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【OW2:コラム】ヒーローを絞って練習したほうが良いのか?

 『はじめのうちはヒーローを絞って練習した方がいい』と、よく言われる気がする[誰によって?][要出典]。

 それについて、色々な観点から考えてみようという記事。
 特に、「何について練習するのか」「何を上達するためか」という点に着目。

 軽いコラムのつもりで書き始めたので、論理展開や構成がしっかりしてないかもしれません。すいません。長いのはいつものこと。



 さて、「はじめのうち」とはいうけども、OW自体に慣れてない初心者なのか、既存のプレイヤーが特定ヒーローを使えるようになりたいという話なのか、あるいは、そのヒーローについてどのような要点を上達したいのかでも変わってくるだろう。
 そこらへんも考えていかなければならない。
 

◯ガチ初心者→雰囲気の把握


 「マジでOW始めたばっかりです」という場合、右も左もわからないだろう。
 そういう場合はヒーローどうこうじゃなく、まずは動画や配信を見るのがいいと思う。
 私は配信で見てOWを知ったので、細かいところはともかく、全体的な流れ一応のルールは多少はわかった状態で始めた。
 
 (細かいルール・仕様はwikiとか読めばいい。やってるだけじゃ理解できないことはたくさんある。)

 んで、大まかに知って、それを自分で体感・体験したいという場合、その段階=オーバーウォッチの雰囲気を把握したいという場合、ヒーローはソルジャー76でいいと思う。

 (私は、「好きなヒーローを使えばいいよ」というアドバイスはあんまり好きじゃない。
 何か明確に意思がある場合は自分でそのヒーローを使えばよく、アドバイスを求める場合は、「その場合にはコイツだよ」と明確に示す方が良いと思う。)

 初心者には何がどういうヒーローなのかもわからないため、見た目で選んで使い続け、難しくて使い物になっていないことにも気づかず、下手なまま時間だけが過ぎていくというパターンも少なくない。
 キリコのことですよ。気をつけてね。

 特に慣れてない初心者の段階では、移動さえ特殊なヒーロー(ボール・トレーサー等)視野が狭くなりがちなヒーロー(アナ・アッシュ・ウィドウ等)は避けるべきだろう。
 
 
 →このような段階では、「ヒーローを絞って(決めて)練習する」というよりは、「OWの雰囲気の把握」のほうが重要だと思う。
 であれば、私はソルジャー76でいいと思う。ヒーローの練習どうこうではなく、OWの雰囲気の把握のために。

直感的で使いやすいよ。

 ここまではOWに慣れてないガチ初心者の要素をとりあえず書くためなので、わりとどうでもいいです。ガチ初心者の人は読んでないだろうし。
 以下が本題。


◯ヒーローの総合力の上達

 初心者・中級者にかかわらず、「このヒーローが上手くなりたい」という状況になったとする。

 初心者が「とりあえずソルジャー使って気に入ったから上手くなりたい」とか、最近だと私は記事を書くためもあるが、ボールを少し練習した。
 そういう状況。

 それらについて、色々な観点から考えていこう。

◇エイム

 エイムはいいほうがいい。当たり前。んで、もちろんエイム練習をする。
 (エイム練習うんぬんに関しては割愛。)

 なんだけど、それは例えば「ソジョーンのエイムが良くなりたい」という場合、「(実戦で)ソジョーンを使う」ことで鍛えられるのか?という話。

 もちろん実戦が全く役に立たないとは言わないが、基本的な・根本となるエイムの能力を鍛えるのは別のやり方のほうが効率がいいんじゃなかろうか。
 エイム練習用のワークショップだとか、外部のソフトだとか。
 (例えばAim Labのようなソフトで球体を次々とクリックしていくようなものは、FPSの実戦ではそんなエイムはほとんどありえないが、Valorantのトッププロでも練習のために行うこともあるだろう。)

 そしてそれらによって鍛えられた基本のエイム能力をもとにソジョーンに固有のエイム技術を身につけるために、ソジョーンを(実戦で)使えばいいのではなかろうか。

全体的なエイム能力の中に、ソジョーン固有の能力(慣れ)があるのでは?

