山下ゴム男が訪れた場所 -我らの海-


20220816
我らの海(Mare Nostrum)とは古代ローマにおける地中海の呼称だ。
僕は我らの海という言葉が大好きだ。
そして僕にとって我らの海は大村湾である。
今回の長崎行きは6/17、妹のメッセージを受信して6分後には決定されていた。

飛行機から見えた我らの海(大村湾)。

長崎空港は大村湾に突き出して建造された海上空港なので、僕はエアポートライナー(連絡船)を利用して育った町に向かう(車で陸路を回るより遥かに早い)。

この町には去年から今年にかけて検査不正問題で揺れた三菱電機の長崎製作所がある(上写真左側)。
スピッツのみなとという曲をご存じだろうか? 僕はUruさんが歌うこの曲のカバーが大好きなのだけれど、この曲に登場する錆びた港は、
「遠くに旅立った君に届けたい言葉集めて縫い合わせてできた歌」 = 「君ともう一度会うために作った歌」を歌う場所なのだ。
歌詞の港のイメージとはまったく合わないのだが、僕はみなとを聴くと必ず故郷の港を思い出す。
その港だ。


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