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都内老舗インター受験の備忘録②どうやって情報収集したか

前回のnoteで書いた通り、悩んだ末にインターを受験すること自体は決めました。

しかし、そこからなかなか大変でして、とにかく情報が無い。以下、どうやって情報を集めたか書いていきます。ちなみにこの悩みは今も絶賛継続中ですので、入学するまで情報格差には悩み続けるのかなと思っております。

公式ホームページ

言わずもがな、まずはこれです。アニュアルレポートを作っている学校も多いので、それなりのボリュームの情報が手に入ります。
例えば、ASIJですとこんな感じですと→2223_ND_AnnualReport.pdf - Google Drive
ご家庭によって確認ポイントは違うと思いますが
・クラスメイトのポートフォリオ(日本人多いか、国籍の方よりあるかetc)
・人数
・進学実績
・カリキュラム
・年間行事
・校風
・学費

あたりを私はチェックしてました。

ASIJのAnnual report2021-2022より抜粋

SNS

最近はアカウント作っている学校もあります。Facebook、インスタ、Twitter、目についたものは手あたり次第フォローしておきましょう。特にFacebookやインスタで写真とか見ると、雰囲気わかったりもします。
だいたいどこもホームページの下の方にSNSのリンク一まとめになってます。

NisimachiのHPより

学校説明会

私の時はCovid-19の影響で完全バーチャルだったのですが、これも必ず1回は参加しましょう。Admission teamが丁寧に学校の特徴を教えてくれますし、施設も見せてくれるケースもあります。
最も大事なのがQ&Aのセッションで、疑問を直接ここでぶつけられます。そして、Q&Aセッションで見聞きしたことは、後々エッセイやインタビューのネタにもなるので、大切に記録しておくことをお勧めします。

卒業生(在校生)とその保護者

当然ですが、この人たちが一番情報を持っています。基本的には一つの学校の情報しか持っていないのですが、まだまだ日本のインター界隈のコミュニティは狭いので、噂話とかはちょこちょこ入ってくるみたいです。
公表情報からはわからない点で、
・在校生・卒業生から見たポジティブな点
・在校生・卒業生から見たネガティブな点
・普段の学校生活
・学校の雰囲気(例:荒れてるかどうか)
・卒業後の進路(特に、大学進学以降のキャリアパス)
・卒業後のコミュニティ
・親に求められるサポート(例:宿題のサポート、日本語のサポート)

等々を聞いて回りました。
また、本当はぼんやりと「教育方針」と「志望動機」を考えたうえで、これらの面談に臨んだほうが良いです。そうすることで、自分の考えるWhy this school?の答え合わせができ、エッセイやインタビューに盛り込む具体的なエピソードの収集ができます。

Admission Office

英語力に自信があり、ある程度志望動機等に理論武装ができているのであれば、Admission Officeに直接コンタクトをして、個別のセッションを設けることもお勧めします。
ファクトベースのきちんとした情報が得られますし、うまく受け答えしておけば選考上有利に働くと私は思っています(アドミが公に、選考上有利であることを認めたわけではないので悪しからず)。ここで集めた情報も、エッセイとインタビューに盛り込む具体的なエピソードになります。
注意点としては2つで、一つ目は「良いことしか言わない」ということです。ネガティブな点は他のソースで補完する必要があります。二つ目はあくまで入学審査官のチームなので、深堀はそこまでできません。まあでもエッセイとインタビューのことを考えると十分な情報だとは思います。

カウンセラー

これはもうカウンセラー次第と言うしかないですが、私が契約していたカウンセラー2名はそこまで情報に精通している感じはありませんでした。もちろん、彼らは「合格させるためのプロ」なので、「学校生活に精通したプロ」ではないのでやむなしですが、在校生とか保護者にインタビューした内容と少し乖離があったのも事実です。
当たり前ですが、結局は彼らのように2次情報にしか触れていない人と、実際に通っている(通っていた)1次情報に触れている人には大きな差があるので、その点をしっかり踏まえたうえで、この手の人たちとは付き合う必要がありますね。

その他ネットに溢れる情報

実際に通ったことが無い人が公表情報のみで書いているケースが多いため、正直深い内容はわかりません。いくら一生懸命ネットサーフィンしても出てこなかったというのが正直な印象です。また、英語でも調べてみましたが、こちらも大した情報が出てきませんでした。
一通りざっと調べてみて、それ以上はあんまりここに時間割かない方がいいと思います。

まとめ

何はともあれ、とにかく卒業生(在校生)とその保護者にアプローチして一次情報を集めることを強くお勧めします。そしてそのためには、人生のあらゆるコネを使って頑張って繋がりましょう。
そしてその際に、「教育方針」「志望動機」は少しでもイメージを持って面談に臨んだほうがいいと思います。この前提が各家庭によって大きく異なるので、アドバイスの中身も千差万別です。中学受験のように単純に偏差値ランキングがあって、できるだけ高い偏差値の学校を目指す、という単純なゲームではありませんので。
ということで、偉そうにいろいろと書きましたが、私自身も引き続き情報収集には大いに悩んでいるので、また何かアップデートがあればシェアしていきたいと思います。


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