 ソジョーンはOW2になってから実装された比較的新しいヒーローである。
 そして上手いプレイヤーは、ソジョーンが実装された直後にはもうソジョーンのエイムが良かった。それは、基礎的なエイム能力が身についているからだ。
 ソジョーンをプレイして身につけた能力は一部で、そのエイム能力の多くはソジョーン以外で習得したわけだ。
 
 したがって、「ソジョーンを使ってエイムがいいプレイヤーは、ソジョーンで練習したからとは限らない」といえるだろう。
 もともとのエイム能力に、追加でソジョーン固有の能力を身に着けた場合がほとんどなはず。

 それらの意味で、別のヒーローでも特に基礎的なエイム・射撃能力に関しては、「ヒーローを絞って練習したから上達した」ということではないだろう。

(※ただしこれは、「ソジョーンを使ってもエイムが良くならない」という意味ではもちろんない。
 また上述はエイムに限った話なので、全体的なソジョーンの立ち回り・エイム以外の要素は別の話であり、それらは実戦で身につくことも多いだろう。)

ーーー

◇上達への回り道

 さて、以上のことから何を述べたいかというと、「上達したい目標がある場合、それを実戦でこなす(=そのヒーローを使う)こと『だけ』が上達への最短距離ではない」場合があるということだ。
 もちろんそのヒーローで実戦をこなすことは重要だが、全てではない

 スポーツなんかだとわかりやすいが、例えば「野球少年がホームランを打てるようになりたい」というとき、それに必要なのは今日から試合でフルスイングすることではないだろう。
 しっかりと食事・睡眠をとり成長していき、総合的にバッティング技術を向上させ、筋力も鍛え、その先にホームランという結果が生まれる

野球あんま知らんけど。


 オーバーウォッチでいえば、最もあてはまる例はルシオだと思う。 ルシオはOWの総合的な能力に基づいたプレイをしなければならない。

 味方に何が必要か、それをいつどのようにこなすのか、相手は誰が何をしてくるのか、それに対してどう対処するのか、そしてそれらを実戦で行うためには何を把握できていなければならないのか。

 ルシオの能力を発揮するためには、ルシオというヒーローやサポートという役割だけでなく、オーバーウォッチの総合的な能力が必要不可欠である。
 それらがないと、いくらルシオを使ってエイム・キャラコンに慣れたとしても、ルシオとしての能力はほとんど発揮されることはない。

ルシオが動き回ってブープしても、OWの総合力に基づいたものでなければ、試合に対しては意味のないものにしかならない。

 シーズン9だと、「Tier表でルシオがSだから」という理由で使ってるようなプレイヤーのルシオは何の役にも立たない。
 最近あったマッチで味方のルシオがかなり上手かったんだけども、そのプレイヤーはタンクもマスターだった。そりゃそうだ


 これはルシオだけでなく、様々なヒーローの様々な部分に該当する。
 キリコの鈴はいつ必要なのか?アナの瓶は誰にどのタイミングで投げるべきなのか?
 例えばそういうものは、ヒーローに固有の能力というよりは、オーバーウォッチに共通して必要なゲーム理解度に基づくものである。

 (※ただしもちろんヒーローに依って度合いは異なり、例えばウィドウメイカーなどはOW力への依存度は低い。)

 
 プレイヤーに必要な能力は、もちろんプレイヤーによって異なる。
 エイム・フィジカルが圧倒的に足りていない私のようなプレイヤーもいるだろうし、立ち回り・ゲーム理解度が足りていないプレイヤーもいるだろう。
 自分に不足しているもの・必要なものを理解し、それを補うようにすれば上達はするだろうが、その方法は「そのヒーローを実戦で使う」という『だけ』ではないはずだ。

