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薄型ゲーミングノートの決定打 RAZER Blade Stealth 13 2020 (後編)

キーボード

内蔵キーボードはRAZERのゲーミングキーボードブランドであるRAZER Chromaの名を冠したものが内蔵されており、1680万色のシングルゾーンライティングを行なうことが可能である。ゲーミングキーボードならではのライティングエフェクトで上質なゲーミング環境を演出できる。もちろん反応性に優れたタッチパッドも内蔵されているため、ゲームの際にも瞬時のアクション操作が行えるようになっている。

本体とインターフェース

本体サイズは高さ15.3mm、幅304.6mm、奥行210mmと非常に薄型でコンパクトである。同じゲーミングラップトップのGIGABYTE AERO 17 HDRの本体高さが21.4mmであるためそれと比較してもかなりの薄型化が実現できている。インターフェースはUSB 3.1 Type-Aが2ポート、Thunderbolt 3 USB-Cが1ポート、USB 3.1 Gen2 Type-Cが1ポート、3.5mmイヤホンマイク端子が1ポートの計5ポートが配置されている。そのうちUSB-C2ポートに関しては両者とも電源ポートとの兼用となっており、USB-PD充電に対応していることが特徴の一つである。付属品に100WのACアダプタが設定されているが、最近発売されているGaN(窒化ガリウム)搭載の小型ACアダプタにも対応できるためよりコンパクトに持ち運びたいユーザーにも対応できる。また、Thunderbolt 3ポートではRAZER Core XなどのeGPUとも接続が可能であり、より高パフォーマンスを引き出したいユーザーの期待に応えた形となっている。

価格

価格はフルHDモデルが20万9800円(税別)で4Kモデルが23万5800円(税別)となる。ハイエンドノートPCの中においてのコストパフォーマンスは高い方なのではないかと考えられる。

考察

このモデルの最大の特徴は何と言っても本体のコンパクトさと性能である。前述の通り従来のゲーミングラップトップはラップトップと言いながらも持ち運びはかなり困難なサイズであったため今回の薄型にまとめてきたこのモデルはとても期待できる一台となった。もちろん究極の性能を求めたり大型ディスプレイが必要なのであれば上位モデルであるRAZER Blade 15やBlade Pro 17などの選択肢も考えられるが、可搬性と性能のバランスを考えた上でモデルを選ぶ必要があるだろう。一点気になったのはメモリである。メモリはRAM16GB固定となっているが、他のライバル機種が32GBなどを搭載しているなかで16GBメモリは少し不足に感じる部分もあるかもしれない。特に生配信や動画編集などのメモリを消費する処理を行なう上では少し不安が残る。生配信などはWindowsにおいては問題にならないレベルという報告も出ているため、購入を検討する際には十分注意する必要があるだろう。

参考文献

RAZER 公式サイト RAZER Blade Stealth 13
https://www2.razer.com/jp-jp/gaming-systems/razer-blade-stealth

4gamer.net『Razer,13.3型ゲーマー向けノートPC「Blade Stealth 13」の2020年モデルを発表。フルHD/120Hz表示液晶モデルを用意』
https://www.4gamer.net/games/023/G002318/20200422033/

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