ノープラン北上紀行(1/5) ~平成最後の思い付き~

令和最初の思い付きで、平成最後の日を小説っぽく振り返ってみました。
小説を読むのがあまり好きではない自分ですが、小説もどきを書こうとして改めて、人を惹きつける文章を書くことが難しいことに気づきました。小説家すごい!

つらつらと書いていますが、要約すると思い付きで旅に出てみたら楽しかっぜイェイ!ていう話です。

趣味友達とか増えるといいな~と思っているので、旅好きな人や小説書くのが好きな人、ながーい文章読んでご感想等あれば、よかったらコメント等いただけると嬉しいです!

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平成31年4月30日、平成最後の日。
平成の時代を振り返るTV番組を見ながら、家でごろごろしていた夕方5時。

人をダメにするために用意されたであろう悪魔の10連休のday3に挑んでいた私は、案の定家でゴロゴロさせられ、廃人と化していた。
画面には、祝日も働くアナウンサーの姿や自分が生まれ過ごした時代の変化の数々が映し出される中、
私は何も生み出さず、この3日何の変化もしていなかった。

「そうだ 旅に、出よう。」
私は、急遽北上することにした。京都には行かない。

最低限必要なものをTHE NORTH FACEの大きなリュックに詰め込み、
重たい雲が立ちこめ、小雨が降る天気の中、入学式を迎える小学生のような足取りで東京駅へと向かう。

どこに行くか、何をするか、思考錯誤する丸の内線での7分間。
一先ず宇都宮に飲みに行くことに。

19:30
路上のJAZZバンドに出迎えられながら、人生初の宇都宮に降り立った。
どうやら、宇都宮は"JAZZの街"と呼ばれているそうだ。

駅前には有名餃子屋が数点立ち並び、雨の中、行列がなされていた。たしかに食欲をそそる香りがあたりに漂っている。

しかし、そんなありきたりな観光をしても何も面白くない。

少し駅から離れ、赤提灯の灯る地元民御用達の居酒屋に一人で飛び込んだ。
雨に濡れ、冷えた体に、冷たいビールを流し込む。旨い。

店主と常連のご夫婦が楽し気に話しかけている。
せっかくここまで来たのた。声をかけてみよう。

普段は人見知りな私であったが、店主や常連さん方は気さくに話してくださり、
まるで親戚の家に来たような温かさに包まれた。

隣に座っていた方は、なんと会社のクライアントで、たまに会社に訪れていたとのこと。
人生どこで誰に会うか本当に分からない。
楽しい出会いだな、とも思ったが、いつどこで誰と繋がるか分からない怖さも同時に感じながら、
私や他の旅行者のこれからの旅話に花を咲かせていた。

そして、結局餃子は食べた。やはりおいしかった。

21:30 これからの旅を応援されながら、私は店を後にした。

飲み足りない。

宇都宮の有名な商店街「オリオン街」をぶらぶらとしながら、google先生におすすめの呑み屋を伺う。
さすが先生、おしゃれなブルワリーを提案してくれた。ビール好きな私には行かないという選択肢はない。

22:00 ブルワリーに到着。

どうやら令和カウントダウンパーティーをするとやらで、かなり賑わっていた。
一見に冷たい地元民専用Barみたいなお店だったらどうしよう。
一瞬入るのに臆してしまったが、恐る恐る入店。

しかし、入ってみると地元民だけでなく、
一人旅してこの店にたどり着いた人や
わざわざビールを飲みに他県から来ているお医者さん、
奥さんに内緒でビールを飲みに来たいかついお兄さん、
東京からビールを注ぎに来た熊みたいな店員さんなどなど、

多種多様な人がいて、楽しいひと時を過ごし、気づけば令和を迎えていた。
おそらく、渋谷はハロウィンのように荒れていたのでしょう。。。

昭和天皇が亡くなられたために年号が変わった昭和→平成とは違い、
平成天皇が生前退位されたために時代が移り変わった平成→令和は、
日本中が明るく時代の移り変わりを祝福できたことに感謝です。

とまあ、数時間ちょっと前までは家で腐ってた私が、楽しい平成最後の日を過ごせた話を少し振り返ってみました。
そして翌日、鬼の二日酔いで令和初日を迎えました。笑

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以上、令和最初の思い付きで、平成最後の日を小説っぽく振り返ってみました。

そしてこれは、ちょっとした黒歴史のひとつにしかと刻み込まれることでしょう。笑


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