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エレアコ【DCT GR-641 CE】脱エントリーモデル?

こんにちは、ギタリストのYamatoです。
割と早いスパンで記事の更新ができてうれしい反面、アイテム紹介をするという事は身銭を削ると同等の意味を持ち合わせているので、少しでも仕事につなげていきたい所存です…

今回は結構前から「ハイエンド機じゃなくても作りが荒くなく音が好みで値段もそこそこのエレアコ欲しい~」とワガママ妄言を実現するスペックのギター買ってしまったので、ちょっと良いエレアコを探している人の参考になれば幸いです。

※前回のアイテム紹介記事はこちら

・DCT GR-641 CE

DCTと言うメーカーであまり見聞きしなかったメーカーですが(私の調査不足?)、ハイエンド機種的なのは無くメーカー公表定価で高くても10万円と端数(税込)という事で、各家庭の財務省に優しそうなメーカーです。

ちなみに私はクロサワ楽器の店頭で試奏~購入に至ったので、最安値サイトでの購入よりは少しばかり値が張りますが、保証やら試奏の観点でアコースティック物は高くても店頭で購入することを強くお勧めします(自身で指板修正やセットネックの脱着が出来る方は除外)。

ちなみにスペックはこちらです。

Price ¥92,400(税込)(¥84,000(本体価格))
Body Type GA
Scale 650mm
Top KOA(TaiwaneseKOA)
Side KOA(TaiwaneseKOA)
Back KOA(TaiwaneseKOA)
Rosette Abalon
Binding Top Maple
Binding Back Maple
Neck Mahogany
Nut Width 43mm
Fingerboard Rosewood
Machinehead DJ 335C-P4B
Strings Daddario/EXP-16
Pre-Amp Fishman Presys +
Color Natural Gloss
Case Gig Bag

公式HPより引用

ここで公式や通販サイトで書いていない情報ですが、ネック裏は塗装無しorサテン塗装のどちらかで、手触りサラサラタイプです。

・なぜこのアイテムを買ったのか?

冒頭に書いた通り「すごくいい物じゃなくとも(失礼)自分が満足できるもので業務仕様に耐えうる物」が欲しくてこちらを選びました。

絞り込み内容としては
・エレアコ
・シングルカッタウェイ
・10万円以内
エレガットの時とほぼ変わらないですが、これを基準でいろいろと探したり、何本か試奏した結果です。

※以前購入したエレガットの記事はこちら

今回買ったギター以外に実際試したのは

・DCT VR-641 CE

GRとの違いはボディ厚しかなく他のスペックは全く一緒だという事で、実際GRとVRだとGRの方が低音/音量感が好きだったのでGRに軍配が上がりました。
Amazonだと値段差が見られますが、実際の楽器屋だとGRもVRもほとんど同じ値段で販売されているので、材料費的な観点でいうとGRの方がお得感を感じてしまう貧乏性ギタリストです…

・YAMAHA AC3R

こちらはDCTを試す前は有力購入候補でしたが、DCTに軍配が上がりました。

正直なところ店頭価格5万~10万円だとメーカーごとでの性能差は感じられず、「DCTとYAMAHAどちらが作りが良いか?」と聞かれると【≒】としか言えません…w

メーカーの知名度でいうと圧倒的にYAMAHA大先生の圧勝だと思いますが性能差を感じれなかった私は、販売価格と言う財務省直系の思考で選びました。

ちなみにYAMAHAを試そうと思ったのは『ボディ材の違いによる音の違い』を体感したくて、ボディ材以外同じスペックの物があるという事で、エレアコ購入を考え出した初期あたりに試奏しました。

・YAMAHA AC3M

と言う事でこちらボディ材違いのAC3Mですが、AC3Rの型式の通り【AC(ボディ形状)3(グレード)〇(ボディ材)】との表記なのでMがマホガニー、Rがローズウッドの仕様です。
※ボディ形状は他にも「A」と言うモデルもあり、そちらは未試奏です。

このAC3MとAC3Rの比較で、「私はローズウッドサイドバックが好きなんだな」と確認が取れたので、ボディ材選びでお悩みの方は同じ比較試奏してみるといいかもしれません。

