人の倍努力しても成果は半分なら実力は4分の1ということか


覚えている方もいらっしゃるでしょう。

ドラえもんの中で、のび太のママがのび太に諭すセリフなんですが、
「あなたは人の倍頑張っても、やっと半人前なんだから」という趣旨の発言をします。諦観し切ったママの表情が忘れられません。のび太の浮かべた、絶望と困惑が入り混じった迷惑そうな驚きの表情も忘れられません。

模写してみたけど、描けませんでした。

人の倍がんばって、やっと人の半分。ということは、4倍がんばって、やっと人並みということか。4倍がんばるって、どうすればいいのか。人の倍がんばれ、と言われても見当がつかないのに。

単純に人よりも余計に時間をかける、という程度の努力なら、ぼくもしたことがあります。中学生時代にやった受験勉強などは、そこそこ人の倍くらいの時間はガリ勉していた、ような気がします。それでも学年首位どころか、クラスで1番になったこともありません。高校入試本番の得点を聞いたら、平均点よりちょっと下、くらいだったらしい。ガッカリするなあ。

高校時代は英語が好きだったので、他の科目を犠牲にして(←受験戦略的にはバカ)英語の勉強に力を入れていました。それでも、学年で一番英語ができた、というワケではなかった。

大学生になって、ギターの練習には熱を入れました。
いつまでたっても下手くそでした。

学校の勉強もギターの練習も、常に自己流だったので合理的な学びができなかった、ということもありましょう。ですが本質的に、「人の倍がんばっても、やっと人の半分」しか成し遂げられない人間なんだと思います。

藤子・F・不二雄先生じゃないけど、「のび太は、ぼく」なんです、と実感しちゃいます。