見出し画像

コーヒーの2杯どり、3杯どりのコツ

「コーヒーを2杯、3杯とまとめて抽出するために必要なコツ」

今日はドリップ抽出のお話。

今日のお話ごめんなさい。
「ドリッパーはコーノ名人かハリオV60などの湯量をコントロールできるドリッパーに限ります」
湯だめするタイプの
カリタ、メリタの小さい穴のタイプは向きません🙇‍♂️💦


2杯分の、コーヒーを抽出する際に、
豆を2倍、お湯を2倍で抽出される方がほとんどだと思います。

それでも大きな味の差は出ないのですが、
1杯どりでいつも飲まれているコーヒーとは少し違うかもしれないので、
微調整をいたしましょう。

まず、多めのコーヒー(今回は2杯とします)を作ると何が変わるか?

ドリッパー内、
豆が増えると「体積」が増えます。そして、抽出時一度にお湯に当たる「面積」が増えます。

お湯にあたる面積が広いと、同時にコーヒー粉の膨張とコーヒー粉からの炭酸ガスが生じて、
1杯分の粉量より、ドリッパー内がお湯がとどまりやすくなります。

それにより、コーヒー粉とお湯が触れ合う時間が長なくなり、
コーヒーは過抽出(かちゅうしゅつ、コーヒーの成分が多くですぎている状態)になりやすく、
濃い味というより、
強い味になることが多いです。


僕がコーヒー抽出を研究していて、
かなり重要な位置を占めているのは

「お湯とコーヒー粉が接している面積と時間」です。

2杯、3杯とまとめて作ると出したい味を狙うのが大変ですが、
お湯とコーヒー粉が接してる時間をコントロールすることで、1杯どりに近いコーヒーになります。


実際にはどのようにすればよいか?

2杯分のコーヒーをつくるとして、
●豆は2倍量
●お湯も2倍量
●蒸らし時間は1杯分と同じ時間

●そして、お湯を注ぐスピードを早め、通常より半分の時間でお湯を注ぎきります。

一気に注ぐとドリッパーからお湯が溢れそうになりますが、溢れるギリギリまで注ぎます。

それでも、お湯とコーヒー粉が接している1杯分のドリップより抽出タイムが長くなる場合があるので、抽出したら必ず味見をしてください。

だいたいはベストバランスのコーヒーに仕上がっているかと思いますが、味が強く感じる場合には、少しお湯を直接コーヒーに足してあげて濃度を薄めてあげるのも良いです。

他にも、

●挽き目を変えること。

深煎りであれば、
挽き目をほんの少しだけ、普段より粗く挽く。

浅煎りであれば、
コーヒー豆1/3を少し粗めに挽いてドリッパー内にいれ、
残りの2/3を通常の挽き目で挽いてドリッパーに入れます。

狙いはドリッパー内のにお湯を早めに落としてあげること。

粗くすると味も変わりますが、抽出タイムを短くすることで味のバランスを調整していきます。

それと深煎りより浅煎りの方が挽き目で味が変わりやすいので、
浅煎りの方は全体の挽き目はあまりいじらない方が良いと思います。
🍀
いくつか2杯どりの方法はありますが、味にこだわりがある方は、
ほんの少しだけ挽き目を変えてあげるのが1番楽だと思います。


なども、2杯どりのコントロールには欠かせない要素です。

コーヒーは飲むだけでなく、
作る工程も楽しいもの。

是非チャレンジしてみてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?