 
 例えば、私は以前にアナに関する記事を書いた。項目・文量ともに多く、上達のために有効かはわからないけど、まあ大きく間違ってはいない内容だと思う。

 しかし、私はアナをほとんど使えない。ドヘタクソだ
 それでもこういう記事が書けるのは、主にタンクとして相手のアナと対峙し味方のアナからのサポートを受けることで、良いアナと悪いアナについて客観的に判断できるからだ。

 自分でアナを使っている場合、どうしても自分では気づきにくい部分も多いだろうし反省しにくい。射撃の特性上、視野も狭くなりがちだ。
 あるいは、アナを使うと後衛にいることが多いため、相手のアナと対峙することも少なく、相手のアナの上手い/下手を体感することも難しいだろう。
 例えばどのような阻害瓶が有効/無意味なのかというのは、アナをやるよりもタンクをやるほうが理解に繋がる場合も多いはずだ。
 (もちろん、アナをやらないと習得できない技術も多くある。)

 ※全体的に、特に初級~中級者に足りていないものは、私は積極的な交戦・インファイトだと思っている。後ろから射撃・ヒールしてるだけでは、立ち回りや鈴・瓶の使い方なんて一生わからない
 詳しくは過去の記事を参照していただいて。


◯ヒーローの個別能力の習熟

 ここまでは、「そのヒーローを実戦で使うことだけが上達の道ではない」という話だったが、もちろんヒーローの個別能力の習熟は必要なことだ。
 
 そのヒーローを使わなければ、そのヒーローに固有の能力が身につくことはない。
 それは座学的・概念の理解だけでなく、実戦での体感・感覚も養っていかなければならない。
 特にシーズン9では全体的に多くの変更がなされたため、今まで通りの感覚でプレイしていると上手くいかないことも多いだろう。

 ではその上で、上達したいヒーローを実戦で使っていくとき、どのように使っていくべきなのだろうか。
 特にそのヒーローの苦手状況に陥ったとき、どうするべきなのだろうか。

◇参考:Awkward氏

 別の記事でも取り上げたが、Unranked to GMでおなじみのAwkward氏が、「カウンターピックは嘘だ」という主張の動画を投稿している。

"Counter Picks" is a lie. There are not ideal matchups, but the average player can capitalize on his enemies mistakes quite simply. Swapping heroes is holding you back.

 カウンターピックは嘘だ。理想的な試合でないなら、平均的なプレイヤーなら敵のミスを簡単に利用することができる。
 ヒーローを変えることは、(あなたの成長を)留めることになる。

動画の概要欄より。
訳は私。合ってんのかな?

 この動画では、例えばジャンカータウン第一でリーパー相手にファラが来たらジャンクラットなどわざと不利なピックをし、それでも勝てることを証明しようとしている。
 最も不利なピックができているかはともかく、全勝マスター帯の試合で。
 (彼はTOP500プレイヤーなので、マスター帯でもスマーフではある。)

 以下は動画の一部を要約。

 もちろん悪いマッチアップ(相性)はある。しかし、あなたが負ける理由はあなたのせいです。そのマッチアップで十分に良いプレイをしていればあなたは勝つでしょう。

 プラチナの試合にchazmを入れて、ソンブラと対戦したら負けると思いますか?何をしても勝てる。とても上手だから
 (※chazm:レッキング・ボールのトッププレイヤー)

 ゲームに勝つための唯一の答えは、そこまで上手になることだ
 カウンターされて負けたというが、それは違う。単に自分のプレイが悪かったか、十分なプレイができていないだけで、カウンターピックでなければならない理由なんてない

 例えばゲンジ。多くの人がこのヒーローは良いと言っています。もしそれが良いなら、なぜあなたはまだゴールドにいるのですか?
 新しいトレーラーを見ました。新しいタンク(マウガ)は最強です。あなたは新しいタンクを選びます。そしてまだゴールドのままです。何を選んでも関係なく、まだゴールドのままです。
 
