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#2 合う仕事なんて無い、自分が合わせるだけ。

無事第二弾投稿することができましたー!!(パチパチ)

先日33歳の誕生日を迎えたということで、これまでの振り返りも含めて15歳から現在までの18年間の僕自身の『仕事観』を伝えられたらと思います。

これまで新卒採用に関わる仕事をする中で、永遠の課題は早期離職。良い悪いは別としてやはり気になります。
実際に下記の記事にも早期離職の第一位が『仕事が自分に合わなかった』とのこと。

でも自分に合う仕事って何なんだろと。

僕自身前回のnoteにも書いたように、右往左往した人生なので、多くの仕事に関わってきました。

1、自衛隊時代(15歳〜20歳)

中学卒業後両親ともに自衛隊だったということもあり陸上自衛隊に入隊日本で最年少の国家公務員として15歳の時からお給料を頂いていました。バイトもしたことないので初めての仕事でしたが、やったことはというと・・・

・自衛隊体操踊って
・山にこもって
・穴掘って
・射撃して
・手榴弾投げて
・etc

自衛隊体操なんて踊ったことないし、山にこもるのは実家が田舎だったので身近だったかもしれませんが、当たり前ですが銃も撃ったことない手榴弾なんてもってのほか。でもこれが仕事なのかーと思ってやってました。笑

射撃は苦手だったのですが、絵に書いたような鬼軍曹から『姿勢』と『呼吸』が大事だ!と怒鳴られ、ひたすら反復練習。息を吸ったところで標準を合わせる『吸い止め』と、息を吐いたところで標準を合わせる『吐き止め』があるので、自分に合う方でやれ!と言われたのですが、んなもん分かるかーっとツッコミつつ、とりあえず反復練習。気づいたら100メートル以上離れた的に当たるようになってました。

ちなみに穴掘りは得意で関西の自衛隊の穴掘り大会?で優勝しました!笑
直径3メートル、深さ1.5メートルの穴を掘り速さと正確さを競うという摩訶不思議な大会です笑

その後ミサイルを当てるためのレーダーの整備士になったのですが、別にレーダー整備したい!とか、俺の天職はレーダー整備だ!と思ったことなど1ミリもなく、それが仕事だからやるという感じで、基本的には出来るようになるまで反復練習。電流計を片手にひたすら回路図見て電流測り、たまに何10万ボルトのところにペンチを当ててしまい大きな音に驚いて。それでもとにかく反復練習
途中戦争起きずによかったです。日本、平和、万歳。

2、ホスト時代(20歳〜25歳)

自身の今後の人生を考えた時に、20代はもっと負荷を与えたいと思い退職して、次についた仕事が歌舞伎町のホスト

それこそお酒好きだし、モテたいし、もしかしたらホストが天職かも!『合っている』仕事だと思ってはじめましたが、想像とは全く違う仕事でした。

19時オープンなのに16時には出社して、新人はトイレ掃除から始まり、食材買い出しに行ったり、おしぼりをかっこよくたたんで、いい匂いのスプレーかけて。笑
イヤイヤ、俺はお酒飲んでモテるために来たのに!と何度思ったかわかりませんが、でもそれが新人の仕事だったのでやりました

月の売上がいくらかを越えると新人から一般に格上げされてダサい新人名札を外すことが出来て(新人は新人とわかるように名札をつけなければいけません)。よし!ここからお酒飲んでモテるぞーと息巻いたのですが、九州男児の男気溢れる父親に育てられた僕は女性にお金を払ってもらうということがどうも苦手らしく
でもそれが仕事で、それが自分の稼ぎになると思ったら、楽しんでもらってその分のお金を貰えば良いのではと思考を変えてみて。楽しませることは得意だったので、ひたすら楽しませたら、指名も増えて給料も増えて。

その後もバーテンダーだったり、引越し屋だったり、20キロくらいの玉ねぎが詰まったダンボールをA地点からB地点に8時間運び続けるとかいう仕事もしました。

3、エン・ジャパン時代(25歳〜28歳)

