都内老舗インター受験の備忘録③子供のスクリーニング対策
インター受験の備忘録第3弾ということで、今回は子供のスクリーニング対策について我が家で実施したことをざっと並べていきます。
過去記事はこちらからどうぞ。
バックグラウンド
改めて我が家のバックグラウンドを説明しておきます。
いわゆる純ドメの家庭でして、身内にインターに通っている人もおりませんでした。そしてたまたま私がMBAの社費派遣生になることが社内選抜で確定したところから、色々と動き出したと記憶しております。
そして、出国の3か月前ぐらいからバタバタと動き出し、出国後は1年間現地のキンダーで過ごしていました。そして、最終的にはいくつかのキンダーを受験して、無事合格を複数校いただくことができました。
勿論おうち英語をしているような家庭と比べると、1年間ボストンで過ごすことが出来たのは大きなアドバンテージなのですが、限られた1年で受験に耐えられるレベルに引き上げるために、お金も時間もつぎ込んだのが実態です。
出国2~3か月前
受験カウンセラー、家庭教師、アフタースクールと、実は出国前からいくつか手を打っていました。以下順に説明していきます。
受験カウンセラーその①
どのような経緯だったかは忘れましたが、まずはこのカウンセラーと契約をしました。こちらは主に子供のスクリーニング対策に力を入れており、結構ズバズバと指摘をしてくれるので、私の妻とは波長が合っていたようです。
色々とマテリアルももらったのですが、今考えると、年齢とレベルのミスマッチがあったことと(キンダー対策にしては難しすぎる内容)、そこまで情報に精通しているわけでもなく、ことあるごとにお金を要求するといった点で、私からの評価はあまり高くなかったです笑
あと、子供に対してもネイティブスピーカーのおじさんが毎回Zoomでモックインタビュー的なことをしてくれるのですが、途中から子供も慣れてしまってふざけていたので、練習面でも効果があったかと言うとやや疑問符です。
カウンセラー②については渡米後に契約しています。
家庭教師@Japan
出国間際の短期集中で2か月ほど、某家庭教師会社と契約しました。1時間×週3でそれぞれ別々の3人を派遣してもらい、まずは子供に英語に慣れてもらうことを目的に行っていました。こちらは受験対策というよりは、渡米後のチャイルドケアやキンダーガーテンを見越しての対策でしたが、まずは外国人アレルギーをなくすという意味ではとても有効だったと思います。
うちの子供はとても人見知りだったので、最初は親が隣にいないと固まって動けなかったのですが、最後の方ではケラケラ笑いながら楽しく過ごしていました。
英語のアフタースクール
近所に英語のアフタースクールがあったので、ここも週1回で2~3か月だけ通わせてみましたが、一番効果が無かったです、、、インストラクター的な人はネイティブスピーカー?なのですが、残りはほぼ全員日本人ですし、たまたま保育園が同じクラスのお友達がいたので、2人で日本語で遊び倒して終わりでした涙。
渡米後
渡米後も1年間しか滞在しないことを踏まえて、可能な限り英語に触れる機会を多く設けるようにしていました。
チャイルドケア
まずは渡米後すぐにチャイルドケア(日本でいう保育員)にすぐに入れました。1日1時間ほど、在園中の様子をウェブカメラで見ることができたのですが、最初は一人で隅の方で人形遊びをしていることが多く、とても胸が締まる思いをしていました。
しかし、徐々に慣れてきて、2週間ぐらいでお友達とも楽しく遊ぶようになり、登園することが楽しくなっていったようです。
最終的にはアメリカ特有?のハイテンションな先生方をすっかり気に入って、家にある人形を生徒役として並べて、自分は先生の物真似をしてよく家でも遊んでいました。
サマーキャンプ
チャイルドケアなので夏休みは特になかったのですが、妻の提案によりサマーキャンプに2週間連れていくことにしました。多方面から刺激を与えようということと、日本では同様の経験はできないということから、まあまあ高額だったのですが最後は承諾しました。
これが大当たりで、様々なアクティビティがとにかく毎日めちゃくちゃ楽しかったようです。これによりまた英語に対するアレルギーが取り除かれたと思います。
登校初日から友達ができ、言葉が通じない中でも毎日元気いっぱいに遊んだことが鮮明に記憶にも残っているようでした。