 相性の悪い相手と戦うたびにヒーローを交換する場合、ヒーローのプレイ方法をどのように学ぶつもりですか?
 厳しい時間にはなるが、どうすれば勝つのか、どうすればより良いプレイをするのかを考えなければならない。そうすれば成長し、勝ちます。

 苦手な相手が出るたびに交換していては、もちろん改善することはない。それが、ほとんどの人がゴールド・プラチナで止まっている理由です。
 あなたの成長のほとんどは、困難に直面したときに起こります。

動画より。訳は私。


 気をつけなければならないのは、一般的に・総合的に不利な状況でもトッププレイヤーならばその状況でも十分活躍できるということは動画からもわかり、彼の言うように「上手ければ勝てる」も間違ってはいないが、それは「不利な状況でも使い続けることで『上達する』」ことの証明にはなっていないということだ。

ジャンカータウン第一でリーパーは確かに相性が悪い。
しかし、オープンスペースで戦うことなく閉所で戦い、リーパーの長所を生かすことで活躍させている。
もちろんヒーロー以外の総合的な能力が高いのは言うまでもない。

 この例では、「ジャンカー第一という広いマップ」自体はリーパーに不向きであるが、その中でも閉所のような得意な地形を利用し、遠距離の相手ではなく近づける後衛を狙いに行くような、その環境での得意状況で戦っている

 もちろんそれらを総合しても、ジャンカー第一ではリーパーは適切なヒーローではないだろうが、上手いプレイヤーならさほど問題なくこなすことはできる。
 それができるのは、彼がもともと上手いからだ。上手ければ、苦手マップでも活躍できる。

 では、上手くなるために必要なのは、果たして不利状況でそのヒーローを使い続けることだろうか?

ーーー

◇できることから。

 知らんよ。知らん。データや統計を取ったわけでもない。実際に初級者にプレイさせて上達を比較したわけでもない。

 なので私の感覚・体感だけども、慣れてないうちはやはり得意な状況からはじめ、徐々に使える範囲を増やしていくのがいいと思う。

 まず理解するべきは得意状況活躍できるパターンを知ることだろう。
 成功体験というと精神論っぽいが、成功=そのヒーローの特性を活かすことであり、それがわからなければ何を練習していいのかわからない。

 実戦においての苦手・有効でない状況でのプレイは、たしかにその場面はそうするしかないかもしれないが、それが上達に繋がるのかと言えば疑問が残る。

マップは例えばハバナ第一とか。

 ルシオを使うとして、上の図だと「マップがハバナ第一」「スピードで詰める味方じゃない」「相方がヒール量の少ないゼニヤッタ」「タンクが下手で多くのヒールが必要」というような、ルシオにとっては不利な条件が揃っている。
 そしてこの状態では、タンクのライフが少なくなってしまったらアンプでヒールブーストをしなければならなくなる。

 それは実戦では正しい行為かもしれない。そういう状況ならそうするしかない
 しかし、ルシオでそんなことをしていても、ルシオの上達には繋がらないだろう。

◇じゃあ苦手状況はどうすんの?

 出さなきゃよくね?
 
OTPになりたいんでなければ、適した状態で使うのが目的だし、はじめは得意状況から慣れていくほうがいいはずだ。
 
 私もボールを練習してたとき、得意マップ、特にプッシュやフラッシュポイントで使っていき、徐々に使えそうな状況を把握し、別マップや特定の状況で試すようにしていった。
 それ以外は、普通にシグマとかウィンストンとかも使った。それでいいと思う。
 無理に下手な状況で試行錯誤しても、上のルシオのように、間違った使い方を模索してるだけになるかもしれない。

◇初級者はどうすんの?

