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薄型ゲーミングノートの決定打 RAZER Blade Stealth 13 2020 (前編)

ゲーミングデバイスやアクセサリーでおなじみのRAZERが4月21日、薄型ゲーミングラップトップシリーズである RAZER Blade Stealthの新モデル、RAZER Blade Stealth 13 2020年モデルを発表した。

ゲーミングラップトップとは

近年世界的にコンピューターゲームが空前の盛り上がりを見せており、eスポーツとして試合や大会も行われている。これらは興行収入も年々増加しておりそれに伴ってゲーム市場やコンピュータ機器、周辺機器市場も拡大を続けている。eスポーツやプロゲーミングには圧倒的な反応速度や処理速度、デバイスの利便性などで高い性能が求められるため、これら専用に作られたデバイスはまさにその時代のコンピュータの最先端をいくデバイスと言っても過言ではない。最近ではこのようなゲーミングPCを画像処理や動画編集、3DCGやCADの作成など業務用途に使用する例もあるほどである。その中でもラップトップ、いわゆるノートパソコンは持ち運びを考慮された形態のPCではあるが、従来の性能重視のゲーミングラップトップは筐体が大型で重量が大きいため、可搬性はほぼ不可能と思われていた。しかしRAZER BladeシリーズやGIGABYTE AEROシリーズなど薄型ゲーミングラップトップの登場で少しずつ状況が変わりつつあった。そこで今回発表されたのがRAZER Blade Stealth 13である。

ディスプレイ

今回のRAZER Blade Stealth 13は13インチのラップトップパソコンである。このクラスのミッドハイクラスの機種ではMacBook Pro 13インチやASUSのZenBookシリーズ、DELLのXPS 13、HP Spectre x360などが挙げられるが、ゲーミングラップトップは大概の機種が15インチ以上のモデルがほとんどであったため、ライバルより一歩リードしている特徴の一つである。また、解像度は1920×1080ピクセルのフルHDモデルと3840×2160ピクセルの4Kモデルと2種類をラインナップしている。両者ともsRGBカラースペースを100%カバーし画像処理などを行なうクリエイターの期待にも応えたディスプレイとなっている。もちろん120Hz駆動の高速ディスプレイのためゲームなどで応答性が求められる現場でも対応できるモデルである。

性能

内蔵CPUにIntel 第10世代Core i7-1065G7、ターボブーストで3.9GHzの高クロックを実現したCPUを採用し高速性能を強化している。また内蔵グラフィックボードにはNVIDIA GeForce GTX 1650 4GB GDDR5を内蔵し薄型ラップトップとは思えないようなグラフィック性能を実現している。上位機種であるRTX 2070やAMD社のRadeon Pro 5500Mと比較すると性能差は感じられるが13インチモデルの中では十二分の性能と言えるだろう。メモリはRAM 16GBでストレージは512GBのM.2 SSDが内蔵されている。


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