大学卒業後エン・ジャパンという人材の会社に入社し、新卒採用コンサルタントというよくわからない肩書きの名刺を持ち、ひたすらテレアポし、ひたすら企業に飛び込んで、ひたすら売上を追いかけました。

自分が新卒なのに、企業の新卒採用の何をコンサルティングすれば良いのかと思いつつも、それで給料を頂いている以上、そのお給料や肩書きに見合う知識や考え方を備えないと相手に失礼だと思って必死に勉強し、そしてロープれしまくりました。

その結果少しずつクライアント様からも喜ばれ、新卒採用だけでなく、企業理念の構築から、浸透させるための組織・仕組み作りまで任せていただけるようになりました。

4、リアステージ時代(28歳〜現在)

ある程度営業は出来るようになったので、今度は自分で事業を創ってみたい!と思い退職し、現リアステージの立ち上げに参画。

しかし『やってみたい』と『合っている』は全く違いました
もちろん事業の立ち上げなんてやったことなく、ましてや今までは社名だったりブランドだったりに守られていた立場から、裸一貫の状態になり、全く結果が出ず。想像を絶する以上の過酷な日々が続きました。笑

でもその時にも、この仕事が『合ってない』とは全く思いませんでした。結果が出ないのは『合わせられていない』だけ。『合わせられていない』理由は自分のこれまでの意地やプライド、過去の栄光にすがっているだけ

じゃぁそれらを全て取っ払って、自分自身をこの仕事に『合わせにいこう』と変えました。

自衛隊の時の穴掘り大会以上に泥まみれになりながら自分を変えた結果、少しずつ形になり、今では年間1800人以上のマッチングが出来るサービスになりました。

そして今、社員も100名になり、これから3年以内に日本一の紹介会社を目指して仕事してます。
ここでも言えるのが、100名から200名、300名の組織を創りまとめることなんてやったことないですし、その仕事が自分に『合っている』のかもわからない。ましてやビジネスをする中で日本一を目指したことなんてないし。

でも日本一を目指すからには最低でも300人の組織は必要ですし、そのための知識やノウハウが自分にないなら『合わせにいく』ために、学び続けなければいけない。やってみて失敗しても何が失敗だったのかを理解し、次にどう活かすかを考え行動に移すしかないと思うんです。

まとめ

ダラダラと長くなっちゃいましたが、何が伝えたかったのかというと、タイトルの『合う仕事なんてなく、自分が合わせるだけ』なんだなということです。

目の前の仕事に向き合いその仕事が自分に『合ってる』のか『合ってない』のかなんて全く気にせず、自分が『合わせにいく』だけ。その時の自分が『合わせにいけない』理由は、意地やプライドだったり、過去の栄光だったり、何かしらが邪魔しているだけ。
『合わせにいく』んだからそんなもん一旦全て捨て去って、あとは『合わせられる』ように知識やノウハウやテクニックなどなどをとにかく反復練習で身につけるだけ。

僕自身15歳から33歳までの18年間ずっとこの『仕事観』でやってきました。
よく採用で何を求めますか?と聞いた時に『素直さ』という答えが多いのは、目の前の仕事に向き合えることだったり、一旦全て捨て去ることが出来ることだったりにも繋がってるのかなーと書きながら思いました。

これからの時代はもっともっと働き方が変わってきます伸びる業界、衰退する業界出てくると思います。そんな変化が激しい時代の中で『合ってる仕事がしたい』と言っていたら逆に大変そう。
まずは目の前の仕事に向き合ってみて、自分を『合わせてみる』こと。
反復練習してたらいつかは結果も出るようになり、また自分に『合っていない』かもしれない仕事にぶつかるから、そしたらまた同じように自分を『合わせにいく』。

それがこれからのキャリアにとっても大事なんじゃないかなと思いました。

もちろんストレス耐性だったり仕事の得意不得意は少なからずあると思うので、あくまでも僕個人の意見です。ちなみに玉ねぎのダンボールをひたすら運ぶ仕事は二度とやりたくありません。

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