 たしかに私がボールを使う場合は、もともとタンクをやってる人間がその上でボールをやってみようという話なので、苦手状況ならボール以外を出しときゃいい。

 しかし、初心者・初級者の場合や、他ロールはある程度できても別ロールもやれるようになりたいというような場合、まだまだ使えるヒーローが少なく、苦手な状況になったら困ってしまうはずだ。

 そしてそもそも、『はじめは使うヒーローを絞って練習した方がいいのか?』という話だった。
 複数のヒーローを並列して練習していくのか?ピックをコロコロ変えるのか?
 さて、どうしよう。

→得意状況へ持ち込む

 例えば対面相性。相手全員に対して苦手ってことはあんまりないので、自分が得意な相手へ攻撃を仕掛けにいけばいい。

シグマが倒せないなら、別のやつを狙えばいい。

 もちろんそんな単純な話ではなく上手くいかない場合も多いだろうが、得意不得意・有利不利を考えずにそのヒーローをただ使い続けるのではなく、そのマッチの中での自分の得意状況を見つけるというのは、そのヒーローを使えるようになるうえで重要なことだろう。

 単純なヒーローの問題ではなく、戦い方の問題だ。
 OWはヒーローを出しただけで勝負が決まるゲームじゃない。そのヒーローで、相性のいい・得意な戦い方をしていくことが重要。

 (※戦い方・戦術相性に関しては以下の記事を参照。)

ーーー

 あるいは、ヒーロー相性だけでなく、地形相性
 総合的に見ればヒーローとマップの相性というものはあるが、だからといって苦手マップで何もできなくなるわけではない。

 例えば高台マップだって、縦の機動力がないなら歩いていけばいい
 戦闘中だけでなく、戦闘前の準備としてそういう意識は必要だ。

私はこういうことをしまくる。
高台へは歩いていけばいい。高台で待ってるやつって大抵シグマに弱い。
いや、極端だけど。ウィンストンで跳んどけ。


 上にも紹介したAwkward氏の例では、ジャンカー第一でリーパーを使うならば、オープンスペースを避け狭い室内ライフパックを活用しながら戦い、苦手を克服し有利に戦っていた。
 苦手マップでも、その中の得意な地形で戦えばいい。味方との兼ね合いもあるが。

もちろんもっといいヒーローと戦い方はあるため、「ジャンカー第一でリーパーは不向き」なわけだが、それでも適切に戦えばある程度のパフォーマンスは出せる。


◇得意な地形って?

 『使用するヒーローを絞って練習したほうがいいのか?』という話だった。慣れてない人の話だ。
 
 OW自体に慣れてないのか、あるいはロールや個別のヒーローに慣れてないかもしれないが、いずれにせよ、よくわかってない状態の話なんだ。

 それに対して、「有利な状況・得意な地形で戦いましょう」なんてアドバイスが、何の意味があるんだと。
 それがわかってないから苦労してるんじゃないのか。

 私がOWを始めたばかりのとき、「刺さってなかったらヒーローを変えましょう」とか書かれてるのを読んだ。
 いや、それがわからねえから聞いてんだろ!と。

 なので、「有利な状況・得意な地形で戦いましょう」というアドバイスをするんなら、具体的にそれを示さなきゃならない。
 いつものSpiloコーチを頼ろう。

 それぞれのヒーローの得意な地形やマップを紹介している動画。
 画像と字幕もあるからわかりやすいけど、それでも英語の動画だしとっつきにくいかもしれない。

 なので一覧にしました。

Spiloコーチの動画を(ほとんど)そのまま表にしただけ。

 これは主に地形やマップという観点からの得意・不得意という話で、ヒーロー自体の強さや相性は考慮にいれられていない場合がほとんどだ。
 また、動画が投稿されたのは2024年3月だが、動画中では「1月時点ではー」と述べているため、シーズン9の調整以前の話だと思う。
 そこらへんには注意。

 この相性表で重要なのは、地形や距離の特性の部分だ。マップじゃない。
 ただ単にそのマップが得意・不得意という話ではなく地形や距離感の得意・不得意があり、その特徴が多いマップが例としていくつか挙げられているだけなんだ。
 
