声をかけた方がいいかな？
手伝った方がいいかな？

人と接する場所で
困っていたり大変そうだったり
危なそうだったりする人を見ると
そうやって迷う時があります。

断られたらどうしよう。
怒られたらどうしよう。
無視されたらどうしよう。

一瞬のうちに不安がかけめぐります。
迷惑かも知れないという思いも浮かび、足が前に出ないのです。

その時
大勢の中の誰かが颯爽と現れ
声をかけ手を差し出したとしたら…

気づかないけれど、ここに楽しい一日を送れるかどうかの分かれ道があるんです。

一つ目の道は
その相手にきっと感謝されて
照れくさいような嬉しいような
軽く明るい気持ちになるのです。
そしてこの時の小さな自信が寛容さを生み
その後に起きる色々な出来事全てに
優しい態度で臨めるのです。

二つ目の道は
今手伝おうと思ってたのに
皆んなに見られて恥ずかしい
褒められたいだけでしょ
など色々な言い訳が浮かび
嫉妬めいて蔑むような
暗く重い気持ちになるのです。
そしてこの時の小さな嫉妬がイライラを生み
その後に起きる色々な出来事全てに
反発してしまうのです。

この二つの違いは何でしょうか。

その日一日の感情が決まってしまうほどの重要な何かがあります。

そうです。
思いを行動に起こすか、起こさないかです。

現代は人との繋がりが希薄で、自分中心の考え方の為に他人には無関心を貫く人が多いように思います。　
自分を大事にする事はとても良い事だと思います。豊かな人生にしたいですものね。
けれど人と関わらず生きる事など不可能ですね。
先に上げた例のように、少なからず影響は受けるのです。
この場合の見て見ぬふりや無関心は、果たして自分を大事に出来ていると、本当に言えるでしょうか。

自分を大事にするとは、思いを否定せず、行動に移すという事でもあると思います。
どちらが自分を疲れさせないで、自分に優しくて、自分を大事にしている生き方なのでしょう。

人は何処かで必ず誰かと、何かと繋がっています。
もしも街なかで、優しい思いを行動に移す人を見たならば、それはあなたの未来の姿です。あなたもそうなれると、教えてくれているのです。

愛の行いとはそうやって、優しい思いを人に渡し、受け取り、次へと送るバトンリレーの事を言うのです。
リレーは選ばれる訳でも特別な人がする訳でもなく、誰もが、今居る隣の人へ直ぐにでもバトンを渡す事が出来るものです。

あなたの笑顔で
あなたの言葉で
あなたの行動で。

スタートはあなた自身が切りましょう。
そして周りを優しい思いで繋げて行きましょう。
自分だけでなく
皆んなで楽しい一日が過ごせるように。
皆んなで幸せな一日が過ごせるように。

豊かな人生は他の誰でもなく、自分で動くから手に入るものではないでしょうか。

あなたの優しい愛のバトンが届く事を、この瞬間も待っている人がいます。

さあ、手を伸ばして、足を踏み込んで、愛の行いのリレーに、あなたも参加しましょう。


※これはしぃさんの1月広報コンテストで入選した作品です。今回のテーマは「愛の行い」です。

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★一日一愛運動
一日に一度は愛の行いをしましょう。みんなといっしょにあなたの優しい愛を形に表して社会を明るくしましょう。

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