ついでにグレードをワンランク下げたシリーズも試奏してます。

・YAMAHA AC1R

AC1シリーズはすでにボディ材が決まっていたのでAC1Rだけ試奏しました。

3シリーズが10万円弱に対して1シリーズが6万弱ですが、「高い方が良い物」と言う考え方/感じ方は結構無駄で(YAMAHA大先生すいません)、「どっちの方が好きな音か」と「値段に対しての差はどうか」と言う点で判断するといいかと思います。

私の場合【1シリーズでも全然ええやんけ!】となりましたが、レッスン等で持ち出しもそれなりに行うので、その際に付属のケースを使うと想定しDCTと比べると、ほんの少し防御力や収納力が弱そうだったのでお見送りさせていただきました…

・K.YAIRI LO-95

はい、普通に予算オーバーですがハイエンドと認知されるようなモデルも試奏だけはしっかりとしてきましたw
※ちなみに個人的にこのモデル/値段だとハイエンドメーカーのエントリークラスだと思ってます。

こちらはドノーマルなアコギで、更にカッタウェイ無しですが「国産ハイエンドメーカーの実力はいかがかしら?」という興味本位でしたが、これまためちゃくちゃ怒られそうですが、購入したDCT(7万弱)と比べて13万強とほぼ倍くらいの値段差の衝撃はありませんでした(個人的にですよ?w)。

しかし、ボディ形状や造りの違いでDCT GRと比較した場合、高音域/立ち上がり感がやや控えめですが、ボディ鳴りを強く感じる事が出来たので、音量感や演奏時自分の出音のモニタリングは快適そのものでした。

しかし、今回の予算とボディ形状から残念ながら見送りと言う形になりました。

あと個人的にですが、K.YAIRIの音って『聞き馴染みのあるアコギの音』って印象が有って好きですし『個性的ではなく優等生的な音で弾き語りとかデュオくらいの編成だと、ちょうどいい音量感/音圧感になるなぁ~』と感じました。

と使い手によってはDCTよりK.YAIRInの方が圧倒的にお勧めできますが、私の場合予算/ボディ形状に加えて『基本的にレコーディング時にアンサンブルの中で使用する』との考えもあり、そうなってくると全帯域がバランス良く出るギターより、多少周波帯特性が加工されているような出方(表記の仕方が圧倒的に悪い)の方が、『録音した後の手間がほんのり省ける(その人が求めている音なら)』と思い、私はDCTで今の使い道にもまるで問題ないと思いました。

・買ってよかった点。

YAMAHA AC1Rの項目で少し書きましたが、付属の純正ケース(ナイロンのペラペラよりはるかに丈夫~セミハード風ギグバッグよりは心もとない硬度)が秀逸で、立てた状態で持ち運べるような取っ手が前面/後面両サイドについていたのはうれしい誤算です。

アレの有り無しで電車の乗り換えやリハスタ等でロビーからスタジオ内に移動する時が絶妙に楽に感じれます。
※いちいち背負いなおすのもめんどくさく、横にした状態だとヘッド部分をぶつけやすいので。

・買ってからうーん?と思った点。

無いです(マジで)。
※K.YAIRIの項目で書いたような使い所/好みなどに違いがある方は含まないものとする。

・で、結局買って良かった?

これは普通に「ギター始めたいと思っているんですがどんなギター買ったらいいですか?」と聞いて来た方に対して、「多少高く感じると思う(実際7万弱は一般家庭においては大金)けど、値段に対しての最終仕上げ等のコスパはいいし、定価がそれなりの金額という事は万が一挫折した後でもメルカリ送りにすれば、購入金額-販売価格の金額でギターに挑戦した経験が得られるなら実質無料みたいなモン」とお勧めします。

あとDCT GRを買ったことにより、次に買いたいアコギの方向性も絞られたので、購入金額以上に経験/知識/仕事道具が手に入ったので満足しか無いです。

(すでに次買うのは既出のYAIRIかそれと同等と感じるような、優等生タイプのドレットノート系統が欲しいなどと妄想しておりますw)

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私に購入されてしまったからには(?)、ギター君も身を粉にして働いていただきたいと思いますので、こんな見た目ではございますがアコギのレッスンも受け付けております!

ちなみにアコギレッスンは概ね弾き語りやシンプルな伴奏が出来る事を目標にした、いわゆる初心者の方向けな内容が強いです(メタルっぽい要素もたまに出ますが…)。
※超絶ソロギターはお門違いなので、それ系のプレイ/レッスンが出来そうな先生も紹介できるかと思います…w

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