 それぞれのヒーローに得意な地形や距離を把握し、苦手な状況は避けるようにする。
 例えば、リーパーなら近接戦闘が得意で、長距離やオープンスペースの戦いは苦手だ。

 だから、苦手状況を避けて得意状況で戦えばいい

こういうこと伏線回収。


 もちろん、限界はある。マップによっては得意状況・地形なんてほとんどない場合もあるし。
 まあそれは仕方ない。どのヒーローでどのマップでも活躍できるってことはない。最初は苦難もあるよそりゃ。
 
 ともあれ、ヒーローを絞って使うにしても、何も考えずに出し続けて苦手状況で正解じゃない・上達に繋がらないプレイをし続けるのではなく、たとえば地形・マップの有利を見つけてそれを利用するような戦いをすれば成功体験にもなり、またそれは様々な判断材料の目安にもなり、上達への近道になるかもしれない。

 しらんけど。


 んで、得意状況を利用すればいいのでヒーローを絞って練習してもいいけど、それでも一応出せたほうがいいようなヒーロー達もいる。

こいつら。

 操作自体はそれほど難しいわけじゃないので、とりあえず使えるぐらいには触っといて損はないと思う。
 使いたいヒーロー使って練習していけばいいんだけど、実戦で、特にランクマッチをやるんなら、「とりあえず今の状況をなんとかしたい」ということもあるだろう。
 だったらば、上のやつら使うとなんとかなるときもある。ならないときもある
 特に「タンクが頼りねえ」と思うなら、メイ出せばいいよ。


◯まとめ


・そのヒーローを使い続けることだけが上達への道ではない。

・別のヒーローや戦い方を学んだほうが、結果としてそのヒーローの上達に繋がることもある。 
 →上手くなりたきゃインファイトだ!

・ヒーローの個別の熟練において、慣れてないうちから苦手状況で使い続けても、上達のためにはならないかもしれない。
 
→ヒーローの得意な状況・地形を理解することで、有利に戦える勝ちパターンを身につけることができる。かもしれない。


◯後記:知らんよ。

 本文中でも書いたけど、知らん妄想で書いてるだけ。無責任の極み。

 いろんなゲームとかで「上達法!」「こうすれば上手くなる!」とかあって、そりゃ動画とか作るうえではそういうものにはなるんだろうけど、「本当にそうなの?」「根拠は?」「実績は?」とか思っちゃう。

 だから私は、基本的に記事で「こうすれば上手くなる」とかを書かない
 直接指導してるわけじゃないし、上手くなるかは人それぞれ。 
 この記事のタイトルも疑問形だし、はじめに書いたように「色々な観点から考えてみよう」という記事。

 上達とか成長とかって、そんな簡単な話じゃないと思うんだけどね。みんなさぞかし勉強もスポーツも得意だったんでしょう。
 いや、そんな嫌味を言いたいわけじゃないんだけど。

ーーー

 「ヒーローを絞って練習したほうがいいのか」という根本の問いだったけども、そもそも私はヒーローを練習しようと思ったことがほとんどない

 ダメージをほとんどやってないからってのはある。
 トレーサーとかはトレーサーやんなきゃ一生上手くならん。私はトレーサーでエイム練習のワークショップにこもったところ、5分間でブリンクパンチが一回も当たらなかった。終わりだよ。

 「ヒーローを練習する」ってのがトレーサーの話ならぜひ練習してください。お願いします。トレーサーは超重要ヒーローなので、いるといないとではもうゲームが違う。

 そうじゃないんなら、もちろん上位プレイヤーたちは違うだろうけども、多くのプレイヤーに足りないのはそのヒーロー個別の習熟度というよりは、もっと総合的なゲーム理解度の方だと思ってる。
 本文中や過去の記事にも書いたけど、アナの瓶やキリコの鈴が上手くなりたいんだったら、私はタンクをやるべきだと思う。

 みんなタンクやろうね!

2024/03/07 デ・カイパー志熊

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