キンダーガーテン
そしてサマーキャンプ後は、現地キンダーガーテン(日本でいう幼稚園)のPre-Kクラスに入りました。やはりチャイルドケアではアクティビティやイベントがとても限定的で、キンダーの方が子供も学びが多いし単純に楽しいだろうという思考回路でした。この観点は間違いではなく、素晴らしい学校生活を送ることができました。登校を嫌がるようなことはほとんどなく、毎日友達に囲まれて遊べるのが本当に楽しいようです(現在進行形)。
そしてここに通い始めてからはメキメキ英語力が伸びていき、外国人のお友達もたくさんできました。そして一瞬で私よりも美しい発音を身に着け、知らない単語を扱うようになりました。ちょうどサイレント期間が終わったことも影響していると思いますが、やはり長い時間を過ごし、英語を使わなければならない環境に放り込めば、おのずと伸びていくのだなと。
受験カウンセラーその②
上述の通り、受験カウンセラーその①に結構フラストレーションがたまっていたので、他も探して、一番まともそうに見えた②とも契約をしました。
①対比では情報を持っていたので、その点は評価しています。一応、Interviewの想定問答やスクリーニングテストの材料は整っていました。
このカウンセラーの問題点としては、インター上がりの大学生?ぐらいの人をエッセイカウンセラーやモックインタビューのインタビュアーとして複数名採用しており、その方たちのレベルがあんまり高くなかったです。というかひどい態度(インタビュー中に頬杖をついてあくびを連発するetc)の時もあり、代表者自身も結構失礼なことを言ったりと、何度も信頼を失う行動が目立ったので、最後はこちらにも頼らないことにしました。
お金だけ払ってスクリーニングの教材をもらい、あとはそれを後述する家庭教師と一緒に練習をしました。
家庭教師@US
日常生活で使用する単語は日本語も英語も困っていなかったのですが、ネイティブスピーカー対比では、「文章をしゃべる」という点でもう少し伸びしろがありました。
「将来何になりたいの?その理由は?」
「お父さんの職業は?」
「平日は何をして過ごしているの?」
といった、もはや日本語でも普通の4歳児ではしっかりと答えられないレベルの質問を英語で答えるようにしなきゃダメという、カウンセラー①のアドバイスを鵜呑みにしていました。結果、そんな難しいことは聞かれなかったのですが、まあ今回においては高いレベルを目指していてよかったと思っています。
話がそれましたが、このような訓練を積むために、週1で家庭教師を雇いました。子供の集中力が1時間持たないので30分にして半額にしたかったのですが、そういった融通の利く人を探すこともできず、泣く泣く契約をしました。ちなみに私が通っていた語学学校の先生や、日本にいた時のカウンセラーなど、あらゆる伝手を探しましたが、難しかったです。
結果的には仲介会社経由で派遣された先生が本当に素晴らしい方で、楽しみながら鍛えていただき、上述の受け答えも英語でできるレベルにまで伸ばすことが出来ました。英語に触れる機会を最大化させるだけでは不十分なので、こういった受験というテンプレートにある程度当てはめたアプローチも必要だと思います。
ちなみに、今ボストンで幼児向けの家庭教師探している人がいれば直接契約でご紹介できます。
DMM英会話
スクリーニングの本番を想定して、DMM英会話で何度かモックインタビューを子供向けに実施しました。
「知らない人と画面越しに喋る」「椅子に座ってじっとする」ということの練習には非常に役立つと思います。
一方、あんまりやりすぎると、本番の時もDMM英会話と勘違いしてしまい、楽しくふざけて終わりそうなので、匙加減は難しいと思います。ここらへんは各ご家庭のご判断かなと。
もし渡米前に戻れるなら
私たちにとっても手探りのことが多すぎて、色々と回り道はしたなという印象です。
もし、再度やり直すとしても、だいたいは同じ道をたどると思いますが、
①カウンセラーにスクリーニングテストの想定問答集だけもらう
②日本では家庭教師のみにする
③アメリカでは今回と同じアクションを取る
という感じかなと思います。
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