋菓子専門店→Patisserie

          クレイジーな店舗展開モデル:1店舗1業態

          グローバルでのブランド成長のためのヒント

          先日ミラノと東京を拠点としたビジネス+文化のデザイナーとしてご活躍されている安西洋之さんとお話をする機会を得ました。イタリアと日本に拠点をもたれ、グローバルでのご活躍されている安西さんにグローバルでブランドビジネスを展開する上で、知っておいたり、考えておくべき様々な学びを得ることができる貴重な時間でありました。グローバルでのブランド成長を考えるためのヒントをたくさんいただきましたので、紹介します。 論点①文化アイデンティティという言葉の危うさ僕が経営しているMinimal

          グローバルでのブランド成長のためのヒント

          立地が店舗成功の9割!?

          23年9月にMinimalが新業態となるパティスリーを小田急線祖師ヶ谷大蔵駅(東京世田谷区)に出店しました。「お店の場所はどうやって決めているのですか?」とよく聞かれますので、お店の立地戦略に関して考えてみたいと思います。僕は立地で失敗をしているので、それにも触れます。 立地は店舗成功の9割!?ちょっとおおげさに聞こえるかもしれませんが、これまで店舗や工房などを複数手掛けてきた僕自身の実感としては、決しておおげさではないかもしれないと思います。 それほど、立地は店舗の成功に

          立地が店舗成功の9割!?

          ブランドの思想を店舗に反映するための“一点豪華主義”

          Minimalの新業態であるパティスリーが23年9月16日に祖師ヶ谷大蔵にオープンします。コロナ禍を経て4年ぶりの新店舗でありますが、店舗はブランドの世界観を伝える大事なメディアです。どのようにブランドの世界観を店舗設計に反映させるかを新店舗を紹介しながら考えてみたいと思います。 何のためのお店なのかを決める23年9月16日(土)に小田急線の祖師ヶ谷大蔵駅近郊に新業態のお店がオープン致します。Minimalブランドとして初めての洋菓子屋(パティスリー)を出店することになりま

          ブランドの思想を店舗に反映するための“一点豪華主義”

          1万人✕1回よりも、100人✕100回買うブランド創り

          1万人が1回購買するよりも100人が100回買ってもらうブランドを目指すと言う事は、LTVを重視したブランド創りをすると言うことです。更に言えば、1万人が100回買ってもらえるブランドをその先に見据えています。今回2回目のクラウドファンディングを新店舗で行っています。同様のタイトルを1回目の時に書きました。そのアップデートしリバイバルします。 ちなみに、最後にMakuakeを2回やってみた成功するポイントも所感としてまとめます。 Makuake開始10日間で1000万円応援

          1万人✕1回よりも、100人✕100回買うブランド創り

          Z世代とは何者なのか?

          未来の消費の中心になるZ世代。Z世代の特徴についてまことしやかに語られるが果たしてそれは本当なのか。そんな疑問をZ世代の企画屋として事業をされている今瀧さんに教えてもらう機会がありましたので、これまでの自分なりの解釈も含め私なりに気づいたポイントをまとめてみました。 Z世代は何者なのか?は愚問かもしれない最初から題名を否定する事になりますがw ●●世代の特徴を括ることが自体が難しいと日頃から考えおります。 商売をしていると、実際の商売現場のお客さんは一人一人特徴が違うので

          Z世代とは何者なのか?

          売れるモノと評価されるモノの違い

          お店やブランドをやっていると、お客さんに売れるモノと業界内で評価されるモノが必ずしも一致しないことがある事に気づきます。この違いを知っている事は商売をしていく上でとても大事ではないでしょうか。 カンヌ映画際にみる売れるモノと評価されるモノの違いカンヌ映画際で是枝監督の「怪物」が脚本賞や日本映画初のクィアパルム賞を受賞したというニュースがありました。受賞おめでとうございます。 是枝監督とカンヌ映画際と言えば、「万引き家族」で最高賞のパルムドールも受賞しています。 では「万

          売れるモノと評価されるモノの違い

          Chat GPTの先にある店舗サービスと職人の時代 ~AIに奪われない仕事~

          Chat GPTの急速な普及の流れをみていて、それを使いこなすことがもはや時代の必須要素になる時代を予感させます。AIが人の仕事を奪うと言われて早何年も経ちましたが、店舗やものづくり、そこにおけるサービスや職人への影響を考えてみたいと思います。 一人に一台“ドラえもん”を持つ時代Chat GPTとは、簡単にいうと、会話できるAIです。こちらが質問すると答えて自然な言葉で文章を生成できます。 僕のChatGPTを使ってみたときのシンプルな感想は、「これだけ高性能の情報収集能

          Chat GPTの先にある店舗サービスと職人の時代 ~AIに奪われない仕事~

          生産者とフェアな関係を続けていくためには?

          先日登壇させてもらたったイベントで「生産者とフェアな関係をつづけていくには何が必要ですか?」という問いをもらいました。情報の非対称性がなくなっていく21世紀において、ブランドや店舗には真にフェアな姿勢が求められる事は必然となってきました。今回は問いについて考えてみたいと思います。 生産者とフェアな関係とは?急成長している中国発のアパレルブランドのSHEINが成り立つのは、スウェットショップ(“搾取”工場)を使っていることで、働く人は1日18時間労働しているなど大きな問題とし

          生産者とフェアな関係を続けていくためには?

          良い企画の発想は、インプットの量が9割

          Minimalを経営する中で業態、店舗、商品、販促など様々な企画を立てる経験をしてきました。その中で、良い企画の発想は、アーティスティックな才能の持ち主だけのものでなく、どんな人でもたてられるのではないか。という問いを考えてみたいと思います。 良い企画は、才能に依存しない良い企画の発想は、先天的なクリエイティビティやアーティスティックな才能に依存するものはごく一部であると思います。 そうでなければ世の中にこんなにも良い企画と言われるモノは生まれないと思います。ただ一方で、

          良い企画の発想は、インプットの量が9割

          ブランドはなぜコンテンツを発信する必要があるのか?

          先日あるマーケティング系雑誌の取材で、「MinimalさんはHPのJournalでコンテンツ発信をたくさんしてらっしゃるのがすごいなと思ったのですが、自社で独自コンテンツを発信するのはなんでですか?」という内容の質問を受けました。ブランドがコンテンツを発信する必要性について改めて考えてみたいと思います。 ブランドになるには想起No,1をとるブランドとは何か?と問われるととても難しいですが、「チョコレートといえば?」=「Minimal」という第一想起がとれればそれは、その想起

          ブランドはなぜコンテンツを発信する必要があるのか?